イングリッシュ・ペイシェントのレビュー・感想・評価
全9件を表示
よう分からん
................................................................................................
戦場で、撃墜された飛行機から火傷を負った男が収容される。
記憶を失っていたが、徐々に色々と思い出される。
不倫相手が飛行機で墜落し、男が助けを呼びに行った。
しかし世知辛い世の中のため信じられず、収容される。
そんなこんなで女性を死なせてしまったのだった。
................................................................................................
うーん、細菌を撲滅しながらではよう分からんかったな。
隣で見てた嫁曰く、泣きたくなるくらい悲しい話とのこと。
求め合う心
英国地理学協会に所属する冒険家アルマシーをレイフ・ファインズ、サハラ砂漠を訪れるキャサリン夫人をクリスティン・スコット・トーマスが、野戦病院の従軍看護士ハナをジュリエット・ビノシュが演じる。
惹かれ合う二人の抑えきれない感情、描かれたもう一つの恋が可愛らしく見える程に、砂漠の地で咲いた恋は激しく熱を帯びていた。
アルマシーの望みを受け入れるハナの表情が切ない。
サハラ砂漠の上空を飛ぶ小型機の映像が美しい。
ー泳者の洞窟
ーヘロドトスの本
ー未だ俺に親指があり、君に名前があった時だ
NHK-BSを録画にて鑑賞 (字幕)
脚色下手過ぎてでまるで筋書きがわかりません
文芸作品にありがちですが、原作読んでない人には、不倫の話だっていうことと主人公がスパイしてたくらいはわかりますが、人物描写や背景が省かれているので場面が転換する度にどことどう繋がっているのかまるでわからず、下手な電気製品の取説みたいで評価しようがありません。
あまりにもわからないので一時間経ったところで始めに戻って見直してもやっぱりよくわからない。砂漠に集まった白人達ってなんの集まり?とか、看護婦とインド人の恋愛なんて唐突過ぎて、はぁー?でした。。小説読めばちゃんとわかるんでしょうが。観終わってwikiでストーリー読んでやっと何となくわかりましたけど、あの脚本でそこまでわからないだろう、ってカンジですね。
不倫映画というよりも、デフォー君のスパイ捜索サスペンスとして見たほうが面白いのでは?
評価の甘い私にしては数少ないダメ映画のひとつでした。評価は概ね高いようなので、まあ、私には生理的に合わない作品なのかもしれません。
但し、映像的には抒情的で格調高く、アカデミー好みである点はみとめます。
不倫問題の是非は置いといて良い映画でした。
過去と今を行き来する物語の構成が素晴らしく、その導入の仕方がめちゃくちゃ上手い。
話の中で常に国、人種、男女、敵味方等の境についての考えさせられる台詞が度々出てくるのですが、これが映画の大きなテーマとなって流れていて第二次大戦中といった境界線が大きく揺らいだ時代を舞台に展開されていきます。
私が好きなのは、音楽や映像の美しさももちろんだけれど出てくる登場人物のちょっとした会話やシーンが戦時下に流れる日々の時間を見せてくれるところなのですが、こういった合間の時間を登場人物の背景が感じ取れるように丁寧に見せてくれる作品は中々無いように思います。
2つの時間軸と場所を跨いだ話にこれだけの要素を違和感も詰め込んだ感もなく織り交ぜて物語に厚みを持たせているところは凄い。
テーマが色々なところに現れていて、主人公達の地図をつくる仕事も戦争によりせめぎ合う国境線や開かれ知覚されて行く未知の世界への理解に通じるところがあり、主人公は国を捨てた事で顔を無くし誰でもない男になっているしキャサリンやハナの境界を越えられる女性像もそういった意味で面白くそれぞれもとても魅力的でした。
恋愛が入る事で感情を引き込み更に人のぶつかりと因果でドラマが生まれているので不倫賛歌とは別物として見ることが出来るしアカデミー賞納得の大作です。
境界線
砂漠、戦争、そして人を愛すること、それらを生きるか死ぬかの境界線で描いている
最初の筆書きのシーンを官能的に感じたのは、境界線だからだったのではと思う
記憶に残る台詞
Do you think you’re the only one who feels anything?
