「【”美しき不老の人々・・”公開当時、”トム・クルーズ、ブラッド・ピットだったら、致死量に至らない程度の血液を捧げるわ!”と幾人かの女性が叫んだと言われる作品。耽美的な、ゴシックホラーの秀作である。】」インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”美しき不老の人々・・”公開当時、”トム・クルーズ、ブラッド・ピットだったら、致死量に至らない程度の血液を捧げるわ!”と幾人かの女性が叫んだと言われる作品。耽美的な、ゴシックホラーの秀作である。】
■内容は巷間に流布しているので、簡単に記す。
現代のサンフランシスコ。
とある部屋で白い顔のルイ(ブラッド・ピット)は、自らを吸血鬼と名乗り、インタビュアー(クリスチャン・スレーター)にその200年にも渡る半生を語りだす。
18世紀末のニューオリンズ、妻と娘を失い人生に絶望したルイは、永遠の命を共に生きる伴侶として吸血鬼・レスタト(トム・クルーズ)に選ばれるが、人間の心を捨てきれず…。
◆感想<Caution! 内容に触れています。>
・18世紀から19世紀にかけての、ルイやレスタトが過ごす屋敷の意匠及び彼らが纏う衣装が美術陣の作り込みだろうが、見応えがあり今作の重みに寄与している。
・ルイが、レスタトの血を口に含み、永遠の命を授かった瞬間の描き方も良い。
- 死ぬ積りだったのが、美しきヴァンパイア、レスタトから永遠の命を貰った瞬間の表情。
因みにブラッド・ピットは、この瞬間から不老になった。同じく、トム・クルーズも・・。-
・母親を、ペストで亡くしたクローディアを演じた幼きキルスティン・ダンストの演技も凄い。
- 子役から、後に一流女優になった事が良く分かる演技である。天才子役とは、彼女の事を言うのであろう。ー
・レスタトの血を飲んだ事で、不老の命を得たルイと、クローディア。だが、30年経っても年を取らない事に気付いたクローディアのレスタトに対する行い。
- 純な故の行動であろう。レスタトの遺骸を川に流すルイと、クローディア。だが・・。-
・最初に鑑賞した時には、分からなかったのだが、ヴァンパイヤ副支配人として興行をするアーマンドが、アントニオ・パンデラスであった事にも驚く。
- そして、彼が陰で糸を引き、クローディアに対し、行った事。ー
<ラスト、復活したレスタトを演じた耽美的なトム・クルーズの演技に魅入られ、同じくルイを演じた孤独と哀しみを秘めたブラッド・ピットの魅力も抗い難い作品。
今作は、深い哀しみを湛えた”不老のヴァンパイア”を描いた、ゴシックホラーの秀作である。>
NOBUさん、ご覧になったんですね〜!
もう、それはそれは深い悲しみをたたえた、美しいバンパイヤでしたね。
キルスティンダンストも、めっちゃ可愛かった。
何か夢の中にいるような贅沢な時間でした。