劇場公開日 1976年4月3日

カッコーの巣の上でのレビュー・感想・評価

全54件中、1~20件目を表示

4.0病院の中も外も、何も変わらない

2020年12月6日
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鑑賞方法:DVD/BD

 常々、健常者はこの世にいない、みんな何か病気を抱えて生きている、そう思っていました。病院の中の人達は健常者と差異は無く、病院の外の人達も病んだ顔をして歩いている。何処の世界でも変わらず、支配する者、好んで支配をされる者がいて、秩序に膝を屈して、意志を捨てて苦痛に耐える人生を好むか。あるいは――自由とは、決して得難い物では無く、勇気を持って踏み出さなければ、痛みを恐れず突き進まなければ、得られない物――。
 正直、如何にこの映画を捉えるか難しかったのですが、こんな所でしょうか。何か苦い物を感じて、お薦めしにくいところもありますが、とても良い映画だったと思います。

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猿田猿太郎

5.0変わらない傑作です

2024年12月22日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

興奮

25年ぶりに見ましたが、かなりの衝撃を受けました。

何が正義なのか自由意思とは何なのか、考えがまとまらないままですが、チーフが最後に起こした行動に、涙が止まりませんでした。

ジャックニコルソンは言うまでも無く素晴らしかったし、他の俳優の方々も演技とは思えないくらいで、やはり傑作は何年経っても変わらないものなのだと、改めて思いました。

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YOTSUBA

4.0ジャックニコルソン物を観たくって

2024年11月24日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

チーフが良かったよなあ

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symi

5.0ゆっくりの流れの中に名作はある

2024年11月5日
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当時のアメリカンニューシネマの代表作であると共に名作である。映画館では観ていない。未だ10代の頃テレビで観た記憶があった。それ以降少なくても1回は視聴しているがいつだったか思い出せない。今回は見直す為にレンタル店にてBDを借りて再度観た。名優のジャックニコルソンの代表作である。この作品により主演男優賞を受賞した。BDの特典映像を観て分かった事だがこの作品の元々の原作はカークダグラスが版権を買っていて舞台として演じていたらしい…。しかし余り人気は出ず数ヶ月でおわってしまった。そしてその息子のマイケルダグラスがその版権を元に映画化したようだ。

今回再度視聴して初めて気付いた点があった。それは吃音だったビリーが初体験をした後、吃音が治っていた事。これには驚いた!しかし婦長の厳しい叱責により又吃音になってしまうのです…そしてあの事件へと続く。なんとせつない事だろう…。。

人間の尊厳を問うた作品。当時のアメリカンニューシネマはお金を掛けずに良い映画を沢山出していた。その匂いはちょうど今の日本映画やフランス映画のような良質の香りがする。現在の米国映画はお金を掛け過ぎたステレオタイプの作品ばかり創っている。お金を掛けている為ヒットばかりを狙い派手に見せ掛けているだけである。そこは中身の無い作品ばかりである。そんな映画と違うアメリカンニューシネマを是非味わって欲しい。特に若い世代に観て頂きたい。現在の映画とは違い物語はゆっくり進む為、時として時間の経過が長く感じられるかも知れない…しかし現実もそんなに早くは進まないのだ。

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えーじ

5.0人生の教科書

2024年9月13日
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鑑賞方法:DVD/BD、映画館

多感な高校生時代にロードショウで観た時は、椅子から立ち上がれないほどの感動と衝撃でした。すでに還暦過ぎた自分の人生を振り返った時、マクマーフィは、いつも自分自身と対峙するときに存在していたと思います。そんな攻撃的とも捉えられる面が、総合的に自分の人生にプラスになったのかは未だ分かりませんが、少なくとも指標であったことは確かで感謝すべきことだと思えます。
そういえば小栗旬さんの舞台も観に行ったなぁ。
ひとりの男の人生に、たくさんの教えと行動を与えてくれた映画であることには間違いないです。

