恋する惑星のレビュー・感想・評価
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重慶森林‼️
「雑踏ですれ違う見知らぬ人の中に、将来の恋人がいるかもしれない。57時間後、彼は彼女に恋をする」‼️クールなモノローグとともに、幻想的な音楽と流れるような映像に乗って展開するのは、金髪サングラスのドラッグディーラーの女と失恋した刑事の恋‼️感情を排したハードボイルドな女と恋に焦がれる青年‼️ただ一晩出会っただけの関係‼️彼は「美しい人はきれいなものを身に付けていなくちゃいけない」と彼女の汚れた靴を拭いて、去っていく‼️カッコいいです、金城武‼️彼女も裏切り者のクラブ経営者を撃ち殺し、金髪のウィッグを捨てて去っていく‼️カッコいいです、ブリジット・リン‼️「その時二人の距離は0.1ミリ。6時間後、彼女は別の男に恋をした」‼️再び金城武のモノローグから流れてくるのは、ママス&パパスの "夢のカリフォルニア" ‼️懐かしい〜‼️ハンバーガー・ショップで働く女の子と、毎晩夜食を買いに来る警官の恋‼️フェイ・ウォンに恋されながら全く気づかない色男トニー・レオン‼️さすが香港ナンバーワンの名優‼️映画はこの2本の恋物語で構成されています‼️エイプリル・フールにフラれた彼女との交際復活を賭けて、期限切れのパイナップルの缶詰を買い続ける金城武‼️頭オカシイけど愛おしい‼️片想いしているトニー・レオンの部屋に勝手に入り込んで遊ぶフェイ・ウォン‼️やってる事は犯罪だけど、めっちゃキュート‼️特にベリーショートで魅力爆発のフェイ・ウォンが自らが歌う主題歌「夢中人」に乗って、トニー・レオンの部屋の模様替えをするシーンはマジ映画史に残る‼️4人の俳優さん、それぞれの個性に合わせた衣装、パイナップルの缶詰や石鹸、ぬいぐるみといった小道具、前述の音楽、クリストファー・ドイルのカメラワーク、ホントに全てがポップで洒落てて抱きしめたくなるくらい大好きな映画‼️ラスト、運命の赤い糸に手繰り寄せられたトニーとフェイ・ウォンの素敵な会話、「どこに行きたい?」「君の行きたい所へ」‼️たまりません‼️
女性陣の逞しさと、男性陣の繊細さが印象的
静と動、闇と光の相対するものの描写が秀逸な映画です。
一部暴力的な描写がありますが、圧倒的に多いのは二組の男女による日常生活の描写です。
登場人物がとにかく魅力的なので、延々と見てられそうな気持ちになります。
映画のラスト、フェイ役のフェイ・ウォン(FF8のジュリアの歌声も彼女の仕事です)が歌う主題歌「夢中人」が映画の世界観にピッタリはまっています。
御本人の公式YouTubeチャンネルで公開しているPVは映画のシーンを使用しているので、ご興味のある方は是非。
29年前と変わらず!フルーツのように新鮮で水々しい!
驚きました。
新鮮な果物や野菜のように採りたてのみずみずしさがそのままでした。
映画ってスゴイ!!
色褪せないんだ!!
1994年(香港)
監督:ウォン・カーヴォイ
撮影:クリストファー・ドイル。
挿入曲
『夢のカリフォルニア』ママス&パパス
『夢中人』フェイ・ウォン
もう懐かしくて・・・
そして当時と同じ感動を貰えました。
まさか2022年に4kレストア版で生まれ変わるとは。
金城武もトニー・レオンも、思い出の中の彼らは、
まるでタイムカプセルで30年間冷凍されてて、今生き返ったように、
まったく同じ姿で蘇りました。
「夢のカリフォルニア」
ママス&パパスのこの曲は、いつでもどこでも彼方の夢の土地。
憧れの地・・・そのもの。
金城武。
パイナップルを食べるシーン。
サラダ(と言ってもかなりのボリューム)
食べるシーン多かったですね。
金髪のアサシン役のブリジット・リン。
本当に美女なのかサングラスを外さないと不明です。
でも誕生日のメッセージ・・・粋でしたね。
そしてトニー・レオン。
なぜか彼は白いブリーフ姿が多いんですね。
白のタンクトップに白いブリーフ。
「ブエノスアイレス」「花様年華」「グランドマスター」
と、ウォン監督の良き相棒。
1990年〜2000年代は香港映画の時代でした。
勢いがあった。面白かった。
「インファナル・アフェア」は「ディパーテッド」にリメイクされています。
私の青春時代はトニー・レオンと共にあった。
それほど鮮烈です。
ボーイッシュな、
映画史上一番のボーイッシュはこの人フェイ・ウォン。
結局一年間かけて、トニー・レオンを完全に虜にする。
待つことと待たせること。
それが恋愛の上級者のテクニック!!
