イントレランスのレビュー・感想・評価
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シネマの夜明け‼️
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タイトルの意味は "不寛容"‼️人間の心の狭さが生む悲劇の事です‼️ストライキに騒ぐ現代の貧民街、ゴルゴダの丘を舞台にユダの裏切りによるキリストの磔、バビロニアをペルシャの侵略から守ろうとする山の娘、聖バルテルミーの虐殺の四つのエピソードが、オムニバスとしてではなく交錯して描かれています‼️そんな物語構成や、グリフィス監督が「国民の創生」と今作で確立した様々な映画技法は現代では当たり前になっているので、今この二作を観ても公開当時のような感激はないでしょうが、"映画の父" グリフィス監督に敬意を払い、1916年に脳内タイムスリップして観てみると、やはりこの作品の功績は偉大‼️特に力が入っているバビロニア編‼️その有名な巨大セットは映像で観ても驚嘆させられる‼️石器や石弓、象、巨大な火炎放射車、膨大な数のエキストラなどで展開するペルシャ軍とバビロニア軍の戦いは、現代のスペクタクル史劇の原点なのでしょう‼️戦いに勝ったバビロニアの盛大な宴のシーンも含めてホントにスゴい‼️そして四つのエピソードは、それぞれの悲劇に向かって収束していき、現代のエピソードだけが人間の善意によってハッピーエンドに終わる‼️この多少の救いがあるエンディングも素晴らしいですね‼️1916年、映画が見世物小屋的なエンタメに終始していた時代、その芸術性をいち早く世に示したグリフィス監督‼️ありがとうございました‼️
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