恋におちてのレビュー・感想・評価
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ロマンチックの局地
恋が始まるときの男のにやけた感じ、得意そうな感じ、自分はイケてるという感じ、ああ、どこかで確かに見覚えがある。
そしてそんな男に、女が全てを投げ出してして飛び込んでいくところもリアルである。
恋が生まれて成就するまでのおとぎ話のようなお話。
大人の純愛‼️
不倫の映画といえばデヴィッド・リーン監督の「逢びき」やウォン・カーウァイ監督の「花様年華」という名作がありますが、今作もかなりの秀作だと思います‼️若きデ・ニーロとメリル・ストリープ、その優しさと微笑ましさあふれる佇まい‼️ホント理想のカップルですよね‼️不倫はイケナイ事だとは思うけど、結ばれてほしい、幸せになってほしいと思わせてくれます‼️今作は露骨なラブシーンや、ドロドロとした修羅場シーンも一切なく、あくまで主演2人の確かな演技力で静かに燃え上がるような恋を魅せてくれます‼️ニューヨークの書店での出逢いから、通勤列車での再会を経て、互いに惹かれ合っていく2人の自然体の姿がホント素敵なんです‼️親友のハーヴェイ・カイテルの部屋で2人きりになるも結ばれる事はなく、デ・ニーロが奥さんから喰らう痛そうなビンタ、メリル・ストリープの夫が「もう電話をかけてくるな」とデニーロに言い放つシーンなんかも印象に残ってます‼️そしてラスト、かつての2人にとって大事なデートの場所だった列車の中。乗客をかき分け近づいてくるデ・ニーロと、それに気づいたメリル・ストリープの表情‼️全てを悟った2人は熱い抱擁を交わす‼️お幸せに‼️
【伴侶と子供ある男女が、クリスマスの書店での出会いから偶然の重なりにより通勤列車で恋に芽生える姿を描いた作品。一線を越えない大人の恋の関係を名優ロバート・デ・ニーロとメリル・ストリープが演じた作品。】
ー ニューヨークを舞台に、名優ふたりのナチュラルな演技が光る大人の恋愛映画。
不倫を描きながらも、ドロドロさを微塵も感じさせないロマンティックな出来栄えの作品。ー
■クリスマスイブのマンハッタン。
建築技師のフランク(ロバート・デ・ニーロ)とグラフィックデザイナーのモリー(メリル・ストリープ)は、お互いのパートナーに贈る本を買いに行ったリゾーリ書店で出会った。(で、買い過ぎて本を間違える・・)
後日、ふたりは通勤電車の中で偶然再会。
相手との相性、弾む会話により、心に残るものを感じたふたりは、デートを重ねるようになる。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・不倫映画と言えば、ドロドロの関係性が描かれることが多いと思うが、今作ではそうはならない。
ー 同じ通勤列車で再開する二人。フランクの申し出に、少し躊躇しながらOKを出すモリー。そして、彼と会う時の衣装を何度も吟味する姿。-
■今作の設定上では、フランクもモリーも理解ある配偶者と子供を持った幸せな生活を送っている。だが、フランクとモリーとの配偶者は、二人の関係に気付く。(夫婦であれば自然なことであろう。)
ー フランクの親友エド(ハーヴェイ・カイテル:出演しているだけで嬉しい。)が自身の離婚をフランクに告げ、自分の部屋を”その時には使ってくれ。”と言うシーン。
だが、フランクは、モリーをその部屋に誘うも、モリーはベッドの上で拒絶する。
そして、フランクもそれ以上は求めようとしない。
<今作が、不倫をテーマとして扱いながら、猥雑感がないのは、二人がギリギリ貞操感を保ちつつ相手を畏敬し、愛する姿勢を崩さない所であろう。
そんな二人を普通のオジサンに見えるロバート・デ・ニーロとメリル・ストリープが、ごく自然に演じる姿が心に残る作品である。
きっと、フランクとモリーは熱病が覚めたが如く、仲の良い友人になる事を願った映画でもある。>
美男美女
ロバートデニーロがかっこよすぎて...眉間に皺寄せた真剣な顔もクシャクシャに笑った顔も、やばい素敵すぎる。メリル・ストリープもまあ美しいこと...。不倫はダメってわかっちゃいるけど止められない、会いたくて仕方ない、揺れ動く気持ちを2人が見事に演じていて○。
懐かしい・・・運命のふたり
「運命の赤い糸で結ばれた2人」と日本では古くからの言い伝えにあります。
「ツインレイ=運命の人」
つまり「自分の魂の片割れ」が必ずいて、その人に巡り会う旅が人生なのだと。
モリー(メリル・・ストリープ)とフランク(ロバート・デニーロ)は、
クリスマス・イヴの夕方、リゾーリ書店で荷物を落として、
ふたりは本を取り違えてしまいます。
そして3ヶ月後。
通勤列車の中でフランクはモリーを偶然見かける。
挨拶を交わす2人。
2人の心にお互いが深く刻まれる。
互いに幸福な家庭を持つふたり。
しかし引きつけ合う引力は強くて、片時も相手を思わずにはいられない。
不倫というより節度ある《純愛》です。
電話をしあい、時間を作ってデートをするふたり。
いつか、フランクは妻に、モリーは夫に気付かれてしまいます。
そしてフランクは昇進の誘いを受けてヒューストンに移転することに。
必死の電話をかけるフランク。
「一目、逢いたい!」
しかし運命は2人に試練を与えて・・・
