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遺伝子工学への躊躇か
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総合55点 ( ストーリー:55点|キャスト:65点|演出:65点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )
亡き妻を細胞から再生する話かと思いきや、話は思わぬ方向に変わっていく。期待させておいて結局細胞の話はなんだったのかと肩透かし。2人の男の恋愛話ということでした。演出は軽くて結末だけ重くても、物語の主題と主要登場人物の変化もあって焦点が飛びすぎている。変わり者の天才教授は『アラビアのロレンス』のピーター・オトゥールで、こんな役もやるのかと印象が違っていてわからなかった。
90年には遺伝子工学の進歩で恐竜が甦る『ジュラシックパーク』が制作され、96年にイギリスで本物のクローン羊が誕生する。しかしこの時代では遺伝子工学で人を再生するところまで映画が踏み込むことに躊躇があったのかもしれない。
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