「骸骨との剣戟が見もの」アルゴ探検隊の大冒険 ひろちゃん千葉さんの映画レビュー(感想・評価)
骸骨との剣戟が見もの
最初に見たのはTVで小学生の頃だったか?
最後に見たのも中学か高校の頃。
もちろん映画館では初めて。
リバイバル放映があると聞いて40年ぶり位に見た。
ギリシャ神話には相変わらず疎いが名前を知っている神様やアルゴ号の船尾の人形がヘラで何故か瞬きしたり御神託を出したりするのはよく覚えている。
それと人形を使った齣撮りアニメーション。
テイロス(タロス)の青銅の巨人、ヒュドラ、ハーピー、骸骨兵士、今見るとなんともぎこちないカクカクした動きではあるが、それが妙にリアルな動きに見えるから不思議である。
特に骸骨との剣戟は本当に骸骨とチャンバラしている様に見えて技巧の素晴らしさに子供心に感動した。当時はどうやって撮ったのか全く分からなかった。今ならCGでもっとリアルにもできるだろうが、これはこれで良い物だ。
今やデジタルリマスタ化され随分綺麗な映画になった気がする。
アルゴ号は実際に実物を作っていたり、CGのない時代に人気を使ったアニメを合成していたり結構技巧を凝らした映画だった。
映画の物語としては黄金の羊の毛皮を奪い取る所で終わってしまいその後家族の仇を取ったのか、王として返り咲いたのか、黄金の羊の毛皮で国が変わったのかメディアと結婚したのかどうなのか有耶無耶のまま終わってしまったが、まあ後の話を調べたらいい所で打ち切ったとも言えるかな。
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