劇場公開日 2024年11月29日

カンバセーション…盗聴…のレビュー・感想・評価

全28件中、1~20件目を表示

3.5大好きなジーン・ハックマン

2024年12月21日
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鑑賞方法:映画館

ジーン・ハックマンの演ずるハリーは、盗聴のプロ、数々の大きな任務をこなしてきた。ミステリー仕立ての、この映画のつかみは抜群で、俊英クリストファー・ノーランなどへの影響が感じられる。 冒頭、少しおびえながら、サンフランシスコのユニオン・スクエアを徘徊するカップルの会話を盗聴しようとするハリー、当時最新の機器を駆使している。そのあと、部屋にこもって、幾つかの音源を注意深く同調させ、彼らが話している内容を明らかにする。ハリーは、会話の内容に興味を示すのではなく、あくまで盗聴のプロとしての仕事をする。 ここで、一つの誤算があり、依頼主の秘書役(若きハリソン・フォード)の非協力により、情報を依頼主に直接渡すことができなかったのだ。しかも、個人生活に触れさせないハリーの姿勢に飽き足らない恋人は姿を消し、彼の部下もライバルの傘下に走ってしまい、焦ったのだろうか、ハリーはミスを冒す。盗聴の見本市の後、同業者たちを仕事部屋に招き入れてしまった。その結果、盗聴内容の流出を招く。 それを背景に、依頼主の周辺で思ってもみない事件が起こり、ハリーもまた、次は自分が標的かと怯えるようになる。 盗聴を内容とはしているが、要は個人情報の取り扱いだろう。当時と今では、情報の伝え方が全く異なる。直接の会話を中心に、電話が多く使われていた当時と、SNSなどを介したスマホなどの通信媒体全盛の今日。その背景にはDx/AI技術があるが、個人情報の保護は極めて大きな問題になっている。企業秘密など、言うまでもないことだ。 この映画は、1974年と言う時期に、それを指摘したことが画期的である。 ただ、多くの映画で、その人間味を感じさせる演技が観ている者の心をとらえることが多いジーン・ハックマンが、ただの神経質な男にみえてしまうところが残念。彼の背景には、キリスト教(カトリック)、愛情(恋人)、音楽(サックスの演奏)がある.。

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詠み人知らず

3.0

2024年12月21日
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鑑賞方法:映画館

新宿武蔵野館

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joe

3.5一級のサスペンス

Kさん
2024年12月18日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

怖い

興奮

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K

4.5盗聴業界

2024年12月9日
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鑑賞方法:映画館

コッポラ4K祭りの一作 「ゴッドファーザー」「ゴッドファーザー2」の間に製作され、その後「地獄の黙示録」と続くのを考えると、この頃のコッポラの異常ともいえる期間の作品 主演のジーン・ハックマンは言わずもがな、やはり依頼主の秘書役の若きハリソン・フォードに目が… 早世した名優ジョン・カザール、ロバート・デュバルのゴッドファーザー組も出演の今作、劇場初鑑賞でき大変満足な休日(゚∀゚) オワリ

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うんこたれぞう

3.0プライバシーの先駆けとなる、心理サスペンスの傑作だ。

2024年12月4日
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盗聴のプロ、ハリーは、大企業の重役から、若い男女の盗聴を依頼される。ハリーが録音したテープを聞くと、その男女は重役の妻と不倫相手であり、「機会があれば、彼は殺すだろう」との音声が判明する。 同僚などと私生活の繋がりを一切断っている通信傍受の専門家が、プライバシー侵害である盗聴を契機に、疑念や猜疑心にとらわれるところが面白い。 コッポラ監督は、ミケランジェロ・アントニオーニの『欲望』に影響を受けたと言っている。ブライアン・デ・パルマ監督も、『ミッドナイトクロス』は『欲望』にインスパイアされたと言っており、3作品を見比べるのも面白いね。 『エネミー・オブ・アメリカ』にも、本作へのオマージュが見られる。本作は、「プライバシー」が一般的で無かった時代に、監視社会やプライバシーについて、ゆっくりと、しかし極めて力強く描き切った、心理サスペンスの傑作だ。

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瀬戸口仁

4.0スパイの内心を描いたサイコサスペンスの秀作

2024年12月3日
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鑑賞方法:映画館

ちょうど50年前の1974年に制作された、名匠フランシス・コッポラ監督作品でした。主人公のハリー・コール(ジーン・ハックマン)は、盗聴を生業とする業者。しかもFBIとかCIAに所属しているのではなく、商売でやってるんだから驚き。まあ探偵の一種と言えば一種なんでしょうが、盗聴専門という”専門職”が、彼だけでなく、そうした業界まで形成されているように描かれており、普通に法律違反のような気がするのですが、本当にこんな職業あるんですかね? それはいいとして、冒頭、人混みを散歩するアベックを遠距離から盗聴するシーンが描かれたので、いわゆるスパイ物なのかと思いきや、そうではありませんでした。実際は過去に行った盗聴相手が、その後殺されたことがトラウマになっているハリーが、また同様の仕事を受けてしまい、煩悶するというお話でした。最終的にはどんでん返しが待っていて面白かったのですが、必ずしもそこに主題がある訳ではないように思われました。各種盗聴方法の紹介をした上で、部下や同業者らとの交流を描くことでハリーの人となり、キャラクター設定を綿密に描いた上で、彼が内心で自らの盗聴に対して贖罪の気持ちを抱いていることが示され、半ばノイローゼ気味になってしまう様は、中々興味深かったです。 そして何よりも感じたのは、半世紀前の映画でありながら、その描写やストーリー展開に全く古さを感じなかったこと。勿論携帯電話もインターネットもない時代なので、盗聴器具などは時代物という感もありましたが、スパイの内心の描き方という点では、流石は名匠コッポラと思わざるを得ませんでした。 そんな訳で、本作の評価は★4.2とします。

