エネミー・オブ・アメリカのレビュー・感想・評価
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98年作品
まずは恐怖。政治目的の暗殺、そしてそれが発覚せぬよう執拗な監視、追...
メッセージ性が強い
悪者はもっと苦しむべきだ!
むか〜し昔、【スパイ】的な職業に憧れ的なものを感じていたのを思い出した作品。(笑)
変な機械使ってピピッ〜っと暗号を入力してっと…。
まぁ遠く昔の話でそんな死と隣り合わせの恐ろしい世界なんて触れたくもないと思う現在の私。
しかしこの作品でのことは、今の世の中容易いことなんですよね、、。便利になった反面…怖いなぁ…関わる事もないだろうけど。←ってのがこの主人公の話しだけど(笑)
リアルにFaceb〇〇kやらTwitt〇〇やらですら…怖い話しがあるし、本当身近な問題なのかもしれない…。
作品は結構ハラハラドキドキできて楽しめたんだけど…
結末が…あっけなさすぎるかなぁ…。あんなに頑張って逃げて、うま〜い事こじつけたけどズバーンで終了。
ん〜。もっと悪者に苦しんでほしかった(笑)
陰謀もの大衆娯楽アクション
演技・主題・物語が高次元でうまくバランスされた秀作
総合:85点
ストーリー: 85
キャスト: 80
演出: 80
ビジュアル: 75
音楽: 70
監視社会という物語の主題もいいし、それに巻き込まれて戦っていくウィル・スミスのスピード感のある演技とジーン・ハックマンのしぶとい屈折した演技もいい。そういえばジーン・ハックマンは以前にも盗聴を主題にした映画「カンバセーション 盗聴」で同じような役をやっていたが、今回のほうがよりプロらしく用心深い。また技術的な背景がいっぱい出てきて、どのようにハイテク技術が我々を監視し使用されているかというのが怖いながらもおおいに興味をそそられる。
最後に作戦が失敗して追い込まれた二人だが、それでも諦めずに異なる二つの事件を関連させて望みの薄い賭けに出るところも奇抜で面白い。ちょっとその賭けが都合よくいきすぎかなとも思うが、それはよしとしよう。
しかしこれだけハイテクな監視体制を国家規模のシステムで確立されてしまうというのは、国家の安全といういい面もある一方でやはり怖いことだ。今回のようにその情報をどう悪用されてしまうかわかったものではない。これは映画だけの話ではなく、アメリカ・イギリス等が運用している通称「エシュロン」という監視システムが世界のあらゆる通信を監視しているというし、私たちの通信もすでに盗聴されているのだろうと思うとやはり怖いことだ。しかしそれが技術の発展と共に現実のことになっているのだろう。
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