「カジノ経営で才を発揮し楽園を築いた男の栄光と没落」カジノ ノブさんの映画レビュー(感想・評価)
カジノ経営で才を発揮し楽園を築いた男の栄光と没落
午前十時の映画祭で鑑賞。
ロバート・デニーロ、シャロン・ストーン、ジョー・ペシ共演、マーティン・スコセッシ監督作品。
この映画も長尺ゆえに見逃していた作品で、ようやく鑑賞することができました。
冒頭、デニーロ演じるサムがキャデラックに乗り込みエンジンをかけたとたん爆発、というシーンからのオープニング。
サムの回想形式で、時にペシ演じるニッキーの回想を織り交ぜて描かれるラスベガスの光と闇。
見応えたっぷりの3時間でした。
実社会では関わりたくないが、映画で描かれる裏社会の世界は本当面白い。
予想屋だったサムがシカゴのボスからカジノ経営を任され、才能を発揮して売り上げを伸ばし、高級娼婦のジンジャーまで手に入れる。順風満帆かと思われたが、粗暴なニッキーがボディガードについたことから様々な問題が起こり、サムが築いた楽園が崩壊へと向かう。
サムが人間関係に悩まされたり、妻に悩まされたりするところは大いに共感できる。
ただ、一つ間違えると命を失うというところが表と裏の大きな違い。
ラスト近辺では口封じのため次々と人が殺されていきますが、オープニングで爆破で吹っ飛んだと思われていたサムが奇跡的に助かり生き伸びたというのが良かったです。
ジンジャー演じるシャロン・ストーンの美貌と熱演も光りました。
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