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鶏

4.0盗聴社会の恐怖。そのプロなのに脇が甘すぎる孤独な主人公…

2024年12月1日
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怖い

興奮

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ITOYA

2.5ちょっと合わなかった

2024年11月29日
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鑑賞方法:映画館

やっぱり、ハックマンは豪快な役が似合う。

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ムーラン

3.5解説しよう

2024年9月17日
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タンバラライ

3.0ジーンハックマンが主演ですが、現実に米国のニクソン大統領がウォータ...

2024年8月14日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

怖い

難しい

ジーンハックマンが主演ですが、現実に米国のニクソン大統領がウォーターゲート事件でその大統領職を辞任していますが、そのウォーターゲート事件というのが、大統領選で争う、共和党に対して民主党ですが、その民主党本部に盗聴器を仕掛けて、その民主党本部のスタッフの行動を探ろうとしたひとが捕まり、その捕まったひとが米国の政治の最高職の大統領のリチャードニクソンまでつながっていたのではないかということで、その辞職ですが、プライバシー侵害がたいした罪でもなく罰もないですが、大統領職辞任が刑事罰に問われてのそれの刑事罰ではないですが、ジーンハックマンが雇われた探偵で、その依頼者の目的の人物宅を盗聴しますが、殺人事件の現場のような言い争いの音声がヘッドホンから聴こえますが、映画の締めがそのジーンハックマンが盗聴器が仕掛けられているんじゃないかと自宅の床や壁を剥がしてでしたが

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39stepbacK

4.0反転の妙

2024年8月2日
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ouosou

3.0盗聴という行為の本当の怖さ

2024年2月26日
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鑑賞方法:DVD/BD

もともと盗聴を専門に請け負う私立探偵(?)だったハリー。 それなりに、過去には「キナ臭い」仕事もこなしてきたことが、その言動からも窺われました。 そんな彼は、仕事上の、いわば鉄則(一種の職業倫理?)として、盗聴の「中身」には関心を持たないように心がけて来たものの、ひょんなことから依頼主に不審感を抱いたことから、つい、習慣を破って盗聴の内容に関心を持ってしまったところ…。 それが、彼の「転落」の始まりだったのだろうと思います。評論子は。 「盗聴しているぞ」―。 正体不明の相手から、電話口でそう告げられただけのことで、本当に盗聴されているかどうかすら定かではない。 しかし、ここまでハリーをここまで追い詰めるには充分過ぎるくらいだったのでしょう。 もちろん、そんなヤバい仕事であればこそ、報酬もそれなりに高額ではあったのでしょうけれども。 その仕事のヤバさが、反対に自分の身に降りかかって来ることが、もしあったとすれば、それは抜き差しならない状況であることは、凡庸な評論子にしてみても、決して想像に難いことではありません。 自分が生業として、当たり前に行ってきた、その同じ行為によって、ここまで追い詰められるー。 その恐怖心が、画面から犇々(ひしひし)と伝わってくるかのようでした。 それは、「盗聴する側」が「盗聴される側」に回されたことの恐怖であり、盗聴という行為の「本当の怖さ」を示唆していたように思えてなりません。評論子には。 もともと、「盗聴」という手法は、調査の方法としては、フェアとは言いがたいものだと思います。 それらも踏まえると、いわゆるサスペンスものの一本として、佳作であったと思います。 (追記) 評論子が参加している映画サークルで、一本の作品を「お題」として話し合う集まりで、メンバーから話題提供があり、鑑賞することにしてた一本でした。 本作は私立探偵の調査活動としての盗聴に取材した一本であるところ、話題として提供して下さった会員が、しかも長年にわたって警察官を務めていた方だったので、余計に興味をそそられていたものでした。 (追々記) 警察と言えば…。 以前に、警察が勾留中の被疑者から供述を引き出すために、警察側の息のかかった別の事件の被疑者(おとり被疑者)をターゲットの被疑者とわざと同房にして、対象被疑者と親しくさせ、おとり被疑者を通じて対象被疑者のホンネを探るというやり方があると聞いたことがあります。 (おとり被疑者は、協力すれば、罪が軽くなるように計らってやるという「エサ」をあらかじめ食わされていることは、言うまでもない。) これも、ある種の「盗聴」といえるのではないかとも思います。 (追々々記) 本作は、別作品『訴訟』を鑑賞して以来この方、すっかりファンになっていたジーン・ハックマンが主演の一本でもありました。 本編を観始めて始めて気づきましたが、久しぶりに観た彼の出演作品にもなります。 いわゆる、マチ弁(企業の顧問を中心に、その取引にまつわる経済事件などを専門に扱うのではなく、庶民の生活にかかわる法律問題を広く取り扱う弁護士)で、理屈よりも「ハートで訴訟をする」タイプの弁護士ということで、同じく弁護士ということを仕事にしながらも、一流事務所に勤めてエリートを目指している娘には、ずいぶんと疎まれる役回りてしたけれども。 そんな役柄ながら…否、そんな役柄が気に入って、それ以来に注目し、出演作品『スケアクロウ』『クリムゾン・タイド』『遠すぎた橋』『ミシシッピ・バーニング』などを観てきた俳優さんでもありました。 彼の出演作品ということでも、楽しめた一本になりました。本作は。評論子には。

