軍用列車大爆破

解説

ナチス支配下のユーゴを舞台に描く戦争アクション。製作はイカ・パナジョトヴィチ、エグゼクティヴ・プロデューサーはドラガン・ヴォスノーとヴィクター・タラノフ、監督はアレックス・ペトコー、脚本はイカ・パナジョトヴィチ、撮影はヴァディム・ジャコヴルジェフ、音楽はエヴジェンジ・ドガ、編集はマーク・マノス、美術はメナムヤ・パトロヴィック、ニコラス・アポストロリディが担当。出演はジェイ・ノースほか。

1986年製作/アメリカ・ソ連・ユーゴスラビア合作
原題または英題:Wild Wind

ストーリー

1943年、ナチス・ドイツ軍は、東欧諸国はもとよりソヴィエト連邦まで侵攻していた。同じ年、北アフリカのアメリカ軍基地では情報部のキーガン少佐を中心に東ヨーロッパ攻撃に関する作戦が進められていた。まずは東部戦線最大の燃料集積所であるプロエスチを空陸から攻めること。これは偽装攻撃で、真の狙いはユーゴスラヴィアのスロドール峠。ここを走る鉄道を破壊することで東欧からソ連まで進攻したドイツ軍のバルカンヘ至る道を寸断しようというのだ。この作戦のコードネームは“ワイルド・ウィンド”。早速打ち合せをするのは、ユーゴに入り込むことになるクラーク少佐、レンジャー部隊のウェイン大尉、ほか。ユーゴでは、若者がドイツ軍に協力する一方で、共産ゲリラがナチスおよび民兵を攻撃、国民は二つに分断されている状況だった。スロドール峠近くの村では、パルチザン、アメリカ人、ロシア人を狩り出したものには賞金が出るという通達が回る。そこに新司令官ネスロヴィッチ少佐(ジョージ・モンゴメリー)が、民兵を満載した列車でやってくる。彼はナチスの責任者ミュラー大尉に報告した。ゲリラのシンパの死体と捕虜であるロシア人の囚人2人を指令部に送るネストロヴィッチ。しかし、彼は、その直後、ゲリラに秘密を通信する。彼こそ、米軍のクラークだったのだ。ゲリラは、捕虜のソヴィエト人将校ニコライ(ヴィクトール・プロスクリン)とロシア人女性(スヴェトラーナ・トーマ)を奪い、銃撃戦になる。が、そこに、ゲリラ狩りに執念を燃やす賞金稼ぎ(スヴェトサール・チェトコヴィッチ)が現われ、ニコライだけが難を逃れた。パルチザンのリーダー、バボヴィッチ(スーザン・ジャニシジェヴィッチ)の元に戻ったゲリラとニコライ。ニコライは、バボヴィッチに協力を要請。ウェイン大尉が処刑されたものの、ゲリラの攻勢に転じて、ナチスのミュラー大尉も投降。ニコライ、バボヴィッチ、ネストロヴィッチおよび連合軍は大勝利を収めた。

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