ガタカのレビュー・感想・評価
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強く生きる
遺伝子操作が可能になり、産まれた時には適合なのか不適合なのか差別される近未来SF。
遺伝子操作というSF的な要素に実験的要素を感じる世界観がSF好きの自分にはたまらん!そして作風は静かで人間ドラマが中心の「静かなるSF」(自分で勝手に作った造語)
これだけでも最高なのに、ストーリー展開がサスペンスやラブストーリー、人情などの作品を盛り上げる要素がたっぷり!
終盤には伏線回収もあり、ラストはジーンとくる。
欲を言えば視覚効果に物足りなさを感じたけど、昔の映画なので仕方ない。
観終わってから知ったけど、今作はアンドリュー・ニコルのデビュー作らしい。
これでデビュー作って凄いな…
ってことでアンドリュー・ニコルは注目監督の1人になりました。
夢がかなって悲しくなる
おうち-250
SASUKEのゴールも、「反り立つ壁」を超えてからこそ。
ジェローム・ユージーン・モロー
IQ★★★★★
運動能力★★★★★
視力★★★★★
名前のセクシーさ★★★★★
顔面偏差値★★★★★★★★★★★★★★★(測定不能)
いや、ジュード様が王子様すぎて。なにこのきれいな瞳。横顔。声も好き。ブリティッシュ・イングリッシュも好き。全部好き。ハゲても好き。これだけ好きなのに今さら隠れケツアゴだって気づいたけど、好き。
そして、全ての24ヲタの涙をかっさらっていったジョージ・メイソンさんことザンダー・バークレーさん、これまたいい役で出演されてます。
細胞レベルで適正者(エリート)か不適正者か選ばれ、寿命や病気になる確率もわかってしまう近未来。
不適正者として生まれたヴィンセント(イーサン)が、適正者しかなれない宇宙飛行士になるため、適正者かつ王子様のジェローム(ジュード様)の血液で入社試験という名の血液検査をクリア。
適正者ジェロームと偽り、入社するけど、その会社で殺人事件が起き、不適正者が犯人と推定され、、、という話。
小さい頃から適正者の弟より何もかも劣った自分を認めつつ、夢を諦めないヴィンセント。
細胞レベルでは叶わなくても、努力で人一倍頑張るヴィンセントに、自らは描けなかった、夢に生きる人生を託したジェローム。
このジェロームの献身的な支えが切ない。毎日採血して、採尿して、皮膚片や髪の毛を採取して、運動の心拍数も提供。ヴィンセントにスポットが当たりがちだと思うけど、ジェロームのルーティーンも並大抵のことではない。
SFであり近未来という舞台でありながら、衣装がクラシカルだし、コンピュータの画面の画素数も粗く、車も宙を飛ばないしタッチパネルもないし自動運転じゃない、その他技術も近未来というより2020年からしても結構前に感じる(もちろん公開されたのは1998年なのですが)。
それはきっと、「自分の人生を生きろ」、「運命は自分の手で拓け」、「不可能なんてない、出来ないと決めつけるから出来ないだけ」という普遍的なメッセージが、いくら先端技術が繁栄した近未来でも受け継がれるように、というメッセージなのではないかな、と勝手に推測。
壁にぶち当たったり、ライバルとの差を見せつけられたりして、落ち込んでも、目指す「上」があるからこそ努力するんですね。
とうとう我が地にもコロナ襲来。息子が受験の為極力出歩きたくない。急...
名作。遺伝子により差別されるのが当たり前になっている近未来SF。 ...
名作。遺伝子により差別されるのが当たり前になっている近未来SF。
遺伝子操作により生まれた適正者、自然に生まれた不適正者には優劣があきらかで不適正者にははじめから就く事が出来ない職業というのもある。主人公ヴィンセントは不適正者だが、ブローカーから適正者のDNAを買い生体偽装をして宇宙飛行士を目指す。いろいろゴタゴタもあるが、本人の努力で宇宙飛行士の能力を勝ちとる。
身分なんて関係ないぜ。社会と戦うとかじゃなくて自分自身との戦い。
「欠点ばかり探すのに必死で気付かなかったろう。可能なんだ」「戻ることなど考えず必死に泳いだ」台詞一つ一つに痺れる。
深い… 深過ぎて頭が追いつかないまま終わった ラストにどんな意味が...
あまり多くは語らない人達ばかり
期待未満。
噛めば噛むほど系
観てからガタガタ言おう
説教臭さは鼻につくのだが(苦笑)、ただ、映像自体は大変クオリティが高い作品。一連のコロンビアピクチャー→ソニーピクチャー配給の、あの乾いたレトロフューチャー感のある現代アート的世界観はここで爆発していたように思われる。
ストーリー内容は、もう有名なSFサスペンスなので割愛するが、優生思想が根幹になってしまった未来というシチューションは、多分、だれもが描くディストピアだろうし、そうしてそのディストピアを望んでいなくても無意識に心を掴まれ続け離して貰えない悪魔の思惑なのだから、それが現実と成る世界は確実に訪れる筈だ。望まないモノに成る。。。戦争然り、自然災害然り、こうして人間の負の思想、マイナス思考が科学万能の未来を構築していく原動力となる。
そんな世界の中でも、抗う者達、そしてその抗いに感動し、賛同し、協力していく人達。ピュアなままに、夢に向かって突き進む人に、そのファンは自分たちの人生を乗せたくなる。。。ん?これって、某国会議員上西女史の話とリンクするような・・・具体的な手助けがあるのかどうかわからんが、やはりファンは多い方がいいだろうね(苦笑)
ストーリー展開は、そういう自分の頑張りに共鳴した周りの人達に助けられて、夢を実現するという話なのだが、やはりこの作品のキモは、いわゆる『スペースオペラ』的な雄大な時間が流れるSF大作とは逆ベクトルのミニマム的、しかし充分現実性の高いストーリーを宇宙ではなく室内での設定で展開していくことが確立された作品なのだろうと思う。それには前述にあるとおり、かなり高度な美術的要素も必須である。レトロでもポストでも、とにかく観客がそれをスタイリッシュと思える、そういう作品の代表なのである。
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