切なかったです、心が引き裂かれるようでした。
「運命の2人」が一周遅れで出会ったようで・・・。
この映画の公開が1984年。
日本ではドラマ「金曜日の妻たちⅢ恋におちて」がブームになり、
小林明子の歌うテーマ曲「恋におちて Fall in love 」が大ヒットしました。
(蛇足ながら、「恋におちて Fall in love 」の弾き語りを真似してた記憶があります、笑)
感情移入できない
約30年ぶり2度目の鑑賞
以前見たのだがほとんど記憶が残っていない
今回、しっかり見たが、たぶんすぐ忘れるだろう
この手の不倫映画って、なぜその二人が惹かれあったのか
伝わってこないと全然面白くない
今作では主役の二人は二人で会っても結局何もしてないし
もう会ってないのだが
デ・ニーロの奥さんがなんであんなに怒ってるのか理解できない
「マディソン郡の橋」との比較
kazzさんに感想を聞かれたのであるが、観た記憶はあるのだがどうしても思い出せない。この年になるとレビューを書かないと忘れてしまいますね。そこで早速レンタルして再見した。
恋愛ものの映画の中では、不倫は純愛に次いで多いテーマであるので、どこかで見たようなシーンが多く、特に目新しさはなかった。
いちばん似てるのは「マディソン郡の橋」と思う。ただ、こちらは結局は肉体関係はなかったので、「マディソン郡の橋」のプラトニック版かな。
しかもこちらは最終的に不倫が成就するエンディングという極めて異例のパターンかもしれない。男のほうは妻と別居しており、女の方は、はっきりと言わなかったが夫とは既に冷め切っているか、別れているような印象を受けた(彼は元気かと聞かれたときの口を濁したような返事で)。そうなると、不倫というより、正々堂々と恋愛しても良い状態とも言えなくもない。
ただ、やはり女の方がはっきりとフリーの身であると言わなかった事は、まだ恋愛には後ろめたさがある状態であったことも考えられる。個人的には、女の方が「あの後、主人と別れたの」と言ったほうが、明らかなハッピーエンドになったので、よかったのではないかと思う。
<印象に残ったセリフ>
ー妻に浮気を感づかれてー
主人公:もう会っていない、何もしていない、何もなくすべて終わった、何もなかった
妻:そのほうがもっと悪いわ
「No,it’s worse ,isn’t it?」
(私:どう解釈して良いのかわからない)
言葉の意味がわかる大人向け
頭から離れない
朝起きてから
夜眠りにつくまで
一緒になることはなくても愛し合う運命
似たような事を経験したし、言われた事もある。今ならわかる。
ただ、それが唯一かと言うとそうではないんだよね。
クリスマスに馬鹿みたいに買い物する時代が懐かしい。
落ちてしまいますね
恋に落ちてしまうのは仕方のない事ですよね。プラトニックラブだから余計に引きずりそう。夫婦関係に飽きてしまった方は本作を鑑賞すると、ロマンチックな気持ちになります。デニーロもメリルも素敵です。これは仕方がない。
まあまあだった
ストーリーにフックやひねりが全然ないまま進んでいくので最初すごく退屈だった。お互いどこに惹かれていたのかも分からない。そんな説明できなくても外見が好みであったり、偶然が重なって運命を感じただけで惹かれてしまうものなのかもしれない。最後までやらないところはよかった。やってもよかったのだけど、やらないところに余韻がある気がする。デニーロの奥さんが怒ったのはそこかもしれない。
駅と電車と洋書店
公開当時の時代背景、折しもテレビでは金妻ブーム、小林明子の「恋に落ちて」が大ヒットしていた。映画を観た女性たちだろうかクリスマスイブの銀座の洋書店の来客数が増えたとか。
昔から電車と恋は良く似合う、本作も駅や電車が恋を盛り上げる。イルカの「なごり雪」やJR東海の「シンデレラエキスプレスCM」、竹内まりあの「駅」・・、もっと昔の竹脇無我と栗原小巻のTVドラマ(二人の世界)にときめいていたサラリーマン、OLも多かったろう。
運命のいたずら、禁断の恋、もどかしさが切ない恋を盛り上げる。
俳優が凄いのはもちろんだが脚本も撮影も秀逸、今でも心に残る名シーン、セリフの数々は一晩でも語れそうだ。
ときめきをときめきとして結晶のように純化できる強いこころの持ち主には、誰もがなれるわけではありません
デビット・リーン監督の名作「逢びき」のリメイクともいえる映画です
鉄道で出会うお互いに家族のある男女の物語です
終盤の踏切を猛スピードで通過する列車は、逢びきでの急行列車の通過のオマージュなのは間違いないでしょう
デ・ニーロ41歳
メリル・ストリープ35歳
二人とも中年の所帯持ちの雰囲気を見事に身に纏っています
特にメリル・ストリープは、まだ若く美しいながらも体のラインは崩れかけており服でそのラインを隠しています
容貌も20代の張りのあるものではなく最後のバランスを保っている、その微妙なところを上手く表現しています
本当に素晴らしい女優であると感嘆するばかりです
イーストウッド監督が「マディソン郡の橋」を撮るに当たって彼女しかいないと決めていたのは当然と思います
W不倫ものと言えば、確かにみもふたもありません
若い時には全く受け入れられなかったこの手の物語がそれなりの歳になると胸に染み入り、人気のジャンルになるのは何故でしょうか
不倫願望?
