「約40年ぶりに鑑賞」ウエスト・サイド物語 たいちぃさんの映画レビュー(感想・評価)
約40年ぶりに鑑賞
およそ40年ぶりに観たが、以前は「若者たちの抗争による悲劇をダンス交えて描いた映画」というイメージしか残っていなかったが、今観ると、ポーランド系白人とプエルトリコ人の対立、男らしい短髪女性のLGBT描写など現代にも通じる映画になっていたことが分かる。
(※)初見は高田馬場ACTミニシアター(1984年12月2日)、本作がACTで観た最後の映画となった。
さて、スティーヴン・スピルバーグ監督の映画は『ジョーズ』(1977)の日本公開以来、ほとんどの作品を映画館(スクリーン)で観ているが、『ウエスト・サイド・ストーリー』が公開されると聞いて「今更リメイク?」の感があったが、数日前に新聞掲載されたスピルバーグ監督インタビュー記事を読んで「やっぱり映画館で観ることにした」ので、このロバート・ワイズ監督版を鑑賞。
本作のオープニングは色彩が流れるように変わるシーンに細い線。「何これ?」と思いながら見ているとマンハッタンの空撮になっていく。『北北西に進路を取れ』に似た感のあるソール・バスによる見事なオープニング。
ちなみに、本作のエンディング(落書きの中にクレジット)もソール・バスによるもの。
物語は有名なので、サラッと記載すると、ジェット団(ポーランド系白人)とシャーク団(プエルトリコ人)の若者達は対立していたが、トニーとマリアが恋をするが…というもの。
久しぶりだが、やはり「♪トゥナイト」のシーンは感動で鳥肌もの…(^^)
やはりロバート・ワイズ監督の傑作である。
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