劇場公開日 1954年10月17日

原子怪獣現わるのレビュー・感想・評価

全11件を表示

4.0 歴史的な名作

2023年12月27日
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あのゴジラ映画の元になった作品であり、怪獣映画の基礎がここで完成されています。
物語の大筋が1954年のゴジラとほぼ同じで、鳴き声までゴジラに似ています。
また初代ゴジラで有名な電線越しにゴジラを見上げる有名なシーンがありますが、それは本作でもあります。

まだ本作を見てない方は
「キングコング」→「原子怪獣現わる」→「ゴジラ(1954)」の順で見ると怪獣映画の成り立ちが実感できます。

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みる

3.5灯台のシーン

2023年9月24日
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鑑賞方法:VOD

内容からすると、怪獣ではなく恐竜という扱いか。

科学者でありヒロインである女性の『私は科学者を信じている』という言葉。軍人と科学者が核実験で呼び覚ました恐竜を、より強力な兵器を行使する事で乗り越えていける、という事なのだろうか。(実際には、殆どI love youという文脈での使われ方だとは思うのだが)

勇ましくも傲慢な考えではあるが、これがアメリカのパワーでもあるのだろう。燃え盛るジェットコースターを背景にしたラストシーンは、そんな社会への警鐘のようにも思える。

この辺り、本作を模倣したようにも見えるハリウッド版GODZILLAのテンプレ通りのラストシーンとの対比はとても興味深い。

ラストの遊園地から身悶えながら絶命し、そのまま終わるラストは色々と考えさせる見事な終わり方。だが何と言っても、灯台を破壊するシーンが特に見事だ。

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komasa

3.5云わずと知れたすべての原点。

2023年8月31日
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鑑賞方法:VOD

レイ・ブラッドベリの原作の雰囲気を良く残した独特の雰囲気の作品。その重要なファクターをレイ・ハリーハウゼンの特撮が多く担っているのは言うまでもない。特撮ファン、怪獣ファンは必見の作品である。

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mark108hello

1.0第五福竜丸事件は1954年3月だから、原子力に対しての懸念は、まだ...

2023年8月15日
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マサシ

3.5観たかった度○鑑賞後の満足度◎ 云わずと知れた『ゴジラ』の元ネタ映画。 怪獣映画ばかり観ていた子供の頃に観ていたら忘れられない一本になっていただろう。 冷静に観ている60過ぎの自分。年取るのはイヤね。

2023年6月17日
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鑑賞方法:VOD

①現代の恐竜学から見ると突っ込みどころ満載だが、現代に作られている『ジュラシック・シリーズ』ですら突っ込みどころ満載なのだから、この時点(1953年)でこれだけの怪獣映画を作ったことを却って称賛するべきか。
②演出も退屈しない程度に快調。
如何にも水槽の中でタコと小さいサメとを闘わせていると丸分かりのシーンがやや延々と続くところを除けば、リドサウルスがニューヨークに現れるシーンの市民が逃げるモブシーンもかなり大掛かりで、B級映画としては結構本格的な腰の入れようである。
“私たち、仕方なくこんな馬鹿馬鹿しい映画を作ってるんですよ”という雰囲気がまるでなく、真面目な製作態度は大変よろしい。
③セシル・キャラウェイが出でいるし(古生物学者役)、ヒロインもB級映画にしては品のある美人と思ったら、ケーリー・グラントやロッド・テイラーの相手役もしたことがあるらしい(聞いたこともない映画だけど)。
他の助演陣もそれなりの映画に出ている人達だし、リー・ヴァン・クリーフ(端役だけど)も出ているとか、結構気合いを入れて作ったのかも。
④北極での核爆発で目覚める処は「大怪獣ガメラ」がパクっている。
⑤今見ると人間の勝手で目覚めさせられたのに人間社会に害を及ぼすからと退治されて可哀想。
冒頭の核実験のキノコ曇映像といい人間(アメリカ人)文明の驕りが垣間見得る(怪獣映画を其処まで深刻に見ることはないか)。
⑥リドサウルスが破壊しているのにそのジェットコースターに乗っていくのは如何なものか?という素朴な疑問を呈したいシーン(したもクライマックス)もあるが、一方リドサウルスの血を辿っていった隊員たちが具合が悪くなって倒れていく場面などは芸が細かくてよい。

