グラディエーターのレビュー・感想・評価
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20年前のバチクソはこんなにもカッコいい
続編に向けて20年ぶりに鑑賞
今やサイコパスや妄想癖の中年を演じるホアキンがこんなに美男子だったことをみんな忘れている
ラッセル・クロウが文句なしにカッコいい
奴隷仲間の信頼を集めるカリスマ性や佇まいがたまらない
20年の時を経てヒゲモジャのバチクソになるなんて誰が予想しただろうか
この映画の凄さは、なんといっても難しさを感じさせず、主人公、悪役ともに苦難、葛藤、救済をはっきりと描き、王道中の王道ストーリーで面白いところ
当時通ってた塾の先生が大絶賛していたことをふと思い出した
映画ってその時々のことを思い出すから傑作は何度見返しても素晴らしいのだ
IIを観る前に再鑑賞
重厚でシンプル
大満点
哀れコモドゥス帝
とんだとばっちり
素晴らしい歴史ドラマ
闘技場の迫力はさすが
続編の鑑賞に備えて復習。当時映画館で観たんだっけ、というくらい鑑賞時の記憶がない。観ていると他の映画の記憶と混ざっているシーンもあって少々戸惑った。
ローマ帝国の将軍が死刑から逃れ、グラディエーターとして奴隷から復讐を目指すという流れ。ちょっと「ベン・ハー」っぽい。多少大雑把な脚本であったが、将軍マキシマスの誠実さ、コモドゥスの野心や嫉妬、ルッシラの愛情などが絡み合っていて面白かった。コロッセウムの歓声の迫力もいい。続編が楽しみになってきた。
少し調べてみると、ここらへんの時代を描いた「ソード&サンダル映画」なるジャンルがあることを知った。そしてこの「グラディエーター」が「ソード&サンダル映画」の新しい流れを作ったことも。たしかに「トロイ」とか「アレキサンダー」「キング・アーサー」なんかもあって、そこらへんの映画のワンシーンを混同していたのだろう。
ラッセル・クロウが主演だったことは覚えていたが、対決するローマ皇帝(コモドゥス)をホアキン・フェニックスが演じていたことはすっかり忘れていた。2人とも若い!
一大スペクタクルで面白かった。
2024(令6)/11/15(金)にパート2が公開されるにあたり、10/11(金)よりリバイバル上映 。ということで10/16(水)に鑑賞。
いや、一大スペクタクルでスッゲー面白かった。本編後のパート2の予告編では息子が登場して大暴れするみたいで早くも期待でワクワク。
将軍マキシマスが王子の陰謀で殺されそうになるが、間一髪のところで逃げおおせる。だが妻子は殺されてしまう。
奴隷から剣闘士になったマキシマスが闘技場でコモドゥスに復讐を遂げたので、見てたこちらの溜飲も下がった。だけどマキシマスも死んでしまう。
ここでマキシマスが死なずにローマ皇帝になったという展開になればハッピーエンドだったのだが、マキシマスは死んでしまった。
僕が心配することではないが、この後のローマは皇帝の座をめぐって混乱必至だろう。そして、もし選ばれた新皇帝が暴君だったら目も当てられない。
以下、今さら言ってもしょーもない事だけど。
そもそも前皇帝のアウレリウスが次期皇帝の座を息子コモドゥスに継がせれば、だーれも死なずにまーるく収まったのにと思った。
だいたいマキシマス将軍は皇帝になることに乗り気じゃなかったんだから、王子コモドゥスに素直に世襲させれば良かったんだ (^^)
それに名将軍だからって名君になるとは限らないじゃないか。
あと、これももう闘技場で決着ついちゃってるから、どうでもイイことなんだけど、皇帝が闘技場へノコノコ降りてきて剣闘士と戦うわけなかろう。
皇帝なんか、最強の剣闘士と1対1で闘っても、かなうわけなかろう。
それと、マキシマス将軍、ローマに単身赴任中にルッシラと浮気してるっぽいのが気になった (^^)
予習しました。
真のローマの夢
感想
西暦180年
時のローマ帝国皇帝マルクス・アウレリウス(正史上、五賢帝時代最後の皇帝)の時代。地中海を中心に南はアフリカから北はブリタニアの北限まで達して領土は最大版図を実現する。その最終の仕上げとなるゲルマニア戦役にて蛮族ゲルマン民族の勢力を制することによりその目的は達成される事になる。
組織的且つ整然とした戦闘形態を駆使し、さらに機転の効いた敵の裏を斯く戦略を策定実行し連戦連勝の快進撃を永年に渡り続けてきた知略勇猛の誉れ高きアエリアス・マキシマス将軍は自身最後の戦いと決めた戦闘でゲルマンの中心部隊を殲滅することに成功。督戦していた皇帝アウレリウスはその勝利に最高の賛辞を送る。