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airtrek1960

3.5私達のいる処って…

2024年4月13日
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鑑賞方法:DVD/BD

 何が凄いって、ジャック・ニコルソンの顔が凄い。「シャイニング」も、そうですけど、彼の顔見てるだけで感動してしまいそう。彼の顔の筋肉、どうなってんの。時の映画賞、総取りにするわけですね。
 そんな彼の演ずるマクマーフィーも、また凄い。彼、誰に対しても、平等なんです。
 できます?。全てのヒトと対等であろうとする。その一方で、婦長さん、ヒール張りまくりですが、実はリアルな世界では、婦長さんキャラで仕事するヒトが、俄然、圧倒する。きっと私も、その1人。自分ができることは、他者も出来て当然。出来ないヒトは、劣っている。そう思うと、自分と他者の間に、垣根ができる。マクマーフィみたいに、垣根レスにヒトと、接するのって、容易ではない。
 但し、他者を見下す、他者に自分の価値基準を押し付けようとするヒトには、容赦しないマクマーフィ。その結果…。
 この映画が公開され、映画祭で喝采を浴びて、ずいぶん経ちます。今の医療の現場、どうなのかな?。このクニでは「月」みたいな話がありましたけど。
 タイトル忘れちゃったんですけど、確かイタリア映画で、精神疾患のある方を、ほとんど退院させる話がありました。不安になりますか?。何故、そんなことしたと思いますか?。かなりデリケートな問題なので、私から言及できませんが、邦画「くちづけ」とか、マンガ「ブラックジャックによろしく」あたりが、参考になると思います。
 そもそも、「カッコーの…」ですが、これは、閉ざされた世界の、閉ざされたヒトだけのお話でしょうか。あるいは、私達、全員が当事者で、今、私達の暮らす世界の縮図として創られたのでしょうか。婦長さんになりたくないと思いながら、婦長さんと同じことしている自分が、いませんか?。

 私達は、未だに、カッコーの巣から、飛び立っていないのかな?。

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機動戦士・チャングム

5.0周囲に好影響を与えていくマクマーフィの姿に感動

2024年1月20日
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鑑賞方法:VOD

マクマーフィが仮病で入院した精神病院は、閉鎖的な空気が漂い、患者達もどこか人生に対する諦めが感じられるところだった。彼はそんな狭い世界に生きている患者達に、バスケや釣りを教えたり、頭の固い婦長の管理体制に抗議したりすることで、少しずつ患者達の意識を明るく変えていく。彼が患者達に人生の希望を見せる姿に感動し、心が温かくなる。

マクマーフィは他の患者達のことを「話も理解していない奴ら」等と差別的な表現をすることもある。しかし、それは彼が他の患者達を対等な人間として見ているからこそ、変に遠慮せずに率直に思ったことを言っているのだと感じる。そこに彼の精神病患者に対する差別心の無さが表れていて、人間的な器の大きさが見ていて気持ち良い。

マクマーフィを演じたジャック・ニコルソンの全力の演技も、マクマーフィの人間的な魅力を表現できていて素晴らしい。この映画を観てジャック・ニコルソンが好きになった。

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根岸 圭一

4.0人間らしさとは

2024年1月3日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

 主人公の入った精神病棟には、ルールで何もかも決められて監視されている。
 そんな精神病棟で、偽って入った破天荒な主人公は自由を求めてルールを破り、色々な問題を起こす。
 患者どうしトラブルも起きるが、だんだんと皆人間らしさを取り戻していく。というお話。

笑って楽しい映画だと思って観ていたが、ラスト問題児の主人公を強制的に大人しくさせされ、考えされられる映画だった。
主人公に施された、ロボトミー手術という物は知っていたが、改めてその非人道的さと恐ろしさを感じた。

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ふた

4.5素晴らしい

2023年12月3日
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今観ても、感動する作品。
マックが、来たことで患者達が楽しそうにしていく姿が、とてもよかったし、チーフの変わっていく様子もとてもグッとくる。婦長さんも、悪い人ではなく、仕事に対して責任を持ってやっているなかでの、すれ違い。そして迎えた、ラストが、衝撃的!!なんとも言えない感情になりました。

