さよならエマニエル夫人のレビュー・感想・評価
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こんにちはエマニエル夫人
バンコク、香港ときて、お次はセーシェル。日本人には夕陽でお馴染み。どうでもいいが。
さよなら、である。何がさよならだ!
結局、帰ってきたエマニエル夫人的なもんは作られ、多分派生作品は今後も産まれる。
次作の帰ってきたエマニエル夫人(タイトル不明)の内容は、夫人が全身整形により若返り、再び快楽の世界へ…、なんだそりゃ!
シルビア以外のエマニエル夫人なぞ観たくもない!
女性解放映画だなんだと騒いだところで、結局は小娘の裸がみたい男どもの暇つぶしに成り下がった。
もう、エマニエルにはうんざりよ!とシルビア本人が言ったのは確かだろう。
しかし、真実の愛と性を求めて世界中を彷徨い続けるシルビアが観たかった。エマニエルはつらいよ、みたいな。
たとえいくつになっても、夫人を演じるシルビアは誰よりも美しい。シルビアを前に時間などは無意味だ。
今回の楳図かずおみたいなヘアスタイルはイマイチだったが…。
シルビアがエマニエルを演じ続け、我々がそれを求める事が、女性解放としてのエマニエル夫人の真実の姿であったのだろうに。
早すぎたポリコレ映画の傑作。
いつかディズニーアニメでリメイクされ、ディズニーランドにアトラクションが出来るだろう。
無邪気に笑うシルビアが見える。
世界でいちばんえっちな映画 エマニエル夫人
さよならエマニエル夫人デジタルリマスター版
神戸市内にある映画館「シネ・リーブル神戸」にて鑑賞 2024年1月17日
主演:シルビア・クリステル
インド洋に浮かぶ地上最後の楽園セーシェルで、自由奔放な性生活を満喫するエマニエルと夫ジャン。そんなある日、若い映画監督グレゴリーがロケハンのためセーシェルへやって来る。グレゴリーと関係を持つエマニエルだったが、いつしか彼に対してかつてない感情を抱くようになっていく。一方のジャンも初めての嫉妬を味わっていた。ジャンはエマニエル宛ての手紙をライターで燃やしてしまうのだった。
エマニエルはグレゴリーと海の中や浜辺で愛するセックスが興奮さめやらないほど感激した」ようである。
グレゴリーはフランス・パリへ旅立ってしまい、エマニエルはその後を追っていくのだった。
「世界でいちばんえっちな映画」と言われるけれど、ストーリーがあり・・・けれど、えっちだよ!
下品な描写ではなく上品でエレガントさがあります。
1974年 十数か所の削除、修正がなされ、日本初上映。本作リマスター版は無修正版
エマニエル夫人のテーマソングは「動画サイト」チェックして。
セクシーなフランス語の三拍子シャンソンで、きっと聴いたことがあるかもしれないです。
シルビア姐さん
さすがに3本目となるとシルビア・クリステルも貫禄が出てしまって、「姐さん」になってしまった。美しさに変わりはないものの、やはり薹(とう)が立った雰囲気があり、魔力的な魅力にも影が差している。内容も第1作目に似通っていて、旦那のジャンの嫉妬に狂った行動が何とも痛ましい。まさしく題名通りの「さよならエマニエル夫人」である。内容は今一つの出来であっても、サントラはセルジュ・ゲーンズブールに任せたこともあって、とても素晴らしい。ファンク風の主題歌に一連のレゲエを中心にしたカリビアンの音楽。このサントラは白眉である。この一連の作品は断じてポルノでは無く、フランス流の人間讃歌だと私は受け止めた。
嫉妬と誘惑の果てに到達するセックス哲学の最終結論
舞台をアジア圏から更に南国のセイシェル島に移し、ラテン系の開放感が、開眼した夫婦の性の快楽を大胆に盛り立てていくのが序盤のキーポイント
しかし、肉欲の楽園に新進気鋭の映画監督の訪問がきっかけで、エマニエル夫婦が築き上げたセックス快楽史上主義が激しく崩壊
情事に寛容だった夫が徐々に嫉妬し、エマニエルを取り戻そうと敵意を露わにする対立関係は昼ドラの源流とも云えよう
全編に渡り、濃厚な過激度で押し寄せる前作に比べ、セックスを哲学的に分解し、論ずるニュアンスが重んじられた展開は、おとなしめな印象だが、静と動の波の起伏が効くからこそ、エマニエルの心理のざわつきを的確に表現し、観る者の欲情を揺さぶっていくのである
純粋に男女が衝突する一途に追う模範的愛と快感を求める本能的なる愛が、渦巻く葛藤の果てに到達する真実のエロチシズムは、完結編に相応しいセックス哲学を説いていく
一糸纏わぬ磨かれたスレンダーボディが砂にまみれ、横たわりながら交わすシンフォニーの魅力に酔いつつ、改めてシルヴィア・クリステルの早過ぎる死を悔やみ、悔やみきれない
追悼の意を込めて
最後に短歌を一首
『波迫る 嫉妬と誘惑
揺らす舟 目覚めに沈む 一握の宵』
by全竜
恒例の
【ぽろりデータ分析】
《全編》95分
《お楽しみ時間/下着・水着etc.も含む》
約13分
《お楽しみ時間所有率》
13.7%
《プロポーション》
★★★★☆
《芸術度》
★★★★☆
《物語性》
★★★★☆
《エンターテイメント性》
★★★☆☆
《興奮度》
★★★★☆
《オススメ度》
★★★★☆
総合★23
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