雨に唄えばのレビュー・感想・評価
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タップが凄すぎて何度も巻き戻した。
『雨に唄えば』鑑賞。
*主演*
ジーン・ケリー
*感想*
だいぶ前にZipの風間さんがこの作品を番組内で紹介されたので気になって鑑賞。
無声映画からトーキー映画に移り変わったばかりのハリウッドを舞台にした作品で、僕はトーキー映画という言葉を初めて知りました。不思議ですね~今じゃ当たり前なのに、当時は珍しかったんですね。とても驚きました。
とにかく歌とダンスシーンが最高。特にタップダンスがコミカルなんだけど、圧巻!
見終わった後、タップダンスが凄すぎて、何度も巻き戻しちゃった!(笑)
ストーリーは、大雑把に言うと、ドンとキャシーの恋物語!最後のシーンはスッキリ?しました。あの展開は好きだな~w
総じて、めちゃめちゃ面白かったです。個人的にタップダンスが素晴らしかった!
ドンとリナが悪口言いあいながらラブシーン撮影するところ楽しいし、ト...
ドンとリナが悪口言いあいながらラブシーン撮影するところ楽しいし、トーキーになってマイクの位置が〜とかやってる場面も楽しい。
雨の中で踊り歌うシーンが良過ぎて泣ける。
キャシー吹替をリナ本人の了解を得ていないところだけちょっと引っかかる。
喋ったらダメとか言われ、脳タリンとか最初から不遇で、最後には酷い仕打ちを受けるところがスッキリしない。ちゃんとしてればリナもこんな変なことにならなかったんじゃないか。社長に決定権あんのに社長もダメ対応。
吹替勝手にしたのを逆手にとってブチ切れたら罰を受けさせられたみたいなエンドに見えてしまった。
こんなにも素敵な作品だとは知りませんでした。
雨の中で男性が唄っているシーンは知っていましたが、こんなにも素敵な作品だとは思っていませんでした。
音楽、ダンス、色彩、キャスト、全てが素晴らしい作品でした。
ジーン・ケリー、ドナルド・オコナーのタップダンスの競演シーンが圧巻!
デビー・レイノルズの笑顔がとても魅力的でした。
とても楽しい気持ちになれる作品。
NHK - BSを録画にて鑑賞
初めて観た
超有名すぎて観てる気になってたけど、実は観てなかったやつ。あの雨の...
ミュージカル映画の金字塔。ミュージカル映画観るとタップダンスをやり...
観ると幸せになれる映画
有名な、雨の中でのタップのシーン。
恋をしたことがある人なら誰でも共感してしまう舞い上がり。
「雨が降っている」「嵐を呼ぶ雲」「(けれども)僕の心の中には太陽」(飛ばし意訳)
マット・デイモン氏に似た(年代を考えれば逆か)、一本線になるたれ目、幸せを歌い上げる大きな口。表情を見ているだけでも、冷やかしたくなる恋の夢心地。
傘を手にした幼い頃。
一度はやった(やってみたかった)傘の大回し。歩道の端歩き。水たまりボッチャン、ビッチャン…。
そんな思い出が、気持ちの良い伸びやかな歌声と、そのリズム・音楽にあった軽快なタップで繰り広げられる。
警官の登場でオチが付くのもお決まり事。音楽・タップも一時止まるところもニクイ。
(カトゥーンやディズニー)
世界のすべてが、自分に笑いかけてくれていたころの幸福感に包まれる。
映画変革期のドタバタ。
苦労・困難、映画製作の舞台裏を見せてくれて興味深いが、ストーリーだけを語れば、幸福感あふれるノンストップムービー。壁に当たってもすぐに解決策が見つかり、最後はハッピーエンド。
なので、お気楽映画のようにも見えるが…。
一つずつのシーンを見ると、芸達者たちの珠玉の芸の集大成。
なんという身体能力!!!
ケリー氏とコナー氏のタップ!
歌舞伎にも、文楽人形を模した人形ぶりという所作があると聞いたが、二人のタップも、まるで糸でつられた操り人形の如く。あの足や手はどうなっているんだと、何度も確認してしまう。
そして随所に挟まれる一糸乱れぬ二人の共演パフォーマンス!
