恋する惑星のレビュー・感想・評価
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●香港の開放感。
こんなステキな作品だったっけ。20年経つんだね。90年代のおしゃれがそこかしこ。音楽のセンス。キャストのチャーミングさ。ふとした画像の切り取り方。
賞味期限て、男は女々しいもんだねえ。考え方は面白いけど。
そして当時は、フェイ・ウォンの無鉄砲さにハラハラ、イライラして好きになれなかった。ツンデレで。
それが今みると どうだ。その若さのほとばしりがまぶしすぎる。開放感。フリーダム。飛行機に乗ってどこへでも行ける。
前半とは対照的。無計画な男。計画性のある女。
蛇足だけど、クランベリーズの楽曲だと思ってたらフェイ・ウォンの歌なのね。夢中人。さらにFFの'eyes on me'の歌姫になってたと知って、ひっくり返った。
可愛い
ため息が出るほど可愛い映画でした。本当にキュートな映画。
まず、主演のフェイ・ウォンがめちゃくちゃ可愛い。キョロキョロした表情が可愛いし、「わ!」とかビックリする声も可愛い。セシルカットで女性としての色気はあまり感じないけど、そのぶん子どもっぽい可愛らしさが強まっていて、特に不法侵入の時に隠れるシーンが最高でした。また、黄色のシャツが可愛いんだわ。
ここまでに可愛という文字を7回も使っていますが、可愛いんだからしょうがない。可愛いとは何か、と問われた時、「恋する惑星のフェイ・ウォン」とこれからは答えることにします。
そして、本作では恐るべきことにトニー・レオンまでもが可愛いのだ。花様年華ではあんなにストイックな男の色気を振りまいたレオン氏だが、本作では素っ頓狂で可愛い男を演じております。
闖入者フェイちゃんに白い動物のぬいぐるみからトラにすり替えられたのですが、そんなトラのぬいぐるみに対して「お前、前は白かったけど、あまり汚れるなよ、傷(トラの模様ね)までつけて…」的なセリフで話しかけたりして、まったく可愛いヤツです。
というか、あのぬいぐるみシリーズは元カノのものだと思っていましたが、もしやレオン氏の私物では?本作のレオン氏ならばそれもありえそうです。
繰り返しかかる夢のカルフォルニアもフェイちゃんが歌う夢中人も、本来好みの曲ではないけどとても良く聴こえる。ウォン・カーウァイのマジックですね。相変わらずカットはキレキレ、色味も薄く緑がかって独特の魅力があります。
一方、前半の話は肌に合いませんでした。ウォン・カーウァイ作品は主人公の魅力で引っ張る傾向があり、主人公が合わないと途端に退屈になるように思えます。金城武はパッとせず。今の方がずっといいですね。金髪のヅラの女も、顔の下半分が老けているので美しくなかった。
なので、フェイちゃんが登場した瞬間、「キター!」となりました。
ラストシーンで、カルフォルニアで1年過ごしてなぜかスッチーになったフェイちゃんは、これまでと打って変わって大人の色気プンプンで、それはそれでいい感じです。邦題もポスターも可愛いし、前半はアレでしたが後半は言うことナシの佳作でした。
匂い立つ街とキャラクター
香港映画のアイコン
香港映画も良いもんだね(・∀・)
映画好きの友人がお勧めだからとDVDを貸してくれました。
前半と後半で別のストーリーなのですね。
何も知らずに見たので・・途中であれ??
金城武どこ行ったん??・・と軽く混乱しました・・(;´∀`)
前半、後半、共に香港の雑居ビル「重慶大厦」と小食店「ミッドナイト・エクスプレス」が舞台で
同じ場所、同じ時間に起こった2つの 恋模様を描いた作品です。
前半の警察官223号(金城 武)のストーリーは・・・
失恋した223の女々しさが尋常ではない。
途中BARで次に来店した女性に恋をする!って決めるのとか理解不能w
常に恋愛してないといけない体質なのかしらw
しかも決めた女性が麻薬の密売人w
一夜を共にしたけど何もなくて・・逆にリアルで良かったと思う。
最後の最後できっと恋に落ちたんじゃないかな?