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どん

4.0怖いロボトミー手術

2023年10月14日
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原題の通りだと、結局逃げだせたのはあの巨漢のネイティブ・アメリカンでしたね。ストーリー展開も出演者の演技も素晴らしく、アカデミー賞に価する価値ありですね。
ただ、私が気に入っているのは、仮病で入った精神病院にも、実は私も仮病だったというあのネイティブ・アメリカンがいたことです。この手の展開って結構好きです。「ベルリン天使の詩」の別の天使、実は私も天使なんです。「ハイランダー」のあのおばさん、実は私も不死身なんですとかね。

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ジョニーデブ

5.0衝撃のラスト

2023年10月1日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

笑える

悲しい

病院を管理社会と見立てて、
そこからの脱却を描いた映画。

ラスト、マクマーフィの変わり
果てた姿を見てチーフが動き出す。

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ほんのり

4.5隔離された病棟!! 精神を病んだ人間の尊厳とは?

2023年7月29日
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鑑賞方法:VOD

ジャック・ニコルソン演じるマクマーフィーは
刑務所の労働から逃れるために、精神病を
装っていました。
古い時代、1963年の精神病院に来たけれど
其処には生き甲斐を無くした患者たちがいました。
社会から隔離された、看護師たちからも自由を奪われた患者に生きる希望や自由を
与えようとして必死になるマクマーフィーの
人間らしい心を見ることができました。

刑務所みたいに厚い塀に囲まれた精神病院!

病院を脱出して患者たちをバスに乗せて走る場面は患者であっても人間として自由に
生きたい!
港から船を出す場面は、人生を謳歌したい
気持ちが伝わるシーンでした。

ラチェッド婦長を演じたルイーズ・フレッチ
ャーが光る演技でした。
患者に嫌われる役柄を体当たりに演じていました。
閉ざされた病棟にまだまだ患者に対しての
差別や偏見があった時代の古さ、理不尽さを
感じました。
病院で亡くなる患者の男性の1人。

その後の孤立したマクマーフィーの姿は
生きている屍のように見えました。

マクマーフィーと患者たちの友情、人間として
の生き方、死にいく様、尊厳を考える
ストーリーでした。

補足、昨年の9月に亡くなった女優の
ルイーズ・フレッチャーに追悼したいと思います。彼女自身、難聴でありながらアカデミー賞のスピーチは素晴らしいものでした。

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美紅

3.5夜中に見たら

2023年7月21日
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鑑賞方法:VOD

引きずってしまった。これは本当に病棟内だけの話なのか。

ダニーデヴィート若い

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filmpelonpa

3.0最初は怖い婦長に一泡吹かせようぜ!的なコメディを想像してたけど 人...

2023年6月10日
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最初は怖い婦長に一泡吹かせようぜ!的なコメディを想像してたけど
人の尊厳、心の自由について考えさせられる良い映画だと思う。

っていうか後半のお別れパーティーからの急展開がめっちゃしんどい。

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カミムラ

5.0怖い婦長

2023年4月17日
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鑑賞方法:DVD/BD

主人公(ジャック・ニコルソン)は乱暴者で、精神鑑定を受けることに。
病院では厳格な婦長(ルイーズ・フレッチャー)に管理された患者を目の当たりにする。
ちょっと規格外の主人公は、あの手この手で患者たちを楽しませようとするが、婦長の逆鱗に触れてしまい・・・。
社会は、色んな人が共存できる場でないと窮屈だ。

