続エマニエル夫人のレビュー・感想・評価
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いつも心にエマニエル
前作での含蓄のある言葉や、セックスへの哲学的考察はなくなり、セリフはするの?しないの?のみ。
夫人は性の求道者から指南役へ。前作で夫人に迫りまくりの変態姉さん的ポジション。好きもの女が大暴れしてるだけ。
でも
ポリコレなんてとっくの昔。
女、子どもにも容赦はしない。
レイプは夢の中でだけ。
いつだって主導権は夫人が握る。
未曾有の大ヒットから一年。
夫人はさらに美しくセクシー。
しかしたった一年で、少女のようなあどけなさと少年のような無邪気さは消えている…。
シルビア・クリステルのシルビア・クリステルたる一旬の輝きを永遠に変えるための魔法。それが映画エマニエル夫人なのだろう。
何もかもが神がかっていた。
歴史に残る名画のように。
いつだって女神達は皆、裸ではなかったか?
女神たるもの、かくあるや
シルビア・クリステルの美しさに磨きがかかり、前作よりも遥かに気品高く、美しい彼女を鑑賞出来る。内容は前作よりもポルノに傾いた感じがするが、それでも美しくも奔放なヒロインの存在感に圧倒されてしまう。成熟した女の美しさがスクリーンからはみ出しているようだ。詩情に溢れている映像の美しさは前作と比肩している。
3部作で最高のエロス
ポルノ映画の根本を変革した歴史的名作の第2弾
舞台をバンコクから香港に移し、序章では受け手で戸惑いが強かったエマニエルが、性に目覚め、ルームメイトのパイロットや夫の友人の娘etc.若者達に積極的に快楽へと導いているのが今作最大の見応え
特に夫妻と友人の娘が訪れたジャカルタにて、ケチャの余韻が響く中、3人で夜のベッドに溶け込む場面は、欲望の爆発が美しく昇天し、観る者を圧倒させる
世界的ヒットに勢いづいたシルビア・クリスタルの色気が一層、香しく、脂が乗っており、3部作の中で最高傑作と評しても過言ではなかろうか
【スッポンポンデータ分析】
《全編》
87分
《お楽しみ時間/下着etc.も含む》
約29分
《お楽しみ時間所有率》
33.3%
《プロポーション》
★★★★★
《芸術度》
★★★★★
《物語性》
★★★★☆
《エンターテイメント性》
★★★★★
《興奮度》
★★★★★
《オススメ度》
★★★★★
総合★29
最後に短歌を一首
『海渡る 色香に噎(む)せる 蝶の舞 針に花びら 翡翠の重なり』
by全竜
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