後半の警察官663号(トニー・レオン)のストーリーは・・・
こっちの方がまだ面白かったです。
フェイ・ウォンが可愛いですね!でも昔だから許される事だけど
これってストーカーですよね(;´∀`)
相手の手紙勝手に読んだり・・
不法侵入したり・・
だけどとっても可愛いストーカーなんですよ(笑)
ある意味【可愛いは正義】って本当だよねww
でも663の前ではぶっきらぼう・・なにそのツンデレ感(笑)
でも最後なんでCAになったのでしょう?
663の好みの女性になろうとしたのでしょうか?
そんな事しなくても、デートに誘われた時点で恋が実ったはずなのに。謎だったゎ。。
最終的にハッピーエンドだから良いんですけどね。。
・・ってかフェイ・ウォンが上野樹里にそっくりでビックリでした!!
前半、後半どっちもピュアでとても良い作品と思います。
こういう気持ちを大切にしたいですね。
青春
あの頃の、憧れ。
学生映画を見慣れた人は見てはいけない
多くの大人が学生の頃王家衛を意識した映像作品やプロットを作った事があると思う。
そう、それくらいにモノを作る意識のある人たちに影響を与えてきた作品なのだろう。
潜むカメラワーク。攻撃的な音楽。
ポップだけどくすんだ色味。なんかふんわりとしたストーリー、未だに学生映画でも人気の根強いおしゃれに見えるけれど水を飲むように犯罪行為をしでかす女。
時代の流れ逆らわず、この作品見てから、その後の学生映画達を見ていれば「やっぱり恋する惑星を意識した作品は多いみたいですね」と思えるだけで済んだのに、
学生映画を見まくってから、この作品を見ると
「あ。恋する惑星ってなんか学生映画っぽい??
お??これは学生映画あるあるネタの結晶か??」という評価になってしまった。
学生達に意識された映画は世に多くあれど、ここまで既視感を覚えたことはなかった。
もっとイノセントな気持ちで見たかった…
この作品も学生映画にも何の罪も無いのだけれど
先に学生映画ばっかり見てしまっていた自身の運命を深く呪った。
香港の街角の恋
総合70点 ( ストーリー:65点|キャスト:75点|演出:75点|ビジュアル:70点|音楽:80点 )
失恋した金城武が、沈んだ心を抱えてそれを何とか慰めようとする行動に、彼の心の傷と寂しさと癒しが観れていじらしくていい。
フェイ・ウォンはもうわけがわからない。音楽流して体を動かしながら仕事をし、さらに相手の部屋に勝手に侵入。かなりの無茶ぶりだし現実だと怖いし、最初に観たときにはこの役柄に印象が良くなかった。今観てみると、彼女の恋とその暴走で幸せそうなのが可愛いらしいと思えた。
物語そのものよりも、恋に関する2人の行動と雰囲気を楽しむ作品。その意味で演出がいいし、2人の役者もいい。フェイ・ウォンの歌もお気に入り。自分が初めて気に入って手にした中国の歌だと思う。
色褪せない
これって物語2つ?
女子力…
あまり恋愛系の映画を見ないからかでしょうか…
この映画、ものすごく女子力高く感じました。
ヒロインのショートカットは大変かわいいです。
音楽も良かったです。
日本語訳のタイトルもいいですね…!
返還前の香港は良かった
前半と後半の2部構成になっている。前半は金城武の独白が面白い。バーでブリジット・リンを口説く時、相手が無口なので、「パイナップル好き?」と広東語→日本語→英語で話しかけるが無視され、最後に北京語で通じる。実際に彼は語学が堪能なので、もしかしたらアドリブでやっているのかもしれないが、洒落たシーンである。
しかし、全体の出来としては断然後半のほうが良い。
その時ふたりの距離は0.1ミリ、6時間後、彼女は彼に恋した。
あの残酷映画を作るタランティーノが、なぜこの映画に熱狂したのかわからないが、なぜか私も、理由は上手く説明できないが、この映画が大好きである。客観的に考えればおかしなところが多々あるが、「考えるな、感じろ!」というところかな?
あと、原題と邦題が全然違うが、普段、邦題に異議を唱えている私であるが、この邦題は原題よりも良い出来と思う。
この映画ではママス&パパスの「夢のカリフォルニア」が重要な曲になっていたが、ママス&パパスの4人のうちの1人、ミッシェル・フィリップスは映画俳優としても活躍していて、有名な映画としては、「デリンジャー」に出ていたのを最近知った。なお、残りの3人はすでに故人となっていた。
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