「劇場で観れるなら何度でも」E.T. ONIさんの映画レビュー(感想・評価)
劇場で観れるなら何度でも
今回はふたりの出会いから涙。つまり畑の中の3カメみたいなヘンリートーマスと、転がるゴミバケツの上を見上げるところ。
ドキュメンタリー手法で子供たちの嘘のない(というかそれがいちばん魅力的)リアクションがあるからこそ、あのCGでないぬいぐるみに魂があるように見える。
なんで中学生時代からこの映画を偏愛してるのかというと、これが孤独と、それを分かち合えるたったひとりの友の話だからなんだな。その友は遠くにいるけど心にいつでもいる、という。
ラストシーンのヘンリートーマスの顔と銀河鉄道999の星野鉄郎がかぶるのはそのせいだ。
このプロット、この台本、このアイデアがあっても誰もこのような映画は作れない。アレンダビオーのカメラもジョン・ウイリアムスの音楽もすべてが神がかってる。
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