恋する惑星のレビュー・感想・評価
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パイン缶とカリフォルニア
人から勧められ続けて早25年。ようやく見ることができました。ミニシアターブームの起爆剤になったという今作。この映像の虜になるのもわかるし、スタイリッシュ、ファッショナブル、何度でも鑑賞に耐えうる圧倒的映像力を感じさせてくれます。
モウ刑事、233号の食欲とジョギングは凄まじい。それと金城武本人のマルチリンガルぶりも発揮されていました。パイン缶を一晩に30缶平らげ、バーで飲み続け、ホテルに入ってからもサラダを4皿。健康的なのか不健康なのかさっぱりわからないが、ドラッグディーラーの女についてもわからないまま。この謎めいた雰囲気がいいんですよね。
そうして次のパート、トニー・レオン演ずる663号。CAの元カノから別れを告げられ、手紙とともにアパートの鍵もファストフード店に預けられる。店長のいとこの新人店員フェイが入手して、「遊びにおいでよ」の言葉を素直に受け止め、留守中に忍び込んで663号の部屋を掃除する毎日。663号としても、いつ彼女が戻ってくるかという期待していたため、簡単には気づかなかったのだろうか・・・
単に2組の警官の恋物語なのに、こんなに不思議な感情に心揺さぶられるのだろう。男の願望、可愛い女と怖い女、ファストフード店“ミッドナイト・エクスプレス”のインド人の店員たちも効果的で、雑居ビルである重慶大厦の多種多様性をも描いていた。フェイが663号と必ず会うのも飲食街での食事中であるのも面白いし、カリフォルニアに憧れるというのも返還前の香港らしさなのだろうか。
ハリウッドや日本映画のストーリーと違って、何が起こるかわからない展開だけに混沌とした中にもしっかりとした恋愛心理劇が成り立っている驚きもあった。残念だな~と思うのは、ママス&パパスの「夢のカリフォルニア」が使われすぎ!
【”カリフォルニア・ドリーミング”のミュージックに乗せて描き出す、二組の恋愛模様を1995年当時”スタイリッシュ”に描き出した作品。】
ー刑事モウ(金城武)”識別番号223号"は行きつけの軽食店の店員メイに失恋した痛手を癒すためにある行動に取付かれ、ドラッグに関わる黒サングラスの女性に惹かれる・・。
一方、警官の”識別番号663号”(トニー・レオン)は恋人だったスチュワーデスと擦れ違いが続き・・、223号の行きつけの店でもあった軽食店の新人フェイ(フェイ・ウォン)と出会い・・。-
◆二組の男女の恋愛模様を当時”スタイリッシュ”に描いた作品。
・5月1日が賞味期限のパイン缶詰を30個食べる223号の姿
・失恋の痛手を癒すために”余分な水分を蒸発させる”ためにジョギングする男の姿
-どう見ても、ジョギングではなく全力疾走なのだが・・-
・663号と、且つての恋人である、スチュワーデスとの絡みのシーン幾つか
・フェイが663号の部屋の鍵を手に入れ、663号の知らない間に部屋に入り、イロイロとするシーン。
・663号が漸く、フェイの気持ちに気付き、デートに誘う。
待ち合わせは”勿論”「カリフォルニア」と言う名前の店。だが、彼女は現れない・・。代わりに軽食店の店長が現れ、663号にフェイの手紙を渡す。中には、カリフォルニア行きへの一年後の搭乗券。
そして、一年後、何故かスチュワーデスの服装をしているフェイが且つて働いていた軽食店に現れると、そこには663号が店長として働いていた・・。
<年代的に、この作品は初めて”TV”で観た。
何となく、ミニシアターで1994年当時に今作品を観ていたら、感想が変わった気がする。
が、2020年にTVで”初めて”観ると、スタイリッシュな感は薄れ、”ミニシアターでヒットした作品で年月が過ぎてもオモシロイと思える映画とは少ないのかもしれないなあ・・”と思ってしまった作品。>
クリストファー・ドイルのカメラワークにどハマり
「三浦友和バカヤロー」と叫びながら階段を駆けあげる金城武と一緒に疾走するカメラ。撮り方を必要以上に意識するように私を改造した、ある意味諸悪の根源。
現実にいたらヤバイ人としか言いようがないが、スクリーンの中でなら可愛いですフェイ・ウォン。クランベリーズより先にこちらを聞いていたこともあり、「夢中人」はお気に入りです。
公開当時、アジア映画の中でダントツにカッコいい&ときめく映画でした
当時この映画を見た時、衝撃でした。アジア映画はあまり好きじゃなかったのですが。アジア人でも良いセンスの映画はあるんだなあと。
ときめく可愛らしい映画です。
金城武、かっこよかった〜
邦題が傑作たらしめた。
再々…見。
まずトニーレオンの世界一の艶に惚れ直す。
都市と部屋、二重の密室から世界へと伸びる空路、それらから着想した奇跡の邦題。
移ろう時間と都市の喧騒にかき消される程に、小さな二つの恋と地球目線の邦題の行間に恋する全人類を包含する大胆な試み。
2001年の骨と宇宙船の行間をも想わす。
邦題が傑作たらしめた。
●香港の開放感。
こんなステキな作品だったっけ。20年経つんだね。90年代のおしゃれがそこかしこ。音楽のセンス。キャストのチャーミングさ。ふとした画像の切り取り方。
賞味期限て、男は女々しいもんだねえ。考え方は面白いけど。
そして当時は、フェイ・ウォンの無鉄砲さにハラハラ、イライラして好きになれなかった。ツンデレで。
それが今みると どうだ。その若さのほとばしりがまぶしすぎる。開放感。フリーダム。飛行機に乗ってどこへでも行ける。
前半とは対照的。無計画な男。計画性のある女。
蛇足だけど、クランベリーズの楽曲だと思ってたらフェイ・ウォンの歌なのね。夢中人。さらにFFの'eyes on me'の歌姫になってたと知って、ひっくり返った。
匂い立つ街とキャラクター
ウォン・カーウァイの映画を見終わった時って、旅行に行って帰って来た時みたいな気分になります。
描かれている街とそこに住む人達の匂い立つような存在感。知らない街の知らない人達の生活を眺める、というだけで、なぜかとても励まされる。
香港映画のアイコン
金城武が出てるー😍知らなかったー
2組の男女の、異なる2つの物語で構成されていて、映画通になんだか評価が高く、ずっと見たかった一本だが、うーむ、それほどの作品かなぁ?
