劇場公開日 2024年8月2日

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「核兵器と日常」風が吹くとき スクラさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0核兵器と日常

2024年8月14日
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泣ける

悲しい

第二次世界大戦後、もしその後の戦争で核が使われ、イギリスが標的にされたら?
そんな重い架空のお話

アニメーションだけかと思ったら、所々の背景に実写が使われ、なんとも言えない現実感が漂う演出。

ある日、核戦争の危険が高まってると自宅にシェルターを作る一方、登場する夫婦の会話は危機感が全くない。ちょっとイライラするレベルに。
でもこれが一般人にとって普通なんだと思う。

今も世界中で紛争・戦争は絶えないけど、私たちは自分の国が次の瞬間に攻めてこられるなんて思ってない。

「そんなバカな?本当にミサイルを打ったのか」
そう理解したときには、もう爆弾は落ちている。
そして、死とともに風が吹く

やるせない気持ちしか残らない、重たい内容の映画だけど、『サウンド・オブ・ミュージック』とか『アンネの日記』みたく一度は観てほしい映画だった

スクラ
スクラさんのコメント
2024年9月1日

柔らかなタッチの絵なのに、その恐ろしさが伝わってきてゾッとしました。平和を願うばかりです。

スクラ
Mさんのコメント
2024年8月15日

そうですね。タイミングよくテレビを見たり、スマホをいじったりしてないと、自分の身に何が起こったのかさえ知らないままになるのかもしれませんね。

M