イッツ・ショータイム

劇場公開日:

解説

かつてスクリーン上で驚くべき『演技力』と颯爽たる雄姿で人間スターたちを食いまくった、動物スターたちのアンソロジー映画。製作は「燃えよドラゴン」のフレッド・ワイントローブとポール・ヘラーで、2人がサイレント時代から'60年代初頭までの900本の長編と400本の短編から、ピックアップしている。脚本はアラン・マイヤーソン、音楽はアーティ・バトラー、主題歌作詞はドン・ブラック、製作補佐はジョン・アヴレットが各々担当。登場する主な『名優』たちと、出演作品(アルファベット順)。主演--アスタ(フォックス・テリア)「影なき男」シリーズ、「新婚道中記」/チータ(チンパンジー)「ターザンの黄金」「ターザンの復讐」「ターザンの怒り」「魔境のターザン」/デイジー(エアデール・テリア)「ブロンディ子守の巻」「ブロンディ仲人の巻」/フリッパー(いるか)「フリッパーの新しい冒険」/フランシス(ロバ)「フランシス陸軍学校へ行く」/ラッシー(コリー犬)「家路」/リンチンチン(シェパード)「夜の叫び」「ケンターキーの丘」「追跡」/トニー(馬)「馬上の勇者」「列車強盗」/トリッガー(馬)「ハリウッド玉手箱」「腰抜け 二挺拳銃の息子」。共演--ボンゾ(チンパンジー)「ボンゾの休息」/ブラウニー(犬)「犬の生活」/チャンピオン(馬)「西部のカーニバル」/ジャッキー(ライオン)「アンドロクレスと獅子」/パイ(馬)「緑園の天使」/シルバー(馬)「ローン・レンジャーと失われた黄金都市」など。

1976年製作/85分/アメリカ
原題または英題:It's Showtime
配給:ユナイト映画
劇場公開日:1976年11月27日

ストーリー

無声映画時代のハリウッドの伝説的な名犬、リンチンチンは、1916年、フランスの生まれで、第一次世界大戦中フランスに駐留していた米軍伍長リー・ダンカンに拾われて、アメリカに連れられ、17本のハリウッド映画に主演した。そして1920年代には、ワーナー映画を破滅から救ったドル箱スターとなった。ラッシーは1940年生まれのオスで、ラッド・ウェザーワックスという有名な犬の調教師に育てられ、42年MGM映画「家路」でデビューした。共演は少女時代のエリザベス・テイラー、他に犬の仲間では、新聞連載漫画の映画化「ブロンディ」シリーズ17本に主演した『才女』デイジー、ディズニーの「黄色い老犬」などに主演したスパイク。一方、猫には意外とスーパースターが少なく、中でも有名なのが、レイ・ミランド主演「ルバーブ」のルバーブ、オードリー・ヘップバーン主演の「ティファニーで朝食を」の名のない猫、そして恐怖映画「猫」の主役チュリアなどである。「ターザン」シリーズのチンパンジーのチータは、ターザン役者が18人も代ったように、チータも30匹以上がつとめている。馬のトップスターはロイ・ロジャースとコンビを組んだトリッガー。「緑園の天使」でエリザベス・テイラーと共演したパイは、当時のMGMスタジオ重役の持ち馬。MGMのマークに登場するのがライオンのレオ。初代レオは、黒白映画のタイトルに現われ3度吠える。カラー映画では2度吠えた。戦後、シネスコ時代になって、マークを撮り直す必要が生じ、レオの代用として、ロスの郊外にある『映画アニマル俳優の家』にいるジャッキー三世で撮り直した。彼は大変な名優で、「サムソンとデリラ」「エジプト人」など何本ものスペクタル史劇に出演している……。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く