映像と音楽に、この年代にしては新しさがあるものの、前半の物語のカメラワークは、私にはやや疲れる。
ストーリーのぶっ飛び方とかは、ニューシネマらしい斬新さを感じるけど…
鑑賞後、しばらくはママス&パパスのカルフォルニア・ドリーミングが頭を離れない!
香港映画も良いもんだね(・∀・)
映画好きの友人がお勧めだからとDVDを貸してくれました。
前半と後半で別のストーリーなのですね。
何も知らずに見たので・・途中であれ??
金城武どこ行ったん??・・と軽く混乱しました・・(;´∀`)
前半、後半、共に香港の雑居ビル「重慶大厦」と小食店「ミッドナイト・エクスプレス」が舞台で
同じ場所、同じ時間に起こった2つの 恋模様を描いた作品です。
前半の警察官223号(金城 武)のストーリーは・・・
失恋した223の女々しさが尋常ではない。
途中BARで次に来店した女性に恋をする!って決めるのとか理解不能w
常に恋愛してないといけない体質なのかしらw
しかも決めた女性が麻薬の密売人w
一夜を共にしたけど何もなくて・・逆にリアルで良かったと思う。
最後の最後できっと恋に落ちたんじゃないかな?
後半の警察官663号(トニー・レオン)のストーリーは・・・
こっちの方がまだ面白かったです。
フェイ・ウォンが可愛いですね!でも昔だから許される事だけど
これってストーカーですよね(;´∀`)
相手の手紙勝手に読んだり・・
不法侵入したり・・
だけどとっても可愛いストーカーなんですよ(笑)
ある意味【可愛いは正義】って本当だよねww
でも663の前ではぶっきらぼう・・なにそのツンデレ感(笑)
でも最後なんでCAになったのでしょう?
663の好みの女性になろうとしたのでしょうか?
そんな事しなくても、デートに誘われた時点で恋が実ったはずなのに。謎だったゎ。。
最終的にハッピーエンドだから良いんですけどね。。
・・ってかフェイ・ウォンが上野樹里にそっくりでビックリでした!!
前半、後半どっちもピュアでとても良い作品と思います。
こういう気持ちを大切にしたいですね。
青春
トニーレオンが全ショットかっこいい
金城武は天使の涙の方がいいな
3回くらい見たはずなのにすっかり忘れている
bestiaで見たのでカリフォルニアドリームと夢中人の高音がきれいに伸びていた。ボリュームの上げ下げもはっきりして発見だった
なにもかも青春だなあ
そして生き生きした香港
633の食べているランチがおいしそう
「香港映画」「アジア映画」の認識を変えた映画
真似したわけじゃないけどフェイウォンみたいな髪型してたころあったな
香港のエスカレーターで写真は撮った
前半よくわかんない 後半とにかくトニーレオンの警官姿にやられた。格...
前半よくわかんない
後半とにかくトニーレオンの警官姿にやられた。格好いい(^з^)-☆とにかくカッコいい!映画として面白いかと言うと?であるが。
主題歌がやはり耳に残る。
あの頃の、憧れ。
22年ぶりに観てみた。
1995年に18歳だった私は、40歳になった。
当時まだ海外にも行ったことがなく、お酒も恋も知らず子供だった私は、不思議な雰囲気、印象的な音楽、恋に落ちる一瞬の小さな火みたいなもの、全てが未経験の大人のもので、フワフワと憧れた。
あの頃、まだ世の中にはストーカーなんて言葉はなかった。不法侵入も市民権を得てなかった。
もはや、古き良き時代の映画なのかもしれない。
でも、懐かしくて眩しい気がした。
あの頃のドキドキ、憧れ、昔食べた安いスイーツの甘酸っぱさみたいな、そんな作品。
金城武は可愛くて初々しく、トニーレオンは爽やかにセクシーだ。この2人を観るだけでも価値がある。
まるでMV
金城武がウィスキーを飲む。美味そうなので、見てるこっちも。ほろ酔いでただダラダラと見てないけど見てる、ただ流れてるのが似合う。
まるでミュージックビデオみたいな、垂れ流されるのが似合う。ただそれだけ。
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