狼の挽歌

劇場公開日:

解説

一匹狼の殺し屋が裏切られた女への激情と、姿なき敵に不敵な戦意を燃やすアクション作品。製作はピエロ・ドナティ、監督は「血斗のジャンゴ」のセルジオ・ソリーマ、脚本はソリーマとサウロ・スカボリーニ、ジャンフランコ・カリガリッチ、リナ・ウェルトミューラーの四人、撮影は「ナポリと女と泥棒たち」のアルド・トンティ、音楽は「さよならを言わないで」のエンニオ・モリコーネが担当。出演は「雨の訪問者」に夫婦で共演したチャールズ・ブロンソンとジル・アイアランド、「女王陛下の007」のテリー・サヴァラス、「キャンディ」のウンベルト・オルシーニなど。

1970年製作/イタリア
原題または英題:Voilent City Citta Violenta
配給:ヘラルド
劇場公開日:1970年12月19日

ストーリー

フロリダ南方の灼熱の島バハマ。一匹狼の殺し屋ジェフ(C・ブロンンン)は愛人バネッサ(J・アイアランド)とドライブ中、何者かに追跡されて町の一角に追いつめられた。そして、その前に有名なレーサーの車が立ちふさがり、車から弾丸が発射され、ジェフの肩を打ち抜いた。乱射戦となり、ジェフは三人を射ち殺す。ジェフは殺人容疑で裁判ざたとなったが、弁護人スチーブ(U・オルシーニ)の努力で正当防衛が認められ釈放された。ニューオリンズに向った彼はレース場に赴き、例のレーサーの車がカーブにさしかかった時をねらってライフルの引き金を引いた。車は火だるまとなって爆発した。数日後のパーティで彼はバネッサと再会した。車のレーサーと彼女は関係があり、ジェフの存在に嫉妬して殺そうとした事が分った。翌日、マイアミに向う二人が空港に着いた時、事務員が一枚の封筒を渡した。中には、あのレース場の薮の中でライフルを持っているジェフが写っていた。昔の仲間を洗って、誰が撮ったかを調べる彼の前にウェーバー(T・サヴァラス)の手下が現われ、彼の自宅へつれていった。ウェーバーは仲間に加える為に写真を撮ったのだ。またそこにはスチーブとウェーバーの妻になっていたバネッサがいた。バネッサは怒るジェフに必死に言いわけをした。翌日、ベットにいる二人をウェーバーに殺せと命令をうけた昔の仲間が忍んできた。ジェフの方が先だった。怒った彼はウェーバーを襲い射ち殺して写真のネガを取り戻した。一方、スチーブはウェーバーが殺されたのを幸いにバネッサがジェフを愛しながらも殺し屋として恐れているのを利用し、裏切らせて警察に売り、二人でウェーバーの後ガマをと目論んだ。バネッサと約束したホテルでジェフは危機一髪、刑事の張り込みをかわした。ウェーバーの会社引き継ぎのレセプションに行くエレベーターに乗ったバネッサとスチーブにジェフの冷たい眼が光った。弾がハジけた。バネッサへも射ち込まれた。警察隊と対峙したジェフの目は穏やかだった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.5チャールズ・ブロンソンのイメージとは⁉️

2024年6月7日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

悲しい

興奮

世間でいうチャールズ・ブロンソンのイメージと言えば、今作や「雨の訪問者」、「さらば友よ」といった作品群なのでしょうか⁉️私的には「荒野の七人」「大脱走」「ウエスタン」といった作品なんですが‼️ヒゲを生やしてないブロンソンが好きなのかも‼️今作も一匹狼の殺し屋の愛と悲しみを描いていて大ヒット、良く出来た作品だとは思いますが、特別大騒ぎする作品ではないですね‼️冒頭のカーチェイス、カーレースの中の狙撃シーン、ラストの屋外エレベーターでの射殺シーンは素晴らしかった‼️そして、新米警察官に射殺されるシーンのブロンソンのくたびれた顔は忘れられません‼️あと音楽も‼️そしてヒロイン役のテリー・サバラス‼️見えそうで見えない熱演で印象的でした‼️

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活動写真愛好家

2.5さすがに古い映画で

2023年3月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

画面が粗い。いきなりのカーチェイスだが、追っ手の運転が下手。まあ、大した追っかけっこではないけど。
古い映画だから、こんなものかな。
結局女にいいように騙された男たちの話かな。

午後ロードにて。

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myzkk

3.5【”暴力が付いて回る男。”美しき薔薇は、鋭い棘を持つ。怖いなあ・・。冒頭のカーチェイスシーンの迫力と、ラストシーンは白眉であると思った作品。】

2023年1月15日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

興奮

■一匹狼の殺し屋・ジェフ(チャールズ・ブロンソン)が、彼の愛人、ヴァネッサと関係を持つレーサー、クーガンに命を狙われる。
 ジェフは復讐を果たそうとレース場でレーサー中のクーガンのタイヤを狙撃し、クーガン”事故死”。
 しかし、その様子を暗黒街のボス、ウェーバーに知られていた。
 実はヴァネッサは、そのボスとも通じていて…。策略結婚。

◆感想<Caution!  内容に触れています。>

・冒頭からの、カーチェイスのド迫力が凄い。まさかの石段登り!

・美しきヴァネッサの身体を張って、次々に男を乗り換え、か弱い振りして伸し上がろうとする姿が怖すぎである。
ー ジェフも、ヴァネッサの意図を薄々分かりつつも、赦してしまう。”殺すなら、一発で殺して!”
  惚れた女には弱い、一匹狼・・。-

・ヴァネッサと、ウェーバーの弁護士スティーヴの企みにより、ジェフの手で葬られるウェーバー。

<分かり易いストーリー展開であるが、カーチェイスシーンの迫力や美しき悪女ヴァネッサに操られる男達の数々の最期。
 そして、ラスト。
 ヴァネッサと、ウェーバーの弁護士スティーヴが、ウェーバーの新築高層ビルのガラス張りのエレベーターを昇って行くところを、対面のビルの屋上からジェフがライフルで、弁護士スティーヴには何発も、そしてヴァネッサにはお望み通り”一発で”額を撃ち抜くシーンと、放心状態で座り込んでいたジェフが若い警官にワザと自らを撃ち殺させるシーンは、白眉である。>

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NOBU

4.0『一発で殺して。私痛いの嫌だから』

2022年11月19日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
ネタバレ! クリックして本文を読む
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マサシ