刑事ジョン・ブック 目撃者

劇場公開日:1985年6月8日

解説・あらすじ

「誓い」「危険な年」のピーター・ウィアー監督が、ハリソン・フォードとコンビを組んだサスペンスドラマ。アメリカ・ペンシルバニアの片田舎で、文明社会から距離を置き、17世紀の生活様式を守って暮らすアーミッシュ。その村出身の子供サミュエルがフィラデルフィア駅のトイレで殺人事件を目撃する。捜査を担当する刑事ジョン・ブックが、サミュエルと母親のレイチェルを署に連れて聴取を行うと、サミュエルはジョンの同僚刑事のマクフィーが殺人事件の犯人だと告白する。共演にケリー・マクギリス、ダニー・グローバー。

1985年製作/112分/アメリカ
原題または英題:Witness
配給:UIP
劇場公開日:1985年6月8日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第9回 日本アカデミー賞(1986年)

ノミネート

外国作品賞  

第43回 ゴールデングローブ賞(1986年)

ノミネート

最優秀作品賞(ドラマ)  
最優秀主演男優賞(ドラマ) ハリソン・フォード
最優秀助演女優賞 ケリー・マクギリス
最優秀監督賞 ピーター・ウィアー
最優秀脚本賞 ウィリアム・ケリー
最優秀作曲賞 モーリス・ジャール
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写真提供:アマナイメージズ

映画レビュー

4.5 H・フォード、P・ウィアー、J・シール、長いキャリアの最高作では

2023年1月31日
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村山章

3.0 トランプを支持する“福音派”とは余りにも異なる“アーミッシュ”の人々に…

2025年10月29日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

直前に「推定無罪」を観て、
ハリソン・フォード繋がりで、
彼の5年前作品として再鑑賞した。

かつて、アーミッシュという宗教共同体を
初めて知ったのもこの作品だった。

さて、最初の鑑賞から
かなりの時間が経っていたので、
主人公を殺害に来た面々に
どう対処して危機を脱したのかとか、
ヒロインを慕う同じアーミッシュの男性が
その危機にどう対応してのか等々を
すっかりと忘れていたので、
新鮮な再鑑賞となった。
全体的にはサスペンスというよりは、
アーミッシュの世界を紹介することに
時間を割いているような印象だったが、
“住む世界が異なっての実らぬ恋の物語”的に
終わらせたのはそんな延長だったろうか。

文明の発達が
地球環境を破壊しつつある現代、
私にはとても真似することは
出来そうにはないものの、
ある意味、アーミッシュ的生き方が
正解なのかも知れない。

ところで、同じプロテスタントでも、
このアーミッシュ(初期の村上春樹評的に
言えば“デタッチメント”か?)と、
今話題になっているトランプを支持する
福音派(その後の村上春樹評的での
“コミットメント”?)との違いに驚く。

しかし、それ以前に、
キリストの教えの前提で考えた時、
どちらの側がその正しい信奉者であるのかは
言うまでもないのだろう。

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KENZO一級建築士事務所

5.0 「英国人には気をつけて」

2025年10月27日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

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怖い

ドキドキ

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えふいーねこ

3.0 ハリソンのキャリアの中でも異色の部類

2024年12月14日
PCから投稿
鑑賞方法:その他

まだ評価の定まらない時期のハリソン・フォード主演作で、当時は演技力に多少の疑問符が付き、人気先行型の俳優として扱われていたと記憶している。

内容には触れないが、実に複雑な内面を表現できる演技力が要求される難しい役柄で、話題にはなったがそれほどヒットはしなかったんじゃなかったか。おそらく彼以外の誰が主役を務めても、これほど話題にならなかったし、当然、私も見てみようと思わなかっただろう。

広いアメリカには「アーミッシュ」という村社会が存在し、文明から隔絶された暮らしをあえてしている設定で、そこに刑事として捜査をしに行きやがて彼らと同化する道を選ぶ主人公の生き方は、強く印象付けられた。

ハリソンのキャリアの中でも異色の部類に入るキャラクターだったろう。演技の評価は高かったが興行的に失敗したので、巻き込まれ型のサスペンス映画に大きく舵を切っていったのではないか。

この時代の映画スターに要求されたのは、まるで自分が体験しているかのような臨場感が味わえる等身大の平凡な男の役で、そこにハリソンがうまくハマっていったように思う。だって彼の映画を見ても、機転を利かせて偶然助かった以外に、力業で危機を乗り越えるヒーローのキャラクターは居ないからだ。ハン・ソロとかインディ・ジョーンズは別としてね。

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うそつきかもめ