「灯台のシーン」原子怪獣現わる komasaさんの映画レビュー(感想・評価)
灯台のシーン
内容からすると、怪獣ではなく恐竜という扱いか。
科学者でありヒロインである女性の『私は科学者を信じている』という言葉。軍人と科学者が核実験で呼び覚ました恐竜を、より強力な兵器を行使する事で乗り越えていける、という事なのだろうか。(実際には、殆どI love youという文脈での使われ方だとは思うのだが)
勇ましくも傲慢な考えではあるが、これがアメリカのパワーでもあるのだろう。燃え盛るジェットコースターを背景にしたラストシーンは、そんな社会への警鐘のようにも思える。
この辺り、本作を模倣したようにも見えるハリウッド版GODZILLAのテンプレ通りのラストシーンとの対比はとても興味深い。
ラストの遊園地から身悶えながら絶命し、そのまま終わるラストは色々と考えさせる見事な終わり方。だが何と言っても、灯台を破壊するシーンが特に見事だ。
コメントする