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もーさん

3.0二万尋からやって来た元祖大怪獣

2022年11月10日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、DVD/BD、VOD

楽しい

単純

興奮

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近大

4.5今作が無ければゴジラは無い

2021年12月31日
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鑑賞方法:VOD

ゴジラ関連の書籍に載っていたので、気になって観てみたのですが、これが無ければゴジラはないなと思いました。まず核実験でレドザウルスが蘇り、次々と漁船を襲っていく。そして上陸し、街を破壊していくも、人類の新兵器?にたおされるというストーリー。完璧にゴジラです。ゴジラシリーズやガメラシリーズがお好きな方は、是非見ておくべきだと思います。

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T-800サイボーグ101型

4.0ゴジラファン、ガメラファンを自認するなら絶対に観ておかないとならない映画だ

2020年3月31日
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鑑賞方法:DVD/BD

1953年6月米国公開
独立プロの製作でワーナーが買い上げ公開したもの

日本では1954年12月に大映配給で公開された
何故大映なのか?
恐らくゴジラの大ヒットにあやかろうと急遽輸入したのだろう
同種の怪獣映画を作ろうにも大映には当時特撮のノウハウも無く直ぐには作りようもなかったからだ
大映が1949年に公開した特撮映画透明人間現わるは、実は円谷英二が戦時中に戦意高揚映画を撮ったかどで戦後GHQにより東宝から追放になり、大映で撮ったものだ
円谷英二が東宝に帰ってしまえば、大映にはスタッフの見よう見まねのノウハウしか残されてなかったのだ
大映が怪獣映画を自社で製作できるのは、1965年の大怪獣ガメラの公開まで実に10年もかかるのだ

原水爆実験で古代の巨大生物が目覚めて、都会を襲撃する

もちろんゴジラと全く同じモチーフだ
ではゴジラは本作の真似だったのだろうか?

ゴジラの公開は1954年11月3日だ
同年3月1日の第五福竜丸被曝事件が直接のゴジラの企画の出発点であるという
この時点でのゴジラの企画仮題は、「海底二万哩(マイル)から来た大怪獣」だった

ウォルトディズニーの海底二万哩は、1954年12月米国公開、日本公開は1955年12月なのだから、時系列でみて後であり内容からも一切関係ない

そして本作の原題は、The Beast from 20,000 Fathomsなのだ
つまりゴジラは本作を元ネタとしているのは確実だ
当時は海外との合作映画の製作が盛んになり始めた頃だ
恐らく田中友幸プロデューサーが輸入作品のサンプル試写を観ていたのではないだろうか?

かといってゴジラが映画のイノベーションで有ることを貶めることにはならないと思う

むしろ世界的な核兵器への恐怖の高まりが、時を同じくして日米で同様のモチーフで映画を作らせたと考えるべきだ

円谷英二がクジラの怪物が東京を襲うとい映画の企画を東宝に提出したのは1952年5月のことなのだから、本作よりも2年も前のことなのだ

本作は超有名なSF作家レイ・ブラッドベリが新聞に掲載した短編小説『霧笛』が原作とされている
しかし本当のところはプロデューサーが製作を始めた途中で、同種の話の新聞小説があることを知り原作権を買い上げたのだという

原作は灯台の鳴らす霧笛を仲間と思って怪獣が近寄ってくるのを、灯台守の大人と子供の二人が目撃するという短いお話
本作にも灯台のシーンはでてくるが破壊されてしまう

ガメラの第一作で、灯台と子供が登場するのも、本作から由来するものだろう

また、博士が潜水ポッドで深海を探り、その目で怪獣を確認するシーンは、続編というべき怪獣ゴルゴでも繰り返される
そして1971年のガメラ対深海怪獣ジグラに登場する潜水ポッドも実は本作から由来していたのだ

