キャット・バルーのレビュー・感想・評価
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アメリカ人の大好きな
西部劇コメディにミュージカルを散らした、アメリカ人が一番好きなパターンですが、アメリカで特に評価が高いのは国民的歌手コール君の辞世の作品だからでしょう。
この手の作品はアメリカ人じゃないとわかりづらいジョークやパロディが多いですが、これは古き良き銀幕の黄金時代の最後の輝きが残っていた時期の、観た人みんなを楽しくさせてくれる王道喜劇です。
ナット・キング・コール
コロンビアのタイトルで女神がアニメ・モーションとなり銃を放つ。そしてコミカルなカントリーミュージック(若きナット・キング・コールが歌ってる)でキャット・バルーの紹介するという、異質で面白いオープニング。「キャット・バルーは悪い女で、絞首刑にされて当たり前」という歌詞が繰り返されるが、さっぱりわからない。なぜそうなるのか?と物語に引きずり込まれるのだ。
伯父と甥の強盗コンビが故郷の家にも登場し、父を助けてもらうように頼む。雇ったガン・ファイターはキッド・シェリーン。酔えば酔うほど命中率が上がる男だ。用心棒を雇ったのもつかの間、すぐに父が殺されてしまった・・・
列車強盗、射撃訓練とリー・マーヴィンの面白さが爆発。二役をこなし、酔いどれと恐怖の鼻無し男を見事に演じ分けていた。軽快で爽快、音楽も冴えているなぁ・・・
リー・マーヴィン 怪演!
ドタバタ西部劇
ジェーン・フォンダが コメディエンヌ振りを発揮していて、可愛い
アル中の ズタボロガンマン、シェーリーン(マーヴィン)が登場してから 面白くなる
と、いうか リー・マーヴィンの怪演が 面白いのだが…
長身で 精悍で 強面のマーヴィン (軍人とかガンマンとか硬派の イメージ)に こんな演技が出来るなんて…
アカデミー主演男優賞だけでなく、
ゴールデングローブ、英国アカデミー、
ベルリン国際映画祭でも受賞
何か 男優賞あげたくなっちゃう様な 変節振り(笑)
彼の経歴(芸歴)を 考えると、この役で 最大限の評価を得てしまったことが、何だか可笑しい
人は 意外性に惹かれてしまうことが、わかる
チャーミングでした!
アイドルコメディ西部劇?
確か前も見たことある。なんと自分が産まれる前のカラーハリウッド映画。 アメリカの国力を感じる。
後でわかったが、アメリカ黒人ジャズ歌手の至宝ナットキングコールがオープニングから歌い、主役が名前は聞いたことのある確かおばさんのジェーン・フォンダが若い時。超絶かわいい。
今時のアイドル歌手のテイラースイフトより美人でかわいい。ミュージカル映画は嫌いだが、そこそこ楽しめるコメディ映画。
古い時代のどたばた喜劇
総合50点 ( ストーリー:50点|キャスト:60点|演出:50点|ビジュアル:70点|音楽:60点 )
西部劇だけど戦いの場面は殆ど無くて、滑稽さを売りにした昔ながらのどたばた喜劇といったところで、古い軽い演出は特に面白いものではない。ナット・キング・コールが劇中で歌っていたり、リー・マーヴィンがアカデミー主演男優賞を獲っていたりと話題性はあるのだけれども、残念ながらそれでも良い印象は受けない。むしろ、アカデミー賞でこの程度なの?って驚いた。
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