フェイを演じるフェイ・ウォンは、映画で流れる「夢中人」を
伸びやかな声で歌い魅了します。
恋する気持ち。
それをこれほど映像に刻んだ映画はそんなにはないでしょう。
クリストファー・ドイルのカメラも、
揺れる・・ボヤける・・滲む・・カメラが走ってる。
なんかメチャイケてましたね。
名作はいつ観ても名作
20年数年ぶりに映画館で観たが面白さは変わらない。
当時は気づかなかったが、大人の寓話を濃くした物語がウォン・カーウァイ作品なんだと思う。ただおしゃれな映画だと思って当時は観たが、恥ずかしげもなく大人でも寓話の恋愛ゴッコをしても良いのだなって思わせる。
当時、画期的だったクリストファードイルの撮影も今では見慣れたものになった。もはや撮影の創始となったのだと思う。
ポップ 恋する香港 刑事と恋
ウォン・カーウァイの作品としては、
『欲望の翼』
『花様年華』
『2046』
の順に、4番目に観たんだけど、明るく軽くポップで拍子抜け…
『花様年華』や『2046』みたいな、哀愁ただようハードボイルドな方が好みです。
『2046』のキレイ系フェイ・ウォンは好きだけど、この作品は不思議ちゃんで好みじゃない。
でも、映画館で女の子たちが「かわいい、かわいい」と、盛り上がってました(笑)
たぶん、1番大衆ウケするのは、この作品でしょうね。
1994年の作品みたいですが、なんか部屋とか汚ならしくて、観てて嫌悪感を感じたな…(笑)
音楽いいです♪
配信で観てから映画館でも観ました。
邦題が素敵。
WKW特集4K版にて鑑賞。ミニシアターブームの火付け役になったと言われているある意味伝説の1本。初鑑賞。
いやぁ~なんだか疲れました。前半は失恋後パイナップルを食べ続ける男、後半は気になる人物の家に不法侵入を繰り返す女の2本立てでどちらに繋がりがあるでもなく。2本観た気分です。
めちゃくちゃ不思議な世界観でもう何がなんだか。ラストシーンは何ですか。これは私の見ている夢だったんだろうか。でも幸せなら良かったです。
(原題) 重慶森林
色使いやカメラワークが振り切っていて天才的!
どのシーンを切り取っても味のある画になる。
ウォンカーウァイの真骨頂を見た。
愛おしい香港、愛おしいトニー・レオンの笑顔、愛おしいフェイ・ウォンの上目遣い、寂しい横顔の金城武、恋するっていいですね。
日本とは違う文化が今も新鮮。
懐かしめに感じるちょっとキュートな世界観が心地良い作品。
「花様年華」「2046」でやや盛り下がったウォン・カーウァイ熱であ...
「花様年華」「2046」でやや盛り下がったウォン・カーウァイ熱であったが、この映画で気分爆上がり。
スタイリッシュで、ちょっと不思議な男女の出会い。
このころの香港に行ってみたかったな。
ただ、元アクアリストより一言。あんな事したら、淡水魚すぐ死ぬよ。
癖になるカメラワークとトニーレオンは最高
元カノに未練たらたら、鈍感ロマンチストな男性陣と
殺人にストーカーと犯罪行為をする女性陣。
かなり強烈な人物たちだが観ていて、洗練されてキマっているなと感じてしまうのはウォンカーウァイの手腕。そして疾走感溢れるクリストファードイルのどこか幻想的なカメラワークによるものかな。
やっぱりトニーレオンはカッコよき。
あんな鈍感ロマンチストをダサくならず演じられるのはさすが。
現代でも通じる美しい映像と香港の風景
登場人物が皆良い人。
古い時代の香港。この頃の香港に行ってみたかった。
美しい映像。70年代の香港映画とは異なる。
もどかしい恋愛進行。未練を引きずる男、前に進む逞しい女。自分もそうだった。
香港のたくましさが感じられ、もう香港からこういうのは作られないと思うと、寂しくなりました。
4Kレストア版を劇場にて。 一度見たかった映画だが、流石に古さも感...