しかも、コナー氏独演では壁を使ったバク転まで披露してくださる。思わず、ワイヤーを探してしまう。
上述の雨の中のタップも、あの足元でタップ音が鳴り響く。タップ音を収録するためにあのパフォーマンスを再演したんじゃなかろうか?心のままにスキップしたようなパフォーマンスだが、計算されて磨かれたパフォーマンス!!!
ブロードウェイの場面は、正直、物語の筋から言えばなくてもよいシーンだが、踊っているケリー氏を見ていると、踊りたくて仕方なかったんだろうなあと惹きつけられてしまう。
ケリー氏もコナー氏もチャリシーさんも、クラシックバレエの基礎があるのだろうな。
映画としての演出にも目を見張る。
最初のインタビューも、語られている内容と映像で見せてくれる内容のギャップで笑わしてくれる。
そして、映画撮影の場面。撮っているのは・表情は愛のささやきなのに、語られている言葉とその調子は喧嘩。感情と表情を切り離す。これも映像観ながらのセルフアフレコ?演技?
ヘイゲンさんもあの裏声で全編通してよく芝居をしたな。ボイストレーニングでの外し方もツボ。声をちゃんとコントロールできていなければできない技と思う。
リナが声が悪いからと非難されるところは、コンプレックスだらけの自分からすると悲しいが、それ以外の勘違いぶりや横暴さをきっちり嫌味っぽく演じてくださるので、ラストが小気味いい。役者やのぉと言いたくなる。
そしてラスト。
キャシーの泣き顔から涙の後をそのままにしての笑顔がいい。
昔、アメリカ人形と言っていた、セルロイドの人形そのままの、レイノルズさんの顔。ショートの金髪巻き毛に縁どられた丸顔。つぶらな瞳。ぷっくりとした頬。肌色も真っ白ではなくて、ちょっと小麦色かかっているところがツボ。小さな口から美しい歌声が響く。
コズモの風貌もカトゥーンから抜け出てきたかのようだ。
歌も真似して歌いたくなる。
ダンスも真似して踊りたくなる。あんなふうにはできないけれど。
明日はきっといいことがある。周りには雨が降っていても(快晴じゃなくても)。
そんな気持ちにさせてくれる映画です。
【ジーン・ケリーの雨中のタップダンスを大画面で観れた。僥倖である。】
-内容は誰もが知っているので割愛。-
・現在の大変な状況の中、車で十数分の劇場が大英断で今作を上映してくれることになり、スキップしながら劇場へ。
(実は、今作は名画座でも観たことが無く、劇場初鑑賞なのである。)
・ドン(ジーン・ケリー)とキャシー(デビー・レイノルズ)とコスモ(ドナルド・オコーナー)のトリオでのダンスや
・サイレントからトーキーへの移り変わりのために早口言葉で台詞を唄うように言い合う場面などを、懐かしく観る。
又、擦れた見方だが、
・あ、矢張りあのアカデミー賞作品賞を取った作品は今作品から着想したか・・、とか
・あ、あのアカデミー賞作品賞を”一瞬だけ”取った作品はこの作品へのオマージュだよなあ、とか
・あ、あの作品の小ネタはここから持って来たのかな・・
など、大変楽しく観賞。
皆で楽しそうに貪婪を引き上げてしまう場面からの多幸感溢れるラストは矢張り良いなあ。
<それにしても、少しだけ時代に付いていけなくなった”大女優リナ”が哀れだなあと思ってしまった。
矢張り、あの2012年にアカデミー作品賞を”ちゃんと取った”作品はリナに着想を得たのではないかなと思った。>
一時代を画したミュージカル映画の傑作
映画転換期とミュージカル満載で凄かった
・吹替で表に出られなかった人たちへ向けて作られたのかと思ったらとても良かった。
・リーナが嫌われてる中、強かにふるまっていたのが良かった。
・リーナが態度も悪く、言葉遣いと地声が高めでトーキーにしていくって流れがとても面白かった。
・トーキーへ無声映画を急遽変更してマイクを仕込む作業に四苦八苦しているスタッフが良かった。服に大きなマイクを仕込んだり、植え込みにとか。考えたことなかったので良かった。
・ミュージカルシーンが素晴らしかった。
・とにかく前向きに事を行おうって気持ちにしてくれる映画だった。
・ラストでスピーチしたらバレるに決まってんじゃんと思いつつスピーチしてしまうリーナが良かった。吹替を観客に一発で示す演出も良かった。
・レオンの作中で観てた映画と思って観てたら違っていた。
息を呑む映像美
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