決して君を離さない
【イングリッシュ・ペイシェント:おすすめポイント】
1.ラズロ・アルマシー役レイフ・ファインズとキャサリン・クリフトン役クリスティン・スコット・トーマスの熱愛が凄すぎる!!!
2.めちゃくちゃ綺麗な砂漠のシーン映像が個人的には大好き!!
3.アカデミー俳優だらけの豪華なキャスティング!
【イングリッシュ・ペイシェント:名言名セリフ】
1.ラズロ・アルマシー役レイフ・ファインズの名言名セリフ
→「なぜ 僕を生かそうとするんだ?」
→「僕は 僕は君を離さない まだ僕のものだ」
→「あの指ぬき?」
→「君を決して離さない」
2.キャサリン・クリフトン役クリスティン・スコット・トーマスの名言名セリフ
→「苦しんでいるのは自分だけだと思っているの?」
→「必ず戻ってくると約束して」
→「愛しい人」
3.ハナ役ジュリエット・ビノシュの名言名セリフ
→「看護婦だからよ」
砂漠の中で燃えた愛の姿に、身を包まれる
思い出しレビュー2本目。
『イングリッシュ・ペイシェント』。
砂漠に墜落した飛行機から、全身大火傷を負いながらも、一人の男が助け出された。記憶も失っていたが、看護士ハナの手厚い看護で徐々に思い出す。ある人妻との激しい恋を…。
第69回アカデミー作品賞受賞作。
日本では1997年の春に本作、年末に『タイタニック』とオスカー2大ラブ・ロマンス大作が公開され、何と贅沢!
人気もエンタメ度も圧倒的に『タイタニック』だが、どうやら自分は、切なく美しい、大人のラブ・ロマンスの方が好きだ。
まずはこの作品は、壮大なスケールと映像美。
とにかく、砂漠の雄大さ、美しさと言ったら!
砂漠は画になる。これはかの名作『アラビアのロレンス』でもそう。
これまで見た映画の中で、最も美しい映像の作品は?…と問われたら、いつも真っ先に本作が思い浮かぶ。
その映像にかかるガブリエル・ヤードの旋律も素晴らしい。
はっきり言ってしまえば、話は昨今ブームの不倫モノ。
ハンガリー人伯爵ラズロと英国婦人キャサリンの燃え上がる不倫愛。
でもこれを、実に情感たっぷりのラブ・ロマンスに仕上げている。下世話にならずに、故アンソニー・ミンゲラの手腕の賜物だろうか。
こちらは回想形式で、同時にハナと地雷処理を行う工作員の恋も描かれ、単なるスパイスではなく、いい感じで相乗している。
レイフ・ファインズ、クリスティン・スコット=トーマスの美形二人が作品を色立てる。
主演二人は眺めるだけなら、ジュリエット・ビノシュは非常に人間的に魅力的。
また、謎の男ウィレム・デフォーはさすがのクセモノぶり。
結構巧みに交錯しているように見えて、話は割りとシンプル。
不倫の恋は、悲劇に。重傷を負った彼女を、砂漠で見つけた二人だけの洞窟に残し、必ず戻る。
が、行き着いた先でスパイ容疑で捕まり、脱走。何とか協力者を見つけ、やっと彼女が待つ洞窟に戻るが…、すでに遅かった。
彼女から亡骸と共に飛行機に乗るも、撃ち落とされ、生死をさ迷い、今ここに。
しかし自分は、悲劇一辺だけには感じなかった。
確かに不倫は悪いが、文字通り身を焦がした愛。
最期、寄り添い、耳を傾けてくれる人が居て、愛した彼女は単に砂漠に散らず、彼女への想いを胸にしたまま、息を引き取る。
アンハッピー的なハッピーエンド。
遠く広い砂漠の中で育まれた一途な愛の姿に、身を包まれる。
アカデミー賞、、、??
「存在の耐えられない軽さ」だよ!!一時期ハマって、通算4回は読んだやつだよ!(自慢できるほどの回数ではないか
アカデミー賞受賞作品ということで鑑賞。
つまんなかったーーーーーーーーーーーー!!!
