風と共に去りぬのレビュー・感想・評価
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強すぎる女、スカーレット・オハラ
南北戦争で何もかもを失いながら、たくましく生き抜いたスカーレット・オハラを描く大長編。 見てる途中で南北戦争をちょっと調べて、なんとかついていけました(^_^;) それにしても長い… 約4時間だけど、スカーレットの波乱万丈の生涯は、最後まで飽きることなく見れました(^_^;) 4時間も見たのに、ラストは微妙だったけど… だだ、スカーレットの負けず嫌いというか、天邪鬼というか、あまりにひねくれた性格の女には、関わりたくないなぁ~(^_^;) で結局スカーレットは、アシュレーの事がホントに好きだったのか?ただ、自分に振り向いてくれない男を振り向かせたかっただけなのか?
やっと映画館で観れた
何度かリバイバル上映してたがタイミングが合わず、やっと時間が合って映画館で観れた。 主人公のはちゃめちゃな生き方に羨ましくも有るが、共感は出来ない。 南北戦争当時の大変な時代だから仕方ない面は有るが、それでもなぁ。 という面は抜きにして、壮大な撮影で製作した作品となっていてそこは素晴らしい。
名作なのかもしれないけど…
喜怒哀楽がめちゃくちゃ激しく、自分勝手な主人公。 南北戦争敗北による没落から這い上がる為になんでもするという覚悟故の言動だからしょうがない部分もあったけど、どうもあのとんでも主人公に乗れない自分がいて、合わないなと感じてしまった。 それと黒人家政婦の字幕語尾、あれ酷いなと思った。
ヴィヴィアン・リーの女優魂の真紅のヒロイン・スカーレット・オハラ
太平洋戦争突入のため戦後の1952年に漸く本邦初公開された20世紀ハリウッド映画の金字塔を、同年制作(1939)の「駅馬車」と同様に戦前の日本人が観ていたらどうだっただろう。淀川長治氏は、アメリカ映画輸入禁止の世相状況で東宝の重役数名と隠密に数巻ではあるが試写して、色彩映画のスケールの大きさに度肝を抜かれ、アメリカとの戦いには勝てないだろうと思った、と述懐している。更にディズニー映画「ファンタジア」全編を観てその意を強くしたということです。現在より遥かに日米の映画制作力の差は歴然とありました。 この映画の魅力は、その不穏な時代に約70年前の南北戦争を背景にした男と女のメロドラマを豪華絢爛に描き、スカーレット・オハラという男に怯まず時に誘惑し利用するヒロイン像を生命力豊かに創造したことだ。恋人ローレンス・オリビエと許されぬ恋愛にあったヴィヴィアン・リーの女優魂が、スカーレットそのものの存在感でスクリーンに映し出されている。翌年の「哀愁」の悲劇のヒロインとは真逆の強い女性像は、当時でも完全に悪女の部類に入る。しかし、美貌の絶頂期にあるヴィヴィアン・リーの魅力で、混乱の時代の女性の生き方として説得力があることが、この映画の素晴らしい要素のほとんどを占めている。原作者マーガレット・ミッチェルが理想とする男優クラーク・ゲーブルがレット・バトラーを演じ、オリヴィア・デ・ハヴィランドのメラニー、レスリー・ハワードのアシュリー、そしてトーマス・ミッチェルの父役とハティ・マクダニエルのメイド役のキャスティングが見事な調和で、主人公スカーレットのヴィヴィアン・リーを更に際立たせる。 初見の10代の若い時は、只々スカーレットに圧倒され、アシュリーの不甲斐なさが気になっていたが、年を経るとスカーレットにもレットにも人間の弱さがあり、それを隠すために強がっているのではと見えて来て、するとこの映画で最も心の強い人はメラニーではないのかと思えてくる。男と女の典型的なメロドラマでも、自分の人生経験の変化で見方が変わるのがまた名作の面白さである。
怖いもの知らずで都合の良いように 行動するスカーレットには ちょっ...
怖いもの知らずで都合の良いように 行動するスカーレットには ちょっとやりすぎなようにも感じたけど 生きるための努力にもみえた。 でもそのせいもあって 最後まで愛してくれる人がいなかったのが残念。 1番強かったのはどんな時も スカーレットへの感謝を忘れず 芯をもってたメラニー。 ジョンは結局振り回し振り回されて 私だったらこんな男は嫌かな。。 スカーレットなりに頑張ってたから 次こそは幸せな暮らしをしていてほしい!
