オーシャンと十一人の仲間

劇場公開日:

解説

ラスベガスを舞台に、第二次大戦生き残りの戦友たちがくりひろげるコメディ・タッチのギャング映画。ジョージ・クレイトン・ジョンソンとジャック・C・ラッセルの原作をチャールズ・レデラーとハリー・ブラウンが共同で脚色し、「勝利なき戦い」のルイス・マイルストーンが監督した。撮影は「カンカン」のウィリアム・ダニエルス、音楽をネルソン・リドルが担当。出演は「カンカン」のフランク・シナトラ、「果てしなき夢」のディーン・マーティン、ピーター・ローフォード、サミイ・デイヴィス・ジュニア、アンジー・ディッキンソン、リチャード・コンテ、シーザー・ロメロら。特別出演としてジョージ・ラフト、レッド・スケルトン、シャーリー・マクレーン。製作ルイス・マイルストーン。

1960年製作/アメリカ
原題または英題:Ocean's 11
配給:ワーナー・ブラザース
劇場公開日:1960年12月24日

ストーリー

クリスマスの1週間前、エースボスはラスベガスでの大仕事を計画していた。彼はオーシャン(フランク・シナトラ)にまかせた。オーシャンは第二次大戦中空挺部隊の軍曹で、仕事の仲間に10人の戦友を呼んだ。彼らは音楽家志望のハーモン(ディーン・マーティン)、元オートレース選手ステファンズ(リチャード・ベネディクト)、金持ち息子のフォスター(ピーター・ローフォード)、電気技術師バーグドーフ(リチャード・コンテ)、元サーカス座員コーニール(ヘンリー・シルヴァ)、元プロ野球選手ハワード(サミー・デヴィス・ジュニア)ほかにマスラー(バディ・レスター)、オコナーズ(ジョーイ・ビショップ)、レイマー(ノーマン・フェル)、ジャックソン(クレム・ハーベイ)で、エースボスの家に終結した。彼らにはそれぞれ大金の欲しい理由があった。オーシャンは計画を説明した。ラスベガスのサハラ、リビエラ、デザート・イン、サンズ、フラミンゴの5つ賭博場を、大晦日の夜12時きっかりに送電線を倒し停電させたスキに金を奪う――一味の5人は店にそれぞれ働き、他の5人は客になりすまし、ハワードはゴミ運搬車の運転手で、ゴミとともに金を運ぶ受持だった。彼らはダニイの指揮のもと、軍隊式規律のもとに着々と準備をすすめた。バーグドーフは各賭博場のスイッチに仕掛けをした。大晦日――どこも乱痴気騒ぎで沸いていた。フォソターの母も6番目の夫サントス(シーザー・ロメロ)とともにきていた。12時、“蛍の光”のメロディとともに場内は真暗になった。つづいて停電、一味は金を奪ってゴミ溜にすてた。ハワードは運搬車で非常線をゆうゆう突破した。ところが、バーグドーフが道路上で急死した。一方、サントスはフォスターが当地にいることを知って何かをかぎつけ、賭博場の経営者たちに金を取りかえしてやるといった。サントスはオーシャンを訪ね、金を半分半分にしようと交渉した。オーシャンは金をバーグドーフの棺に隠し、本拠に運ぼうとした。そこに未亡人が遺体を引取りに来た。何も知らぬ彼女は葬儀屋のすすめで当地で火葬にすることにした。葬式に参列する11人とサントス――彼らの耳にゴウゴウと火葬場の音がきこえてきた。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.0ショータイム

2021年11月7日
PCから投稿

オーシャンズ11のオリジナルと思って観ると肩透かしです。
こちらは東映オールスターキャストの吉例顔見世興行です。
始めの一時間は、シナトラ君以下当時の大スターがゾロリと登場して、それぞれ大見得を切ります。
当時のアメリカ人にしたらお馴染みさんばかりなので、あいつあの役やるんだとか、あいつちょっと似合わねえなあとか言いながら、観終わったら大満足で帰っていくわけですね。
ですからそれほど馴染みのない日本人にはそもそも役者と役柄を覚えきれず、話も冗長で盛り上がりもサスペンスもない凡作に感じますが、そもそも制作の意図と対象の客層が違うんだから仕方ないです。
というわけで、私も作品としては2点ですが、スターたちに敬意を表して一点おまけです。
しかしジョーカーのロメロ君の素顔初めて見た。

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越後屋

2.0楽しい強盗ごっこ

2021年6月30日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 ジョージ・クルーニーのリメイク版がほうが好き。泥棒仲間なんかじゃなくて、戦友の集まりといった感じが強いかもしれないし・・・

 大晦日、5つのカジノの店を同時に襲うといったところが華やかで面白いところだ。作戦もそんなに小技がなく、同時に停電させることがメインとなる。楽すぎる強盗、それがキーワードになるくらい。「トニーが死んだ」・・・葬式までやっちゃうのにはまいった。どこが面白いのかわかんない映画でした。これをよくもまぁ娯楽作にリメイクできたものだ。

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kossy

4.0華やかな顔ぶれで繰り広げられる元祖オーシャンズ11。 軽妙なテンポ...

2019年5月2日
iPhoneアプリから投稿

華やかな顔ぶれで繰り広げられる元祖オーシャンズ11。
軽妙なテンポでわかりやすいストーリーながら捻りも充分にあり結末も意外で楽しめた。当時としてはかなりオシャレなエンタメ映画だったと思う。

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tsumumiki

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