劇場公開日 1985年3月21日

「懐かしい・・・運命のふたり」恋におちて 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5懐かしい・・・運命のふたり

2022年8月9日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

「運命の赤い糸で結ばれた2人」と日本では古くからの言い伝えにあります。
「ツインレイ=運命の人」
つまり「自分の魂の片割れ」が必ずいて、その人に巡り会う旅が人生なのだと。

モリー(メリル・・ストリープ)とフランク(ロバート・デニーロ)は、
クリスマス・イヴの夕方、リゾーリ書店で荷物を落として、
ふたりは本を取り違えてしまいます。
そして3ヶ月後。
通勤列車の中でフランクはモリーを偶然見かける。
挨拶を交わす2人。
2人の心にお互いが深く刻まれる。
互いに幸福な家庭を持つふたり。
しかし引きつけ合う引力は強くて、片時も相手を思わずにはいられない。
不倫というより節度ある《純愛》です。
電話をしあい、時間を作ってデートをするふたり。
いつか、フランクは妻に、モリーは夫に気付かれてしまいます。
そしてフランクは昇進の誘いを受けてヒューストンに移転することに。
必死の電話をかけるフランク。
「一目、逢いたい!」
しかし運命は2人に試練を与えて・・・
切なかったです、心が引き裂かれるようでした。
「運命の2人」が一周遅れで出会ったようで・・・。

この映画の公開が1984年。
日本ではドラマ「金曜日の妻たちⅢ恋におちて」がブームになり、
小林明子の歌うテーマ曲「恋におちて Fall in love 」が大ヒットしました。
(蛇足ながら、「恋におちて Fall in love 」の弾き語りを真似してた記憶があります、笑)

琥珀糖