【虚栄心の強い面倒臭い男女の十数年に亙る恋物語を、アメリカ南北戦争を背景に描いた作品。ヴィヴィアン・リー演じるスカーレット・オハラの、ジェットコースター人生を描いた作品でもある。】
ー 序盤は、アメリカジョージア州タラ(南軍支持の土地柄)の大地主の娘スカーレット・オハラ(ヴィヴィアン・リー)の我儘、もしくは傍若無人な言動に違和感を覚え、余り物語に入り込めず。 (あの態度では、アシュレーはメラニーを選ぶよな・・とか、レット・バトラー(クラーク・ゲーブル)も言動が軽薄だなあと思いながら鑑賞)ー ・が、中盤、スカーレットが南軍の敗北により零落していく中、決意を新たに立ち上がっていく姿が描かれる辺りから徐々に物語は面白くなる。 - ここで、インター・ミッション ー ・再開後も、スカーレットは相変わらず強気の性格で、 ”え、タラの土地を守るためにそんなことするの?” とか、 ”結婚相手のチャールズ君は挙句の果て、非業の死を遂げるし(これスカーレットのせいじゃない・・)” とか、 ”レット・バトラーも感情の起伏が激しく、大丈夫?” とか、 ”愛娘が亡くなって で離婚?” ”体は弱いが頼りだったメラニーも亡くなってしまい(メラニーは理性の人だったのになあ)、メラニーの夫アシュレーの下にスカーレットが戻ると勝手に思ったレット・バトラーは”故郷で暮らす”と言って、タラを去って行ったり・・・。” とか、突っ込み所満載ながら、物語は凄いスピードで進む。 ・が、何だかんだ考えながらも、私の体感鑑賞時間2時間45分(細かい)で観終わったのだから、作品自体に力があるのは間違いない作品である。 <私は、色々脳内で突っ込みながら楽しく観賞したが、(ストーリーの一部の粗さも含めて)一度、キチンとプロと言われる方々のレビューを読んでみたい作品でもある。> <2020年3月29日 コロナ禍がやや落ち着いた頃、「安城コロナワールド」という劇場名故に、大変な状況になっていた劇場で、お客さんたった4-5名で鑑賞した作品。 だが、余りの面白さ故に4時間に及ぶ長尺は全く気にならず、大変な状況を束の間、忘れさせてくれた作品でもある。>
4つのピースが完成
リバイバル上映で初めて見たときは、ちょうど小説を読み終えたところだったので、 大きなスクリーンにあの曲と共にタイトルが出てきたときは 嬉しくて涙が出てきたことを思い出します。 そして今回、偶然にも新約を読んでいる最中に 午前10時の映画祭で観られるというので嬉しかったです。 スカーレットとバトラーの印象はあまり変わりませんが、 観るたびに株が上がるのはメラニーですね。 そしてアシュレイですが•••昔からずーっと感情移入できませでした。 それが今回、新約を読みもう一度観て、やっと 彼の世界観と絶望感に納得しました。 50年がかりというのはお恥ずかしいかぎりで•••。 やっと全員の世界ができあがりました。 ホント、遅!
オールドサウス
南北戦争の時代を生き抜いた淑女を通して『アメリカ』を描いている映画だと感じた。南の人は、南北戦争前の時代を凄く愛していて、そういう気風がアメリカという国の祖国愛に繋がっているのではと思った。それは、親から子へ代々受け継がれていっているのだなと思った。 主演のビビアンリーも美しい女優で役にぴったりだった。 ただ、昔の映画らしく、とにかく長くて、その意味で寝られる映画だと思った。
原作も前半しか読んでない・・・(汗)
ハリウッド映画を語る上では避けて通れない作品。前半は好きだ。何度観ても感動する。しかし、後半はいつもだるくなって最後まで通して観ることが少なかった。思い切って後半の視点をメラニーや黒人給仕のマミーへと移してしまうくらいの大胆な手法が欲しい。撮影も当時としてはかなり凝っていて、特に二つの落馬シーンや“階段落ち”での驚愕のシーンは忘れられないくらいだ。そして個々のエピソードを大切にするあまりに、シークエンスがよくない。泣かせる部分にもっと時間を割いて、余計な部分を切り取ってもらいたいと感じた。 それにしても1939年の作品ということを考えたら、すごい映画だ。その上、監督の交代劇や脚本家をまとめあげるという作業でも苦労があったようだ。
Great movie in history!
Must see movie. Reflect a moment in our heart. Old movie, but new to present generation as well.