そうじゃないと思います
中年になってからときめきは、誰しも経験する普通のことだからだと思います
とはいっても誰しも家庭を大事に愛しているのです
本作の冒頭での二人のように
そしてそのときめきは、それだけで育つことはなく消えていくのです
希に大きく育ちかけるものもあるかもしれません
けれどもほとんどは踏みとどまり消えていきます
だからこそ、その消え去る時の痛みが多くの人にわかるものであるから胸に染み透るのだと思います
何が一体どうなったら、このような物語になってしまうのでしょう
冒頭のカイテル演じる友人との会食に注文を取りにきたウェイトレスは良く見るとメリル・ストリープに似ています
若干若いかも知れません
スタイルも良いです
なのにフランクは全く目にも入っていませんでした
それなのに二度目に電車の中で見かけたモリーには急激に引き寄せられてしまうのです
人と人との縁、不思議な偶然
確かにそうでしょう
しかしモリーは、今度は金曜日に来ると言わなくとも良いのに口走ってしまうのです
その一言で全てが走り始めたのです
モリーもその一言がこうなるとは思いもしなかったはずです
そこには水面下の男女の引力の相互作用としか言い様のないなにかかあって、水面下で互いの心が確かに触れ合ったという感触があるのです
それはとても甘美で抗うことができなるなるほどのものなのです
駅で待つ自分を自分で下らないことしているとボヤきながら、そわそわと待つ姿のときめき
彼を見つけた時のモリーの目の輝き
忘れかけていた気持ちの高まり
それはかって経験した甘い思い出を再現させようと麻薬のように理性を失わせてしまうのです
その過程を丁寧に素晴らしい演技で表現しています
ラスト近く一年ぶりにあうカイテル演じる友人が話す内容は、一年後のフランクとモリーのことになるかも知れません
だって一年前彼が話した内容は二人の今の境遇なのでしたから
ハッピーエンド?
そうではないのかも知れません
思い出だけにした方がよかったのかもしれません
しかしフランクの妻は何も無かった方が悪いと断じていました
花火のように燃え上がったものは、花火のように爆発さて終わらせるべきだったのかもしれません
けれども、それは父の臨終のとき一体自分は何をしていたのかと一生立ち直れない程のダメージを彼女に与えたかもしれません
本当の愛はいくら箱に押し込めても出口を求めてものすごい力でこじ開けようと隙をうががっているからです
それもいつまでも色褪せずに
いずれにせよ二人の家庭は壊れてしまったのです
けれども家庭だけを形だけ維持してくいような牢獄を一生続けることも悲惨です
ときめきをときめきとして結晶のように純化できる強いこころの持ち主には、誰もがなれるわけではありません
だから泣いてしまうのです
最後に音楽も素晴らしかったです
登場人物の心の動きを見事に表現しています
当時、最高に人気のあったデイブグルーシンの絶頂期の傑出した仕事のひとつと思います
音楽としてもクオリティが高いです
俳優たちが若い
ロバートデニーロとメリル・ストリープがとにかく若い。
ロバートデニーロにあたっては、誰かわからないくらいでw
メリル・ストリープは変わらずとゆう感じでした。
内容はよくある感じでしたが、時代を感じる事ができる面白さでした。
恐怖!不倫推奨映画(笑) M・ストリープが美しい。透き通るような白...
恐怖!不倫推奨映画(笑)
M・ストリープが美しい。透き通るような白さが印象的。顔がややごついが(失礼)
デ・ニーロ、さすがの演技なのだが個人的にはどうもこの役柄はらしくない。
・序盤の妙なすれ違いシーンがうざ面白い。
・不倫を勧めまくる双方それぞれの友人、いいのか!なんともアメリカ。
・不倫に気づいた双方の配偶者がなんとも哀れ、嫁役の「どこの夫婦も愛なんてないのに」の台詞がなんとも。
最後、フランク(デ・ニーロ)の友人の再婚相手がモリー(ストリープ)であることを私は切に願った(笑)
女性からの評価が高いよう。不倫はダメだといいながら、これはいいのか!さっぱりわからん(笑)
劣化版マディソン郡の橋
互いに家族を持つ男女の不倫物語だが、それを柔らかく描いている。メリル・ストリープとロバート・デ・ニーロの演技が光る。メリル・ストリープが出演しているがために、どうしてもマディソン郡の橋を思い出してしまった。
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