勝利の翌日、マキシマスはアウレリウス皇帝に呼び出される。皇帝は「自分の今までの時代を振り返り即位して30年の内25年の間戦いに明け暮れ現領土を築いてきた。自分が即位して成してきた事に何か一つ意義を持たせたい。後世の歴史的評価も得たいとして築き上げたこの世界を自分が亡くなった後もこのローマを威厳を以って平和裏に治めていきたい。それにはマキシマスの存在が必要不可欠である。ローマの実権をローマ市民の手に再び戻し、蔓延る腐敗を浄化して欲しい。是非次期の皇帝になって欲しい。」と切望する。話を聞き丁寧に固辞するマキシマス。皇帝の息子であるコモドゥスを推挙すると皇帝自ら息子は歪んだ心を持つ者として絶対に権力の座には据えてはいけないとした。返答に日没迄の猶予を乞い退室するマキシマス。
神に祈るマキシマス。これから未来への自分の行くべき道について。故郷の家族の幸せ。家族こそ自分の生きる道。先祖を敬い、その教えに恥じることのない生き方を貫き通せるように。そこにはヒスパニアの故郷にいる妻子に会い、再会と生きている喜びを分かち合いたいと唯切望する心優しき一人の男の姿があった。祈りの後、侍従のキケロを呼び止め、「お前は仕事が苦に感じる時があるか?」と質問する。キケロは「苦にならない時もありますが、大抵の事はこれは義務なのだ。と言い聞かせています。」と返答。マキシマスは「お互い故郷には戻れまい。」と呟いた。
アウレリウスが皇帝の座をマキシマスに譲る事を知ったコモドゥスは嘆き悲しむ。アウレリウスは皇帝の器にないような育て方をした自分がいけないのだとし自分の決断を許して欲しいとコモドゥスに伝える。コモドゥスは弱っている父親を抱きしめるように口を塞ぎ窒息させてアウレリウスを殺害してしまう。
コモドゥスがアウレリウスの天寿を全うした逝去と見せかけて殺害を実行した事はマキシマスも知るところとなる。マキシマスは殺害された事をすぐに察知しコモドゥスに平伏す事なく軍を掌握しようと動きだすが、コモドゥスは近衛兵をマキシマスに差し向け拘束し命を断とうとする。しかし百戦錬磨のマキシマスにとっては大した問題ではなかった。瞬間的に自身の拘束を解き近衛兵を倒し馬2頭を引き連れ妻子を想い助ける為に故郷のヒスパニア・ティヒロの丘を目指して逃走を図る。帝国の反逆者の汚名を着る事になってしまったマキシマス。
追手を振り切り必死の想いでティヒロの丘に辿り着くマキシマス。しかし既にコモドゥスの兵により妻と子は拘束され、焼かれ吊るされ晒し者になっていた。最愛の生きる拠り処であった家族を亡くしてしまった悲しみと絶望が襲いかかる。いくら泣いても二人は戻って来ない。もはや心が崩壊し何も無くなり茫然自失し二人の墓の前で気を失うように倒れたまま動けなくなってしまう。
どのくらいの時間が経ったのであろう。マキシマスが目を覚ますと馬車に乗せられている。見知らぬ異邦人が話し掛ける。奴隷として売られる為に拘束された事に気がつく。馬車は南スペイン・ズッカバールに移動、そこでグラディエーターのプロモーターであるプロキシモに出会う。生きる気力のないマキシマスは闘いには全く興味を示さず流れのままに死のうとする。しかしコロシアムに入れられ剣闘が始まると本能的に身体が反応し相手を次々と倒していく。相手を殺し倒せば斃すほど喝采を浴びるのだ。退廃し低俗な心で剣闘を観戦する人間心理を心から批判し、馬鹿にするマキシマス。プロキシモはそんなマキシマスに興味を抱いていく。プロキシモもかつてはグラディエーターでありマルクス・アウレリウスにより自由の身を授かった奴隷であったのだ。人の繋がりとは不思議なものだと感じるマキシマス。
プロキシモが主催するグラディエーター血の戦いは帝国全土を巡業していく。マキシマスはスペイン人というニックネームで有名を馳せていく。ローマではコロッセオと呼ばれる巨大な闘技場でアウレリウス先帝が禁制にしていた剣闘をコモドゥスの主催で再び開催するようになる。プロキシモはローマに乗り込みプロモーターとして名を揚げようとする。
家族の惨劇から5年を経て帝都ローマにグラディエーターとして戻る事になるマキシマス。いつしか復讐の鬼と化しプロキシモの指導による剣闘会での壮絶な闘いを、数々の歴戦で得た経験値と機敏な判断力、優れた統率指揮能力を活かして勝利を繰り返しローマの大観衆と最終的にコモドゥスにも生存している事を知らしめる事となる。「将軍!」と大衆に持て囃されるマキシマス。更に剣闘技を通して抹殺を図ろうとするコモドゥス。果たしてマキシマスの運命は如何に。そしてローマの秩序はアウレリウスが理想としたかつての正しさを取り戻す事が出来るのかー。
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映像・脚本・演出◎