前半だけで良かったような。
映像も撮像技術も古いけど、ドキドキして目が離せない。中間の休憩が終わってから、より人間臭さが出てきて面白いんだけど、長時間の鑑賞で疲れが出てきたのか、後半の特に後半は、何となくしっくりこなかった。
大河ドラマのよう
午前十時の映画祭で鑑賞。 まず驚いたのは、劇中音楽がずっと流れている事(特に前半)やはり音映像と音楽は切り離せない関係なのだなと名作から再認識させられた。 前半はロマンチックなラブロマンス。クラシック音楽と共に主人公ヴィヴィアンの一途な想いと、強かさが描かれる。 後半は南北戦争の最中で生きる人々。ここでもヴィヴィアンの強さが描かれる。南北戦争という大きな題材はあるものの、いつでもどんな時も力強く生きる一人の女性というテーマがあるのだなと思った。 映画館で見れて良かった作品。
人生そのものを描いた財産になる名作
「すべての人生は風と共に去りゆく」まさに人生そのものを描いた歴史的超傑作で財産になる名作。 スカーレットがたどる波乱万丈の人生を自分の人生に照らし合わせながら自らを見つめ直すことが出来る貴重な作品。 「明日は明日の風が吹く」最後は感動で胸が熱くなり自然と涙が溢れ出る。そして鑑賞後は心が豊かになり幸福感に包まれる最高の時間を過ごすことが出来る一本。タラのテーマ曲を聴いただけでも数々の名シーンが蘇り何度でも観たくなる。 映画史上に燦然と輝く愛の金字塔をスクリーンで観ることが出来て大変光栄です。 (午前十時の映画祭にて鑑賞) 2019-117
歳を重ねるごとに観るべき映画
私がこの映画を初めてちゃんと観たのは二十歳過ぎで その時はスカーレットを「最悪の女」と思ったけど 三十代半ばでちゃんと観た時は 「生きて行くにはスカーレットみたいに強くなければ!」と思い、 今回の「午前10時の映画祭ファイナル」で50代で観た印象は 「人生、諦めてはいけない!!」 と言う様な境地にたどり着きました。 映画だけでなく、小説やアニメでも、 若造の時は汲み取れなかった様々なことが 自分の年齢や経験によって共感できる様になる。 名作と言われるものにはやはりそう言った 普遍的なパワーがありますね。 「午前10時の映画」自体が今年で終わりになります。 だから、若者も往年の映画ファンも とりあえず自分のために観ておいて欲しい。 5年後、10年後、この映画が映画館で観られる保証は もう、無いのだから〜〜
原作も名作、映画も名作
昔、原作を読んだ後で観た1回目は、省略が多く軽いなと感じました。 しかし、2回目の時には、これは素晴らしい名作だと感じました。 スカーレットになぜ世界中は惹かれたのか。 原作者のM.ミッチャルは、出版するつもりはなかったようで、だからこそ、読者や観客に媚びるような描き方をせず、それが情熱の女性を奔放に描けたからかも知れません。 今回は久しぶりの鑑賞でしたが、じつに素晴らしい作品だと今回も感嘆しました。 小説の映画化であると知っていながら、”かつて南北戦争の時代に” という実話のような臨場感を感じていました。 スタッフだけでなく、ヴィヴイアン・リーやクラーク・ゲーブルという名優がおりしもいたという偶然から生まれた、奇跡のような映画だと思います。 製作から、80年も経った映画だとは到底思えません。 なお、小説でのラストは、「明日は明日の陽が照るのだ」で終わっています。 ("風"は使われていません)
史上空前の傑作!
ヴィヴィアン・リー、クラーク・ゲーブル、オリヴィア・デ・ハピランド。俳優が物語の主人公に同化して、心を揺さぶる圧倒的な演技、というよりそのものとしての存在感を発揮した、奇跡の映画。 まさに、これこそ、映画。一生で一度も、映画館でこの作品を観ないのは人生の損、ともいうべき、人類の宝。 1939年にこの映画を創り上げた国には戦争で勝てるわけない、と当時リアルタイムで観た日本人が嘆いたのも道理のスペクタクルと映像美。 本作と「アラビアのロレンス」「ドクトル・ジバゴ」「2001年宇宙の旅」は必ず映画館で観るべき、畢生の傑作。早く映画館に行くべし。
さすがに今の時代には・・・
(午前10時の映画祭) 1939年の作品で当時のアメリカの技術力に驚き。 ただ、黒人の描き方など今の時代ではありえないほど差別感がある。(原作はもっとひどいらしいが) 80年前の作品を今の基準で判断してよいか、ちょっと判断が難しい
レットがマジモンのスパダリでメラニー様が主人公
ずっと見なくてはと思い続けていたけどやっと観た 名作はやはりすごい。貫禄というか風格があるわ。あといろんなものの元ネタが詰まっていた。もっと早く見てもよかったが、まあ今の歳だから面白いかなという話でもあった。 話全然しらんで見たけどスカーレットオハラがかなりヤバめな性格破綻者で本当に美貌一つを武器に勝ち抜いてる元コジキ中国人って感じで こんな話なのか〜…と思った それに対してレットは粗暴に見えてそつなくなんでもこなすしめちゃ都会ナイズされてて粋な紳士で金持ちで愛が無尽蔵で待つこともできる 完全にスパダリ レットとメラニーのキャラが際立ってる
まるで 絵画 が動いてるようだ!
今の子が観ても昔の作品は面白くない? とんでもない! 私が生まれるよりずっと前どころか、両親が生まれるより前の映画なのに、なんて美しいんだろう! こんなに綺麗な色味をつくるのに、どれだけの手間がかかっているんだろう。 それにしても スカーレットは可愛いですね。 最後 レットがいなくなってしまった時に、「明日かんがえよう」って言うのが可愛い。本当に困ってるのも可愛い。 あと レットに無理やりベットに連れてかれた次の朝、楽しそうに鼻歌を歌うのが可愛い。 嫌がってたじゃん! 「明日やろうは馬鹿野郎」は正論かもしれませんが、そこに縛られるくらいなら 馬鹿野郎 でいいと思いました。人には体力というのがありますから、正直に生きた方が合理的なんです。 スカーレットの感想に関しては、完全に私がリーのミーハーなだけです。すみません。 だって 可愛いんだもん。
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