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talkie

2.0ジワリジワリと丹念に

2023年11月28日
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parsifal3745

3.0よくわからないのが好き、な人向き

2023年4月7日
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サスペンスを期待すると大外れします。一種のサイコスリラーです。 良く言えば、色々に解釈できる。悪く言えば、何だかよくわからない。という映画です。 PTAとかCノーランなんかが好きな人とか評論家には評判よさそうなのはわかりますけど。 コッポラ選手の大前提があるから、みんな褒めるけど、知らなかったらどうなんでしょうね? 好き嫌いは別にして、人に薦める作品ではありません。

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越後屋

3.5プロの盗聴屋

2022年10月27日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

プロの盗聴屋(ジーン・ハックマン)が依頼を受け、あるカップルを盗聴する。 内容に興味を持たないことを信条としていたが、ある言葉に引っかかってしまう。 加害者から被害者へ。

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いやよセブン

4.0深入りはよせ

2022年10月27日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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こころ

5.0じわじわと忍び寄る不安、罪の意識、恐怖

2022年9月11日
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人間の弱さを知る かなり狭い業界でのマウント、利益、技術、過去の業績の取り合い そんな世間とは一歩離れたところで、技術屋としての自負職業人としての心得を拠り所に自分の信条に基づき仕事をしていたが、、、 ふと、あたまに浮かんだ、起こりうる悲劇 そこからの妄想順々迷い恐怖。 一介の技術屋、盗聴師の身の回りに起こることがコンパクトに、濃密に、スパイ映画さながらに全部詰まっていて、見応えあり。 最後まで見応え、楽しませてくれる展開。 そして、どうしてもハリソンフォードの押しの強い面に目が行ってしまった。

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redir

5.0コッポラ監督が練り上げた一級のサスペンス

2022年5月19日
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Garu

4.0【”孤独を愛する秘密主義の盗聴のプロが聞いてしまった一言。”その男の心理的恐怖を描いた”聴覚””盗聴”映画。】

2022年1月25日
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鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

知的

ー 先日、「ブラックボックス」と言う、面白き聴力映画を鑑賞した。   今作は、出演した俳優が”参考にした”と語っていた作品である。- ・プロの盗聴屋、ハリー・コールは依頼により若き男女の街中での会話を盗聴していた。 そして、そこで話されていた”殺される・・”と言う言葉を聞いたハリーは、徐々に忌まわしき想いを抱いていく。 ・過去に彼が行った盗聴により、引き起こされたと、盗聴のプロ仲間が語る殺人事件。 ー 画では、一切描かれない。逆にそれが、観る側の想像力を掻き立てる。- ・ハリーに盗聴を依頼したのが、大会社の”専務”であることが途中で明かされ、男女はその会社の社員であり、女は専務の妻であることが分かって来る。 ー ハリーは、男女が殺される事を危惧し、テープを渡すことを拒否するが・・。   ここで、観る側は制作側のトリックに掛かる。実際に殺されたのは・・。ー <ハリーが、自分自身も盗聴されてるのでは、と疑心暗鬼になり自分の部屋の壁やら器具やらを全て壊すシーンは彼自身が狂気の世界に引き込まれている事を、明示している。  ”聴覚””盗聴”にテーマを絞った心理サスペンス映画の一作である。>

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NOBU

3.5得体の知れない不気味さ・・・を感じる映画

2021年10月13日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

盗聴のプロである探偵が、殺人を示唆する会話を録音したことからトラブルに巻き込まれる物語。 ジーン・ハックマン、ジョン・カザール、ロバート・デュバルに、スターウォーズ出演前のハリソンフォードも脇を固めるサスペンス。 コッポラの隠れた名作として有名な作品のようですね。 物語は、録音をオファーした雇い主との駆け引きを中心に、彼の職人気質の仕事ぶりや仕事仲間との交流を描き、クライマックスへと進みます。 主人公の描き方は人間ドラマとして秀逸で、ラストの展開は私好み。ただ、人間ドラマが深い分、サスペンスとしては中盤がやや冗長に感じたのが残念。私には、サスペンスとしての面白さや興味を感じることが出来ませんでした。 評価はやや甘めに付けて3.5にしました。

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よし