「名作の称号はダテではないのだ」ウエスト・サイド物語 カルヴェロさんの映画レビュー(感想・評価)
名作の称号はダテではないのだ
ミュージカルです
のっけからジェット団とシャーク団のいさかいが始まる
それも踊りを交えて街中を走り回るのだ
やはりそうなのかと
セリフが出てこない
喋るのは警官と刑事ばかりだ
見ていて焦ってきた、このまま三時間、私は耐えることができるのだろうか
全編こと調子だと辛すぎる、ずっと踊りと歌でストーリーは進んでいくのだろうか
内容はだいたい見当がついてきた、予測は出来るのだ
やがてマリアとトニーが登場する
2人の出会いがこの物語を一変していく
歌は次第に心地よくなっていた
人の感情を歌にするとこうなるのだろう
古い作品だからとてもシルプルだ
そういえば私は『サウンドオブミュージック』は嫌いではない
『リトルショップオブホラーズ』1986は大のお気に入りだし『ブルースブラザース』は私のバイブル的な作品ですらある
みんなミュージカルではないか!
この『ウエストサイド物語』もその世界にいつのまにか取り込まれて楽しんで見ているうちに途中休憩になったのだ
『七人の侍』のように昔の時間の長い作品は休憩があるからいい!
安心してコーヒーをいただけるのだ
おじさんは長時間の拘束になると色々と心配事が多くなるのだ
後半のストーリーもあらかた思い描いた通りではあるがもはや作品の魅力に取り込まれた私になんの障害もなくアッサリと感情も持っていかれてしまったのだ
さすが長年に渡り「名作」と言われ続けたことはある
私のつまらないこだわりなど木っ端微塵に砕け散りスクリーンの中へ没頭できたのだ
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