アメリカン・ポップのレビュー・感想・評価
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第二次世界大戦が 『シング・シング・シング』で、 『アズ・タイム・...
第二次世界大戦が
『シング・シング・シング』で、
『アズ・タイム・ゴーズ・バイ』の間に
『リリー・マルレーン』
『ハービー・ハンコック』
『カンタロープ・アイランド』だと思うが。
デイブ・ブルーベック『テイク・ファイブ』
アート・ブレイキー 『モーニン』
「Peter, Paul & Mary」で
『This Train』
「夢のカリフォルニア」
ジェファーソン・エアプレインの
「Somebody To Love」
「ジミ・ヘンドリックス
Purple Haze」
ジャニス・ジョップリンの
「Summertime」
そして
『アズ・タイム・ゴーズ・バイ』で親子は分かれる。
「プリティ・ヴェイカント」
セックス・ピストルズ
「Night Moves」
Bob Seger
なんだけど。
ざっと、約百年のアメリカンポップで、すべて『メード・イン・アメリカ』の大衆曲。だから、ビートルズは出て来ない。し、完全にこの演出家の好み。だろうね。
がしかし、彼はどうやら、パレスチナ領ハイファのクリムチャク系ユダヤ人のアニメーターの方の様だ。大変に複雑な民族でウクライナ、ロシアの血を受け継ぐユダヤ人。このアニメの最初にコサックから逃げ惑うロシアの民が出てくるが、「エイゼンシュタイン」の「戦艦ポチョムキン」の場面をリスペクトしている。
ロトスコープ・アニメーションと言えば、白◯姫。初期のディズニ◯アニメ。
『ルシーイン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイヤモンド』みたいになればね。
四世代の挫折と成功
記録映像と実写を混ぜながらリアルなアニメーションをロトスコープという手法で当時としては実験的で珍しい方法だったのか?
劇中で流れる音楽が特に60年代後半が印象的で豪華な選曲、ピストルズの「PrettyVacant」がニューウェイヴな雰囲気で誰かのカバーか、初めて聴くバージョンだった!?
アメリカの音楽史を辿る内容にしてはグラムやパンクを端折っている感は否めない。
ラルフ・バクシは知らなかったがロバート・クラムの『フリッツ・ザ・キャット』を監督した人ってだけで本作を観る理由はあったかな。
ロトスコープ・アニメーション
ラルフ・バクシ監督が アメリカ音楽に関わった
四世代のユダヤ系アメリカ人の人生に音楽史を絡めて描いている
ロトスコープ・アニメーションについては 議論があるらしいが
1981年公開を考えると、かなり実験的な映像に仕上がっているように思う
使用楽曲が46曲にも上り、サウンドトラックはない
若い時は惹かれなかったのだが
破滅的なトニーの場面で流れるジャニス・ジョプリンの歌声にしびれてしまった
アニメーションに詳しい世代は これをどうとらえるかな
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