劇場公開日 1999年5月1日

「真実の恋から生まれた永遠の愛の物語」恋におちたシェイクスピア 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5真実の恋から生まれた永遠の愛の物語

2015年3月22日
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鑑賞方法:DVD/BD、映画館

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興奮

シェイクスピアの名作「ロミオとジュリエット」誕生秘話を、シェイクスピアのロマンスと絡めて描き、1998年度のアカデミー賞であの「プライベート・ライアン」を抑え作品賞に輝いたラブロマンス。

最も映画を浴びるように見てた時期に見た作品だったので、とにかく懐かしい約10数年ぶりの鑑賞。細かい箇所など結構忘れていたけど。

改めて見ても、巧みなストーリーが面白い。
シェイクスピアの恋がそのまま「ロミオとジュリエット」に。
物語はフィクションだが、実在の人物も多数登場。物語と劇中劇が交錯して進み、クライマックスの舞台「ロミオとジュリエット」は拍手喝采。

やっぱりこの頃のグウィネス・パルトロウが一番輝いていた。この役を手に入れるまでのゴシップに目を瞑れば、最高にキュート。
ジョセフ・ファインズもセクシーな魅力を発揮。
コリン・ファース、トム・ウィルキンソン、イメルダ・スウィントンらの出演は初見時気付かなかった。
まるで舞台を見ているようなジョン・マッデンの演出は快調、美術や衣装は豪華、スティーヴン・ウォーペックの音楽も心地良い。

劇で描かれた真実の恋。
しかしシェイクスピアの情熱的な恋は自分が書き上げた物語等しく、切ない結末に。
その想いは永遠のヒロインとして、物語の中で魅了し続ける。

近大