何かをせずにじっと観ていることができない映画だった。やたら長いし盛り上がりに欠けるし、で何かしちゃうから余計に内容が頭に入ってこず撃沈。最後まで観たけど。アカデミー賞だしさ。
つまんなかった理由を考えた。
その1。冒頭のヘリコプターの時点で、あぁきっと同乗の女性は既に生きていないなぁと思ってしまった。あんな爆音と爆風で目が覚めないの変。ミステリー映画でもないのに「あの女性が誰か」「この患者は誰か」ばかり考えて、死んだ魚の眼で観てしまった。
その2。いつも思うんだけど、そしていつも「裏切りのサーカス」を例に挙げるんだけど、スパイ的な要素は私には高尚すぎる。そもそも何がなんだったのか、必ず途中でわかんなくなる。
でも観ちゃうんだよね。「得意科目を伸ばすだけでは東大には受かりません」って生徒に言い聞かせてきたからね☆
その3。我が家では最近こたつを出したんですけどね。息子が「僕が探すから中に隠れろ!」ってしつこいのです。で、まぁ入るんですけどね。暗いし熱いし天井低いし(こたつだからな)、探すって言いながらまるで探さない人がいるし、ってんでいい加減出ようとしたときにハプニング的に息子に出口を塞がれたり頭を押さえつけられたりすると、これがけっこうあわわわわわってなるのです。閉所恐怖症的な。
だから、砂漠で車に乗ったまま人が生き埋めになったシーンは観ているだけで息苦しくなりました。そしてこれを伝えるためだけにこたつのエピソードを持って参りました。
その4。圧倒的に、不倫問題。
ちょうど某芸能人が不倫騒動の渦中にいる関係で日頃からいろいろ考えているところだったので、更にあれこれ考えました。主題と全く違うところに囚われがちな人間ですの、私。
映画の中の不倫行為に嫌悪感を催さないでいられるくらいの分別は持ち合わせているつもりだったけど。
まぁでも美しくはないね。そんな愛から感動は生まれないね。
その固定観念は払拭できなかった。
夫婦関係を続けていくってものすごい難儀なことですよ、少なくとも相当な努力を継続的に要す困難なミッションですよ。今の私にとって不倫というのは、その使命に取り組んでいる、あるいは少なくとも取り組もうとしている人間を全力で愚弄する行為に思える。そしてそれは砂漠だろうがサンミュージックだろうが関係ないわけ。嫌なもんは嫌。もし親友が不倫してそれを機に友達やめるってことはさすがにないと思うけど、愚か者め、とは心底きっと思う。
と、結局アホみたいに嫌悪感を催している激情型の私なのでした。フィクションだっつーの。創作だっつーの。すぐ自分に置き換えるこの未熟で自己中心的な思考回路な。
ってかそもそもそこじゃないしね。映画のテーマそこじゃないしね。アカデミー賞の監督賞取った監督にジャンピング土下座。
一つだけ興奮したのは、ドラマ「LOST」とかに出てるナビーン・アンドリュース分するキップ少尉が、終戦の日に地雷除去する場面。まさかの展開でハラハラした。心臓に良くない。
ナビーンさんかっこいいなぁ。濃い。あまりにも濃い。
終わり方が思いつかないので唐突に終わります。
コリンファースの悲劇
映像と音楽が美しいのだが、主人公に共感できないまま進んでしまった。今や007でMになっているレイフファインズの若い頃。かっこ良いけど、かなり強引、少しストーカー気質?平和な中での不倫よりも、戦時中は環境と事情がややこしく、周りの人の命まで振り回すのだからタチが悪い。愛に生きたと言えば聞こえは良いが、たった一組の小さな不倫が、戦争の勝敗をも揺がしかねず、多くの罪のない命を犠牲にする事になってしまった。夫のコリンファース、何も悪くない!気の毒すぎる。
周りの命を失う点で、看病するハナとアルマシーの境遇は似ているが、見ていて抱く印象がまるで対照的なのが記憶に残った。
喉のくぼみはなんて言うのだろう?
全9件を表示