怪獣が何故ニューヨークを襲撃するのか?
これはもちろん総ての怪獣映画の始祖キングコングに由来している
怪獣は大都会で暴れなくてはならないのだ

本作では見せ物で連れて来られたのではなく、海流に乗って段々と北から南に移動して来るためと説明される
ニューヨーク沖で怪獣と同種の化石が発見されており、古代にその怪獣が生息していたところなのでニューヨークに向かっているのではという設定

南洋のゴジラがなぜ東京に出現するのか?
ゴジラ映画では説明は何もないが、これも本作が由来だからと言える

もしかしたらゴジラも同じ理由で黒潮に乗って東京湾口までやって来るのかも知れない

怪獣はイグアナ的な形態をしており、それが超有名な特撮マンであるレイ・ハリーハウゼンによるモデルアニメーションで動く
動きは滑らかで流石だ
特にクライマックスのコニーアイランド遊園地での最終決戦のダイナメーションによる合成は目を見張る

怪獣が初めて出現するのは南洋ではなく、北極圏の氷原での核実験場

ガメラシリーズ第一作の大怪獣ガメラで、ガメラが初登場するのも北極での核爆発が発端になっている
これは本作のこの出現シーンに由来していたのかも知れない

さらに、ゴジラの逆襲でゴジラが氷山に埋もれてしまう結末も本作からの由来だったのでは無いだろうか

大きさはゴジラの半分程度ぐらいか
だからニューヨークに上陸しても建物の破壊も大して無いし、口から放射能を吐かないから大火災にもならない

それでも人々は逃げ惑い、警察や州兵が出動する
武器はせいぜい小火器で血が飛び散りはするが大した効果はない
しかもその血から怪獣と共に蘇ったレトロウイルスの感染で兵士達が倒れだし、大砲など大型火器で攻撃するとウイルスが広範囲に飛び散るので使え無くなってしまう

2020年4月2日現在ニューヨークはコロナウイルスの猛威によりロックダウンされてしまっている
ウイルスの設定は現在の私達にとっては身を乗り出して観てしまう

ともかく怪獣が通常兵器では歯がたたないという設定は本作のこの設定から由来していたのだ

もしかしたらシン・ゴジラの残留放射能の設定は本作のレトロウイルスに由来していたのかも知れない

そして怪獣は結局人間に倒されてしまう
それも核の力で蘇った怪獣は核の力で倒されるという結末だ

ゴジラではオキシジェンデストロイヤーという革新的兵器で倒される

核は核の力で制するのが米国映画の本作であり
核は核以外のもので制したいとするのが日本のゴジラであったといえるかもしれない

この構図はなんとシン・ゴジラまで続いているのだ

ヤシオリ作戦とは、本作の結末のオマージュだったのかも知れない

シン・ゴジラはこうして考えてみると、実に良く本作をリスペクトしていることが見えてくるのだ

ゴジラファン、ガメラファンを自認するなら絶対に観ておかないとならない映画だ

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あき240

4.0原子でなく原始怪獣

2019年9月29日
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鑑賞方法:DVD/BD
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odeonza

3.5怪獣王の元ネタ…だけじゃない!

2018年11月12日
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鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

興奮

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しゅうへい

3.0ゴジラと同い年

2016年8月3日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

楽しい

1954年のアメリカ映画で、原作はレイ・ブラッドベリ、特殊効果はレイ・ハリーハウゼン。
北極でアメリカ軍が水爆実験を行ったところ、冷凍状態だった恐竜が目覚め、ニューヨーク目指し南下してくる。
設定はゴジラとよく似ているが、こちらは単なる恐竜。

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いやよセブン