「巡り巡った最後はよかった」カラーパープル(1985) sironabeさんの映画レビュー(感想・評価)
巡り巡った最後はよかった
1909年、ジョージア州。父の子を二度出産した少女セリーは、妹のネティと大の仲良し。セリーはミスターのもとに嫁ぐが、そこでまるで奴隷のように扱われる。そんなとき、父から逃れるためにネティはセリーのところにやってくる。しかし彼女に手を出そうとしたミスターを拒絶したため、ネティは彼に追い出されてしまう。やがてセリーは、気の強いソフィアや奔放なシャグと出会い、自立を知り。
前半は男尊女卑の古い因習のなか、それを疑問に思わず過ごすセリーが健気。暮らしぶりが意外と豊かだなと思いました。後半には人種差別も加わるも、力強く立ち上がっていくセリーを応援したくなります。最後のシャグと聖歌隊の即興コラボに感動。こういう聖歌隊って良い、「ブルースブラザース」「天使のラブソング」を思い出しました。ミュージカル版も観ようと思います。娯楽作ばかりだったスティーブン・スピルバーグが、シリアスも作っても良かった、しかもいつもの笑いあり。
当たり前ですが、ウーピー若い。ローレンス・フィッシュバーンは、気づきませんでした。
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