「複雑な内面」カンバセーション…盗聴… チャーリーさんの映画レビュー(感想・評価)
複雑な内面
これは、時代なのかなぁ。ジーン・ハックマンの複雑に絡み合った内面をじっと見させられる、そんな映画でした。もちろんジャンルとしてはサスペンスになるのでしょうけど、ただのサスペンスとは言いがたいですね、これは。むしろそうしたこれまでに作り上げられたサスペンスの意味を崩しにかかっている、そんな印象でした。サスペンスのプロットよりも、人物の内面の葛藤に焦点を当てています。
ふと、前回レビューしたポランスキーの『チャイナタウン』と同じ年に公開されてることに気づきました。そして、なんだか深くそのことに納得です。どちらも同じ空気が流れています。
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