「非日常の中で淡々と日常を過ごす意味」風が吹くとき bluecultさんの映画レビュー(感想・評価)
非日常の中で淡々と日常を過ごす意味
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リバイバル上映ということで、数十年ぶりに鑑賞しました。
以前観た時になんとも言えぬ後味の悪さを感じ、もう観ることはないだろう…(辛いので)と思っていましたが、改めて当時の世界情勢の背景を想像しながら観ると、反核・平和への願いを強く感じました。
日本では被曝国ということもあり、核爆弾の知識を学ぶ機会がありますが、40年近く前の諸外国ではおそらくこの主人公の夫婦のように被曝後の身体への影響等について情報を得る機会もあまり無かったのではと推測されます。
非日常的なことが起きているのに、何とか日常を保とうと過ごしている夫婦のアンバランス感がじわじわと怖さを感じます。
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