「タイムカプセル」オズの魔法使 昭和ヒヨコッコ砲さんの映画レビュー(感想・評価)
タイムカプセル
現在ではパブリックドメインとなるほどに古い作品。
児童文学の映像化作品であり、1939年の作品であることを考えれば目が覚めるような摩訶不思議映像力がある作品。
物語の途中でセピアから抜け出したカラーの世界は鮮やかで魅力的な世界だった。
ピンク色になった馬の存在感がすごくて好きだった思い出。(着色の際に色が無かったからピンクにしたとか聞いた気がする…)
これを子供の頃に見れたことはひとつの幸運だと思う。
と、個人的には高評価な映画ではあるのだけど、この作品のキモがおとぎ話と映像的なギミックであるため、現在の子供の視聴に耐えられるかと言えば難しいところ。
どんな体験でも時代・文化・自分の年齢など様々なものが複合しているものだと思うので、この作品は今となってはかつての子供がアルバムやタイムカプセルのように楽しむ作品になっているんじゃないかと思う次第。
ちょっとサルに襲われるシーンとか、魔女が溶けるシーンとか子供心に怖かった思い出。
あと、カカシとブリキがちょっと不気味。
コメントする