劇場公開日 1984年12月8日

「毎年、クリスマスシーズンにテレビ放送して欲しい作品です」グレムリン あき240さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0毎年、クリスマスシーズンにテレビ放送して欲しい作品です

2022年12月23日
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鑑賞方法:TV地上波

1984年、米国では6月、日本では12月に公開されました

クリスマスに観るオススメの映画といえば?

古くは1947年の「三十四丁目の奇跡」、1938年の「クリスマスキャロル」、1946年の「素晴らしき哉、人生!」
この3本は永遠の定番で、アメリカではシーズンになると必ずテレビで毎年放送するそうです
なのでアメリカ人なら誰でも幼少の頃から何度も繰り返し見てきているので、普通の会話の中で劇中の台詞を説明抜きで入れてきたりするそうです

日本では、1990年の「ホームアローン」がそんな感じになっていますね

そんななかで2022年のクリスマス前にテレビ放送されたのが本作「グレムリン」です

チャイナ・タウンでクリスマスプレゼントを探していたらというのがお話の始まりですからクリスマスにピッタリの映画です
なのになんか最近忘れさられたみたいになっていましたから、この放送はとってもナイスでした!

いつもは字幕派なんですが、本作は吹き替えの方が楽しめる気がします

グレムリンとは本来は小鬼のこと
帝都物語風にいうと式神です
1981年の「トワイライトゾーン/超次元の体験」の第4話「2万フィートの戦慄」に登場する空中で飛行機を破壊し始める小鬼が本来のイメージです

ただし本作の監督ジョー・ダンテはその作品の第3話 「こどもの世界」の担当監督でしたので第4話ではありません

さてグレムリン、ギスモ、ファービー
こんがらがっちゃってる人も多いのではないでしょうか?

本作のグレムリンは小鬼じゃなくて
本当の名前はモグアイ
それに飼い主の父親がつけた名前がギスモです
とってもかわいいのですが、育て方の三つの約束を破ると大変!グレムリンになってしまう!といいうことです

大きさはバスケットボールより少し小さいくらい
フクロウのように手足が見当たらなくて大きい耳のあるぬいぐるみたいな普段の姿形です

この姿形、ファービー人形とそっくり!
知っている人は今じゃ少ないかも?
触れたりするとグレムリンみたいに片言を話す人形です
世界的な大ブームになりました
偽物が出回ったりして大騒ぎでした
でもそれは1998年の発売なので、本作の方が15年も先です
だからグレムリンの方が元祖です!

当然ジョー・ダンテ監督から指摘が入ります
でもなぜか裁判にはならず、翌年の1999年に正式にギズモをモデルとしたファービーの特別版「インタラクティブ ギズモ」が発売されました
まあ水面下で示談したんでしょうね

あと、1997年の「モスラ2 海底の大決戦」に登場するゴーゴもそっくりです
こちらはファービー人形発売前の公開ですから、これは本作からの由来であると思います

クリスマスに家族や恋人と観るのにピッタリの映画です
とっても幸せな気持ちでクリスマスをすごせました

毎年、クリスマスシーズンにテレビ放送して欲しい作品です

あき240
talismanさんのコメント
2023年1月14日

賛成でーす!紅白いらないからギズモをCMなしで放映してほしい!

talisman