「砂漠が美しい」イングリッシュ・ペイシェント ぷにゃぷにゃさんの映画レビュー(感想・評価)
砂漠が美しい
原作を読んでから視聴。ハナはもっと若い設定だけど、ジュリエット・ビノシュだと人生経験豊富に見えて、戦争による心の傷なんてすぐに克服しそう(ごめん)。あと、キップの出番が少ない。インド人がイギリス軍に入る背景など、もうちょっと描いてくれてもいいんじゃない? でも、これ以上長くなってはまずいか。コリン・ファースがちょっと太ってて、少しカッコ悪いのも残念。
ぶっちゃけ、人妻との不倫の話をきれいに表現しただけと言えるんだけど、恋に落ちるのは理屈じゃないし。そのせいで破滅していくのは止められない。そんな人間の営みも大自然の前では瑣末に思えるほど、砂漠の絵がうっとりするくらい美しい。
本来ならアジア的な感覚で描いて欲しいが、アルマシーとキャサリンに焦点を絞り、ヨーロッパの価値観や美意識で貫き、結果としてそれが成功していると思う。
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こころさんのコメント
2023年4月13日
ぷにゃぷにゃさん
「 映画を知ってから原作へ 」← スバラシイ!
「 流浪の月 」を本屋大賞受賞という事で図書館に予約して読んだのですが、主演キャストのイメージが違っていたので、映画を観ていません。
映画と原作、作品の理解が深まりそうですね。
こころさんのコメント
2023年4月11日
ぷにゃぷにゃさん
原作、読んでいらっしゃるのですね 📙
スバラシイ!
「 ヨーロッパの価値観や美意識で貫き、結果としてそれが成功している 」、鋭いですね。まさに仰る通りだと思います。
砂漠の地に情熱的な恋は似合いますね。