全編にわたり監督の持つセンスと作品意図が充分にスタッフに理解された上で内容が反映され創られている。
ラスト約10分のコモドゥスとの直接対決に於いて展開に継ぐ驚きの大衆心理を含める人間の極限の心理展開によりマキシマスの軍人としての国家への忠誠心、アウレリウスが理想とした国家の在り方を指導者として推める事、そして一個人としての家族への愛情心。全てが本心からの行動であり本物であった事をその場にいた者達が知り得る事になり感動の涙を誘い観る者の心を掴んで離さない。マキシマスよ安らかに眠れ!と心の中で叫んでいる自分がいた。
配役
マキシマス役ラッセル・クロウの演技が兎に角素晴らしい。コモドゥス役ホアキン・フェニックスの人間性の歪んだ異常性格を表現した演技も特筆に値する。◎
⭐️4.5
皇帝君さぁ・・・
Ⅱを見に行くので視聴
昔見たけど全く覚えてなかったw
皇帝が全ての元凶
なんで野心満々だと分かってる息子になんにも準備できてない段階で言っちゃうかなぁ
将軍は別に皇帝なんて興味もなかったし故郷に帰って妻と息子と幸せに暮らしたかっただけなのに何してくれとんねんって感じ
てかラッセル・クロウカッコいいわぁ
素晴らしい
熱気溢れる壮絶な復讐劇
若き日のラッセルとホアキンの名作
昨日『グラディエーターⅡ』を劇場で鑑賞し、改めて、前作を配信で鑑賞。今更レビューするまでもないが、アカデミー作品賞をはじめ数多くのアカデミー賞に輝き、主演のラッセル・クロウも主演男優賞を受賞した、映画史に残る名作。『グラディエーターⅡ』に繋がる、ルシアスの父・マキシマスを主人公とした、古代ローマ時代の剣闘士の壮絶な戦闘を描いたスペクタクル・アクション。
昨日観た『グラディエーターⅡ』も確かに素晴らしい作品で、激しいアクションと迫力あるVFXによって、壮観で臨場感たっぷりの胸躍らせる映像を楽しませてくれた。24年前の一作目は、当時としては最先端のCGを取り入れ、ローマの街並みや巨大なコロッセウムを映し出していたが、VFXという点では、現在の映像に適うわけがない。
しかし、2作目は今ひとつ胸を熱くするものが残らなかった。本日、1作目を鑑賞し、それは、ローマの大将軍であったマキシマスが、グラディエーターとなった経緯と共に、マキシマスのコモドゥス皇帝に対する強い遺恨が残る設定にあると感じた。単なるスペクタクル・アクションだけでなく、ヒューマン・ドラマとして展開してきたマキシマスの姿が、ラストシーンによって、より一層涙を誘い、感情移入できる内容となっていたと感じた。その点で、2作目は、主人公への同化という点で、物足りなさを感じたのかもしれない。
主演の若き日のラッセル・クロウは、今でこそ、中年太りで当時の精悍さは見る影もないが、本作では筋骨隆々で、逞しい身体で激しいアクションを演じていた。また、皇帝コモドゥスを演じたのが、あの『ジョーカー』で、こちらもアカデミー賞を受賞した、若き日のホアキン・フェニックスというのも、今になってみると、なんと豪華な顔合わせであったと言える。そしてルッシアを演じたコニー・ニールセンは、24年の年月を感じさせない美しさで、両作品に出演していたのが驚かされた。
⭐︎4.5 / 5.0
ラッセル・クロウは声がいい
今作から意識したホアキン・フェニックスは適役だと思う。
『グラディエーター』は155分の劇場公開版がディレクター版であり、今回は『グラディエーター / エクステンデッド・エディション』(172分)を観賞。これはリドリー・スコットが不用と思ってカットしたシーンを加えた「オマケ付き お楽しみ版」。
155分版は何回か観たが、『グラディエーター II』が公開されるので 久しぶりに再鑑賞。せっかくなので見たことが無い172分版を見ようとBDを購入。「元々無かった追加シーンに気付くかな?」と思ってたら直ぐに分かった。
今作から24年後に作られた続編の邦題は『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』でポール・メスカルが演じる主人公ルシアスはアエリウス・マキシマスの息子と言う設定らしいが「えっ 何で息子?ルシアスはルッシラの子どもで、マキシマスの本当の息子は殺されているのに」と思った。11月15日に確かめに行こうと思う。
ちなみにマキシマスの悲運な息子を演じたジョルジョ・カンタリニは『ライフ・イズ・ビューティフル』(1997)の子役。
ルシアスを演じたスペンサー・トリート・クラークは『アンブレイカブル』(2000)の少年。
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