恋のクレジット

劇場公開日:

解説

監督は「プレイボーイ」のマイケル・ゴードン、脚本はラリー・マークスとマイケル・モリス、撮影はクリフォード・スタイン、音楽はジョセフ・ガーシェンソンが担当している。出演者は、「ガン・ファイター」のカーク・ダグラス、「南太平洋」のミッチー・ゲイナー、「ミンクの手ざわり」のギグ・ヤング、「裏窓」のセルマ・リッター、「影なき狙撃者」のレスリー・パリッシュ、「プレイボーイ」のウィリアム・ベンディックスなど。製作はロバート・アーサー。

1963年製作/アメリカ
原題または英題:For Love or Money
配給:ユニヴァーサル
劇場公開日:1963年7月27日

ストーリー

弁護士ディーク・ジェントリー(カーク・ダグラス)は、富豪の未亡人クローイ・ブラッシャー(セルマ・リッター)から10万ドルの謝礼金で、夫人の3人の娘ケイト(ミッチー・ゲイナー)ボニー(ジュリー・ニューマー)ジャン(レスリー・バリッシュ)を、彼女が決めた3人の花婿候補とうまく結婚させるよう依頼された。プレイボーイで独身主義のディークにとって、ロマンチックなムードを盛り上げることなどなんでもない。所得税調査委員ハーヴェイ(リチャード・サージャント)をふとっちょのお転婆娘ボニーと刑余者救済事業のベテラン、サム(ウィリアム・ウィンダム)をビート娘ジャンと、それぞれキッスの段階まで待っていた。ところが、誘導質問研究所の主任で分析癖のあるケイトを、育児食会社社長で社交家のサニー・スミス(ギグ・ヤング)に会わせる段になると、ディークが苦心して恋のムードのお膳立てをするたびに、サニーはほかの女友だちの方へ脱線し、ディークはものすごく色っぽくなったケイトと2人きりで置き去りにされてしまう。こんなことが重なるうち、ケイトはディークに夢中になってしまい、サニーがやっとケイトに会って、これぞわが花嫁と思った時はもう遅い。だがケイトはディークが母親に10万ドルで雇われているのを知って絶望し、サニーに誘われるまま船旅に出ようとする。ここに至ってディークも自分の恋を自覚し、彼女に求婚した。そして10万ドルの謝礼金は断ることを宣言した。この成り行きをみて、母のクローイはほくそ笑んでいた。彼女は初めからディークを婿にするつもりだが、一悶着あった後でなければこの2人はうまくゆかぬと思っていたのだった。

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