悲しみよさようなら

劇場公開日:1991年5月3日

解説

地元出身の大女優が町に帰って来るという一大事を前に大騒ぎする人々と、彼女に強くあこがれる1人の少女の成長を描く青春映画。エグゼクティヴ・プロデューサーはカレン・リー・ホプキンス、彼女が脚本も兼ね、製作はペニー・フンケルマン・コックス、監督は「ビッグ・ビジネス」のジム・エイブラハムズ、撮影はポール・エリオット、音楽はトーマス・ニューマンが担当。出演はウィノナ・ライダー、ジェフ・ダニエルズほか。

1990年製作/アメリカ
原題または英題:Welcome Home, Roxy Carmichael
配給:松竹富士
劇場公開日:1991年5月3日

あらすじ

オハイオ州の小さな田舎町では、15年前に町を飛び出し、やがて大スターになったロキシー・カーマイケルの帰郷の話でもちきりだった。彼女は当時、夫デントン(ジェフ・ダニエルズ)と生まれたばかりの子供を残してこの町を去ったが、成功をおさめた今、故郷にロキシー・カーマイケル・センターを寄贈することにし、そのオープニングのためにやって来るという。そうとあって、いつもは静かな町も大騒ぎとなった。15歳になる少女ディンキー(ウィノナ・ライダー)もロキシーに憧れる1人で、誰よりもその日を待ちわびていた。彼女は孤児でカーペット屋を営む夫婦に育てられていたが、自分がロキシーの子ではないかと思い込んでいる。そして、すてきな母親が自分をこの町から連れ出してくれるのだと空想していた。彼女は頭は良いが、クラスのいじめられっ子で、その風変わりな外見と突飛な行動で、町中の人たちから嫌われていた。彼女の養父母も手を焼き、寄宿舎の学校へ入れようかと考え中だ。そんな彼女を温かく見守るのは新任の女教師エリザベスとクラスの人気者ジェラルド。エリザベスはディンキーの相談相手となり、ジェラルドは次第に彼女にひかれてゆく。一方、ロキシーが戻る日が近づくに連れて、その準備で人々は大わらわ。今は平凡に暮らしているデントンもさすがに落ち着かない様子で、そんな彼に怒りを覚えた妻は家出してしまった。そのデントンはふとしたことからディンキーがかなわぬ夢を抱いていることに気付く。自分とロキシーの間の子供は実は生まれてすぐ病死したのだった。そして待ちに待ったオープニングの当日、集まった大勢の人々の前に1台のリムジンが到着。だが、出発直前に自らの意志で帰郷をとりやめたロキシーの姿はそこにはなかった。この日のためにピンクのドレスに着替えて、彼女を待っていたディンキーの落胆は大きかったが、デントンからことの真相を聞きあきらめる。だがそんな彼女を、ジェラルドが待っていたのだった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.5 【”孤児で皆から浮いている女の子が密かに夢みていた事。”今作は一人の孤独な女の子が抱えていた密かな願望の事実を知りつつ、それを受け入れ、新たなる恋を知り現実に向き合う姿を描いた作品である。】

2026年7月7日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

幸せ

■小さな田舎町は、15年前に町を飛び出し、今や大スターとなった女優・ロキシーが帰郷する話で持ちきりだった。変わり者の15歳の少女・ディンキー(ウィノナ・ライダー)も、身寄りのない自分がロキシーの子供であるとひそかに信じ、彼女の帰郷を心待ちにするのである。

◆感想

・ご存じの様に、今作はウィノナ・ライダーの初期作品であり、彼女の素の魅力にあふれた作品である。

・ウィノナ・ライダー演じるディンキーは、孤児である故か、町が産み出したスター、ロキシーの子は自分であると思っている。同じ学校の男子生徒に揶揄われながらも。

・だが、ロキシーと若き時に一緒になっていたデントン(ジェフ・ダニエルズ)はロキシーが未熟児を産んだ後、自分の元を去った後、別の女性と家庭を持っていたが、彼だけが事実を知っていたのである。
ー それは、その未熟児は死んでいたという事であった。-

・だが、ディンキーは夢を持ちつつ、ジェラルドという男の子と仄かな恋を育んでいたのである。
 そして、真実がデントンから告げられても、ディンキーはジェラルドとキスをして、前向きに生きるのであった。

<今作は一人の女の子が抱えていた願望を事実を知った事で、現実に向き合う姿を描いた作品である。>

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NOBU

4.0 Around'90時代の少女青春映画

2026年5月24日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

癒される

カワイイ

ブレイクし始めた頃の若き日のウィノナ・ライダー主演の青春映画。

オハイオ州の田舎町は地元出身でスターとなったロキシー・カーマイケルが15年ぶりに凱旋することに浮足立っていた。主人公である15歳の少女もその1人。孤児で養女だった彼女はロキシーこそ自分の本当の母親だと固く信じ、変人として疎外される日々の中で母がこの町から連れ出してくれることを強く願っていた。彼女の味方になってくれるのは彼女に惹かれるイケメン同級生とニューヨークから来たスクールカウンセラーの女性だけ。一方、ロキシーの元恋人だった中年男も彼女の帰郷に動揺していた。かつてロキシーは彼と産まれたばかりの子供を残して町を出ていったのだ……というストーリー。

いや良かった。いかにもAround'90時代の青春映画だが、やっぱり僕はこういう青春映画が好きなんだなぁ。あの頃はこういう映画がいっぱいあった。やや群像劇的なドラマ映画でもあるが、ボサボサ頭の変わり者を演じながらも美しさを隠しきれないウィノナがまさにハマり役。『ビートルジュース』(未見)でブレイクスルーし、『1969』『グレート・ボールズ・オブ・ファイヤー』(未見)『ヘザース ベロニカの熱い日』を経ての本作で、次作『シザーハンズ』(未見)で人気を確固たるものにし、90年代を席巻した。その後いろいろあったけどやはりあの頃の輝きは色褪せない。ラストは少し消化不良なところもあるがとてもいい映画でした。

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バラージ

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