「We got a hole to dig up here. 王道のテンプレート大盛り」アルマゲドン アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
We got a hole to dig up here. 王道のテンプレート大盛り
多分この頃ぐらいからCGの技術が上がって世界を滅ぼす災害が描写できるようになったのではないでしょうか?それまで口頭で世界の危機って言ってても描写字体は局地的だったりしたのが、ちゃんとワールドワイドで見せる事ができるようになったのが90年代後半ぐらいからかなっと思います。本作ではNYだけじゃなく上海やパリがしっかり破壊されてますしね。
そんな地球規模の危機が描かれる「アルマゲドン」。今観ると製作陣が鉄壁の布陣です。制作がジェリー・ブラッカイマー、監督がマイケル・ベイ、更に脚本にJJエイブラムスがいたー‼️ビックネームが揃っています。マイケル・ベイに至ってはこっそりカメオ出演してますしね。
俳優陣も豪華です。ブルース・ウィリスは言うまでもなく、若かりし頃のベン・アフレック、パパが主題歌歌ってるリヴ・タイラー(美しい❗)に加えてオーウェン・ウィルソンもいたのにはビックリしました。ビリー・ボブ・ソーントンやウィリアム・フィクナーが脇を固め、そしてスティーブ・ブシェミ‼️いいですよね、ブシェミ。どう見ても悪人顔(失礼!)なのに今もボランティアで消防士やってたりするらしいです。
ハリーの最期は何度観てもグッときますよね。娘のグレースとの思い出がフラッシュバックしつつ一瞬花嫁姿が見えるシーンとか明らかに狙って来ていますが、それでもつられてグッときてしまいます。
ラストのスペースシャトルを持って走っていく子供の描写って、そのまんま「アベンジャーズ」でも使ってる見せ方なんですよね。なるほど、ヒーローを見せる王道のテンプレートはこの頃から出来上がっていたんですね。1998年とそこそこ古いですが、ハラハラする展開有り、家族愛ありで物語の作り方は昨今の作品の基軸になっているのではないかと思える極上エンターテイメント作品でした。