キラーコンドーム

劇場公開日:

解説

凶悪な殺人コンドームが巻き起こすパニックをブラックユーモアたっぷりに描いたホラーの珍品。ラルフ・ケーニッヒによるカルト的人気コミックの映画化。キラーコンドームのクリーチャー・デザインは「エイリアン」「スピーシーズ」のH・R・ギーガー。SFXは「死の王」の監督であるユルゲ・ブットゲライト。監督はマルティン・ヴァルツ。脚本はケーニッヒとヴァルツ。製作は「ノストラダムス」のハロルド・ライへブナー。製作総指揮は「デッドマン・ウォーキング」のラルフ・S・ディートリッヒ。撮影はアレクサンダー・ホーニッシュ。美術はアギ・ダバーハ。編集はジモーヌ・クリアー。衣裳はアンヤ・ニーハウス。出演はウド・ザメール、ぺーター・ローマイヤーほか。

1996年製作/107分/ドイツ
原題または英題:Kondom des Grauens
配給:アルバトロス・フィルム
劇場公開日:1999年1月30日

ストーリー

ニューヨーク。場末のホテルで女子学生を連れ込んだ大学教授のペニスが食いちぎられる事件が発生。ホモセクシャルの刑事ルイジ・マカロニ(ウド・ザメール)は事件の起きたホテルで美少年ビリーとコトに及ぼうとしたところ、突如歯を剥き出したコンドームに襲いかかられた。間一髪で助かったマカロニは、無関心なニューヨーカーを尻目に捜査に乗り出し、キラーコンドームの正体が消化器官のない人造の合成生物だと知る。事件の背後には天才科学者ボリス・スミルノフ博士なる人物がいるらしい。そんな矢先、金髪ギャルと一発かまそうとした大統領候補ディック・マクガヴァンがキラーコンドームの餌食となる。ここに至って大パニックとなるニューヨーク。事件を遣い続けるマカロニの前に立ち塞がるキラーコンドームを操る女性至上主義者の一団。かくして大騒動の末、キラーコンドームとマカロニの戦いが始まるのだった。

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映画レビュー

3.0噛み切られる!

2020年5月22日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 アメリカを舞台に全てドイツ語、大統領候補の演説もドイツ語。笑いのツボをしっかり押さえてあるホラー映画でしょう。マフィア映画をパロディ化しているとしか思えない主人公のシチリア出身刑事という設定も面白く、全体としてはアメリカの陰の部分を風刺しています。

 B級のわりには、アメリカそのものや世紀末のカルト教団、そしてひょっとして宗教に対する風刺が利いていて、真面目に作ってあると感じられたな。

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kossy

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