エネミー・オブ・アメリカのレビュー・感想・評価
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まずは恐怖。政治目的の暗殺、そしてそれが発覚せぬよう執拗な監視、追...
まずは恐怖。政治目的の暗殺、そしてそれが発覚せぬよう執拗な監視、追跡。今も普通にあるのだと思う。共謀罪が成立した我が国ももはや他人事ではない。権力者たちがこの映画のような利用法をしたとしたら…いやそれはもうきっとどこかで行われているに違いない。そう、もう逃げ場はない。
この映画、そんな恐怖から間一髪で逃れていく男の話。ウィル・スミス演じる主人公、そして中盤からは脇をジーン・ハックマンが固める。二人の共演がピタリとハマり、スリリングな展開から目を離せない。
そしてクライマックス、なるほどそう来るんだ。いかにも映画らしいエンディングもなんともお見事。サスペンス好きには見逃せぬ作品です。
メッセージ性が強い
つい先日に元CIAが米政府の個人情報収集暴露など騒がれていたが
なんともタイムリーな映画。
約2時間緊張しぱっなし。伏線も上手く活かされていて見ていて飽きない。
序盤の嘘の情報などで追いつめられる主人公の姿は
見ていてあまり気分は良くないが終盤からの盛り上げは最高。
日本でも通信傍受システムエシュロンの存在であるといわれており、
個人情報収集はアメリカだけではなく、
我々日本も関しては決して他人事ではない。
悪者はもっと苦しむべきだ!
むか〜し昔、【スパイ】的な職業に憧れ的なものを感じていたのを思い出した作品。(笑)
変な機械使ってピピッ〜っと暗号を入力してっと…。
まぁ遠く昔の話でそんな死と隣り合わせの恐ろしい世界なんて触れたくもないと思う現在の私。
しかしこの作品でのことは、今の世の中容易いことなんですよね、、。便利になった反面…怖いなぁ…関わる事もないだろうけど。←ってのがこの主人公の話しだけど(笑)
リアルにFaceb〇〇kやらTwitt〇〇やらですら…怖い話しがあるし、本当身近な問題なのかもしれない…。
作品は結構ハラハラドキドキできて楽しめたんだけど…
結末が…あっけなさすぎるかなぁ…。あんなに頑張って逃げて、うま〜い事こじつけたけどズバーンで終了。
ん〜。もっと悪者に苦しんでほしかった(笑)
陰謀もの大衆娯楽アクション
この映画は当時可決されつつある法案の問題点を描いたものであった
現在はすでに可決され「愛国者法」になっている
ハードな内容の中にコミカルな展開
伏線がしっかり回収される
元NSA技官のブリルが登場してから繰り出される
技術的な様々なアイディアには心躍る
よくできた作品である。オチも良い
演技・主題・物語が高次元でうまくバランスされた秀作
総合:85点
ストーリー: 85
キャスト: 80
演出: 80
ビジュアル: 75
音楽: 70
監視社会という物語の主題もいいし、それに巻き込まれて戦っていくウィル・スミスのスピード感のある演技とジーン・ハックマンのしぶとい屈折した演技もいい。そういえばジーン・ハックマンは以前にも盗聴を主題にした映画「カンバセーション 盗聴」で同じような役をやっていたが、今回のほうがよりプロらしく用心深い。また技術的な背景がいっぱい出てきて、どのようにハイテク技術が我々を監視し使用されているかというのが怖いながらもおおいに興味をそそられる。
最後に作戦が失敗して追い込まれた二人だが、それでも諦めずに異なる二つの事件を関連させて望みの薄い賭けに出るところも奇抜で面白い。ちょっとその賭けが都合よくいきすぎかなとも思うが、それはよしとしよう。
しかしこれだけハイテクな監視体制を国家規模のシステムで確立されてしまうというのは、国家の安全といういい面もある一方でやはり怖いことだ。今回のようにその情報をどう悪用されてしまうかわかったものではない。これは映画だけの話ではなく、アメリカ・イギリス等が運用している通称「エシュロン」という監視システムが世界のあらゆる通信を監視しているというし、私たちの通信もすでに盗聴されているのだろうと思うとやはり怖いことだ。しかしそれが技術の発展と共に現実のことになっているのだろう。
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