イントレランス
劇場公開日:1919年3月
劇場公開日:1919年3月
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【国立映画アーカイブコラム】失われた映画が甦るとき――映画の発掘と復元
2020年11月28日映画のキャッチコピーは進化したか?「映画のキャッチコピー学」の樋口尚文氏が選ぶ名惹句
2018年2月15日ストーリー:父を亡くし、乳飲み子を奪われ、夫が逮捕された女は悲嘆に暮れる。ガサツな女は王に感謝し獅子奮迅の活躍をする。フランスではカトリックとプロテスタントの衝突の兆しがある。キリストは水をワインに変える奇跡を起こす。
出だしはあまりの面白くなさに飽き飽きする。しかし、バビロンの攻城戦の辺りからこの映画は只者ではないとわかる。そして終盤にかけて4つの時代が同時並行で畳み掛けて来るクライマックス。なんじゃこりゃ。圧巻である。
見なければわからなかった。これはすごい。百年以上前の映画なのにいまだに賞賛されるわけだ。
今週の気付いた事:最強の剃刀は3枚刃。
の方が感動したという気持ちよりもはるかに大きかった。最初のうちは無声映画が珍しくて集中できるがストーリーがつまんないので30分ぐらいのところで一旦限界が来る。もう見るのやめようかと思ってちょっと我慢しているとそこから盛り上がってくる。クライマックスは現代映画を見慣れた私たちからすると作りがじれったさすぎて、むしろイライラして長く感じた。 見終わった今、どっと疲れて感動とか何も湧いてこない。この作品が心に残るものなのか、心から消えてなくなるものなのか2、3日してみないとわからないような気がする。まあ他の誰もが言ってるようにバビロンはすごい。
スケールの大きさにひたすら圧倒される。構成、演出、美術や衣装、音楽、全てが見応え十分でまさに映画史に残ると謳われるのが納得の最高傑作。無声映画ならではの心の機微を現す演技者の表情も素晴らしい。
グリフィスこそが「映画の父」であり、歴史に名高い偉人達と並び称されるに値する偉大なパイオニアである。
「イントラレンス」に於いて映画作家としての頂点を極めている。
その画期的な撮影技術の数々はさることながらこの作品は壮大な大河ドラマであり、大活劇であり、スリラーであり、サスペンスであり、そしてヒューマンドラマである。
"不寛容"のテーマの元に作り出された4つの悲劇の物語で"過去"と"今"を映し出し、地球という揺りかごの元で繰り返される人間の不寛容の歴史という命題にアプローチする。
時間軸を支配し、過去と今のアプローチから未来を掲示する手法は今に於いても全く色褪せない。
また、物語だけでなくその画だけでも芸術性の高さが見てとれる。
特にかの有名なバビロンは、恐ろしいほど優雅で豪華絢爛である。
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