4Kレストア版を劇場にて。
一度見たかった映画だが、流石に古さも感じたが、映画全体を通して流れる独特の雰囲気、カメラワーク、演出、ストーリー。そしてフェイ・ウォン、トニー・レオン、金城武というキャスティング。94年の公開当時に観ていたら自分も若かっただろうし、全く違う感想になってたと思う。
90年代のアジアにおけるキュート
フェイ・ウォンのキュートさはあの時代の香港からもたされたアジアの総括的なキュートではないだろうか?金城武もトニー・レオンもやはり可愛らしさが残るキュートな存在だ。香港の路地の猥雑さがそれらのキュートと相俟って美しく映像に残されている。挿入歌も含め、切なくて、甘酸っぱい時代のポートレートでもある。
制服マジックの凄さ
本作が成り立つのは、美男美女が織りなす物語だからだろうか…。
一歩間違えると、ストーカー行為、不法侵入で捕まりますよ。
1994年の香港を舞台に繰り広げられる4人の男女の恋愛群像劇。その4人の1人が金城武だ。ため息が出るほどにかっこいい。
普通であればありえないような描写がむしろ刺激的。
脚本、鏡を使用したカメラワークや、言葉の選び方(翻訳)、物を巧く擬人化したりと、28年経っても学ぶべきことが沢山つまっている。
制服着るだけで全然印象が変わるよね。刑事さんもCAさんも制服脱げば、ただの人。
とはいえ、美しい作品でした。
色とりどりの物語が宝箱に詰まっている感じ。
メイを見たかった…。
あの頃の香港…もう戻ることはないのだろうか…。
1回目は映像に驚かされたが、2回目は驚かないで見ることができた
最初に見たのは1994年か95年、とにかく斬新な映像に驚かされました。「こんな映画があるのか」と言った気持ちです。
それから約30年、もう驚きません。他の映画が追いついてしまったからです。
そうして見ると、映像に驚かされるだけで、ストーリーは雑であることに気がつきます。
危ないおばさんとストーカーのお姉さんで、ちょっと笑うわけにも行きません。と言って感情移入もできません。
たぶん最初に見たときは★4.5を付けたでしょうが、2回目は評価が下がりました。私も年をとったせいでしょう。
それにしても「恋する惑星」という表題は秀逸です。邦訳の中では最高傑作でしょう、これだけは★5.0です。
こんなの見たことない!
そんなにたくさん映画を見るわけではないですが、
映画を観ることは好きな私が、今までとまったく違った感覚に出会えました。
いい映画って、ストーリーがいいとか、役者がいいとか、明確なことは分からないけど、観た後に強烈なインパクトを残す作品なのかなと思いました。
とにかく、すごく、面白かったです。
ウォンカーアイ監督の作品はこれが初めてで、
この映画を観たきっかけも友達に連れられて、と言う感じでしたが、これからもっと監督の作品を観たいと思いました。
香港は一度行ったことがありますが、
いい意味で、色んな人の念が錯綜していて、混沌とした空気を感じていたのですが、
この映画を観てすごく思い出しました。
話の切り替わりも、登場人物のすることも、カメラワークも、色彩の撮り方もどれも斬新で、
その理解できない感じが、
そう簡単には理解できないよねー、と
私には世の中全体のことを重ねてみえました。笑
個人的に、後半の主人公の短髪の女の子が、
ドラマ『ラストフレンズ』の上野樹里さんにどことなく似てて、すごく可愛かったです。
アメリカ文化への憧憬
ウォン・カーウァイの出世作を初見。金城武とトニー・レオンが若い!フェイ・ウォンがかわいい!
ハードボイルドな前編と、ポップでカラフルな後編の二本立てだったんだね。最後は両編が交錯するのかと思ったけど。
劇映画としてはどうかという気もするが、当時のミュージックビデオのように、スタイリッシュな映像と音楽、さらには様々なガジェット類を楽しむだけで十分という感じ。
「カリフォルニア・ドリーミン」などの音楽引用や、「グロリア」といった犯罪映画へのオマージュなど、アメリカ文化への憧憬がストレートに表現されているけど、このような映画は、これからの香港で作られることはないだろうなと思うと、この作品の歴史的価値といったことまで考えてしまう。
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