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いやよセブン

5.0素晴らしいとしか言いようがない演技

2023年2月9日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

刑務所から逃げる為に、精神異常を装って施設へと来た主人公。
しかしそこで見たのは不条理に患者達を抑制する実態だった。

嫌気がさして脱走を考えるが、不思議と共同生活をするうち「仲間」との関係が気になってくる。
そして周りも彼をきっかけに変化していく…

ジャック・ニコルソンとルイーズ・フレッチャーが凄いのはもちろんですが、他の登場人物 皆の演技がとにかく素晴らしい。
そしてストーリーも非常に考えさせられる作品。

衝撃的なラストシーン、飲み物を持つ手が止まり完全に画面に見入ってしまいました。

まさにこういう映画が自分の知らない世界を見せてくれて、日常において人との付き合い方を見直すきっかけになる。

映画史に残る不朽の名作!!
いやぁ、余韻が凄い……

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びぃあぃじぃ

5.0映画が終わった後の拍手

Mさん
2022年10月2日
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映画が終わった後、拍手をしたくなる時は時々ある。しかし、この作品を見た時には、映画館で自然に拍手が沸き起こった。
思い出してみても、映画の最後にあんな反応があったのはこの作品だけかもしれない。
もう一度、見直してみたいと思いつつ、そのままになってしまっている。

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M

5.0生きる力を何度も権力に奪われる姿が心に響く

2022年1月27日
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20代で初めて見て、60代の今でも毎回何かを感じる名作です。
クズな主人公マクマーフィの生命エネルギーがこの映画の全ての根源だが、その力を強制的に何度も権力に奪われる姿がどの年代でも心に響くのだろう。
ラストの救いに泣けるのはそのエネルギーが受け継がれた姿を感じたから。
権力に道理があるのも描いてるのも凄い。

監督と主役役者だけでなく、何もかもがこの時代に噛み合って完成した映画の歴史に残る名作

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Yoji

0.5ここまで政治にへつらう映画があったか

2021年11月27日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

この映画は精神病院が舞台で、「精神病」の患者たちが登場人物ですが、製作者側は一言注意書きを入れておくべきでした。「精神病」などはこの世界に存在しないのだ…と。それがこの映画の世界観です。

精神病を否定すれば、精神病院の患者たちへの治療は監禁や拷問にすぎません。
だから道化役マクマーフィはこうした不当な処遇を告発するような言動をつねにしている。それは身近な生活上の管理体制を素材にして、映画製作当時の東側における監視社会の不当さを訴えかけているようにも見えます。

しかし、精神病の存在を否定できなければ、精神病院の患者たちへの治療は病気から自由になるために不可欠です。マクマーフィがしていることは単なる治療妨害であり、患者を自由から遠ざけるだけの話です。むろん、これが現実なのです。

このような歪んだ世界観を、製作者側に無理やりでっち上げさせたのは、いうまでもなく「東西冷戦」でしょう。そんな世界政治の構図の中で、西側陣営の象徴たるアカデミーに、半沢直樹じゃあるまいに土下座して映画を作って、「よくできたでしょ、褒めてよ」と言っているのが本作です。

…小生はいただけませんね。

追記)
その後、ネットの情報から本作の下敷きにミシェル・フーコーの狂気論があることを知りました。
その狂気論とは、「狂気とは理性と対の知の形だが、近代的理性が権力を握るのに従い、医学的管理の下に社会から見えない場所に追いやられてしまった。しかし、時代の制約から逃げるには狂気の全面的開放が必要であり、それを実行したのがゴッホやニーチェであった」というものです。

なるほど、理性と狂気の対立という構図ならわかるかも…と思って再見しましたが、狂気の全面的開放が港のクルージングや深夜パーティで、時代を変える予兆がチーフの脱走にあるとは、小生には思えませんでした。比喩として何も意味を受け取れない。
「狂気の歴史」を読破しなければわからないのでしょうか。ならば、それは一般の娯楽映画とは言わないでしょう。

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徒然草枕

5.0久しぶりに

2021年8月1日
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何度も観ましたが
久しぶりに観たくなって…
こういう映画…無くなってしまったな。
近年の映画は「アメリカ映画のセオリー」に則ったものばかり。
主人公は、共感重視。
無駄なく、味気ない。
エンタメとしてはそれが良いのかとも思うんですが
こういう雑多なエピソードが重なって行く映画も良いと思うんだけど。

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キョン