「暗くて不気味なストップモーションアニメと実写の合成」アリス(1988) 月野沙漠さんの映画レビュー(感想・評価)
暗くて不気味なストップモーションアニメと実写の合成
2015/08/22、DVDで鑑賞。
もういい大人ですけど童話は割と好きで(子供の頃は童話嫌いだったのにね)、こんどシネマ ジャック&ベティでヤン・シュヴァンクマイエル特集やるのを見て、この監督の作品に興味を惹かれて、まずDVDで観て気に入ったらジャック&ベティで観ようと思って借りてきました。不思議の国のアリスも話は知ってるし、一番とっつきやすいかなと思ったのですが、少々自分には厳しかったか。
まず、出てくる人形がみんな不気味で薄汚くて怖い。部屋や小道具もみんなそう。ストーリーのテンポも悪くて眠くなってしまう。薄暗いのも不気味なのも全然嫌いじゃないが、多分合わなかったのはストーリーのテンポと台詞が少なく、BGMも排して効果音だけで進んでいくような作りのせいだと思う。言い方変えれば芸術性が高いのかもしれませんが、今の自分には合わなかった。
アリスがインクやクッキーを食べて大きくなったり小さくなったりするんだけど、大きくなった時は子役の子のままなのに、小さくなるとフランス人形になっちゃうんだよね。それがまた可愛くないw子役の子はすごく可愛いのに。なんで?w
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