雨に唄えばのレビュー・感想・評価
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サイレントからトーキーへ
曲は知っていたが、映画を知らなかったので鑑賞。
映画制作がサイレントからトーキーの時代に移り変わる中、当時の役者やスタッフの声を使った演技や録音での苦労が伝わってきた。
また、タップダンスや印象に残る曲も多く、映画の歴史も学べた愉快な作品でした。
名作!だけど…
正直ストーリーは覚えてない。でも良いのです。歌唱シーンはバッチリ思い出せる!本来映画の評価にストーリーはいらないし。
とはいえ流石にストーリー覚えて無さすぎる。まあ「ミュージカル」の名作なのでね。歌唱シーンなら心に焼き付いてるから良いよね。ストーリー覚えてないけど。
自然と笑顔になれる
私の大好きな漫画「ここは今から倫理です」を読んで知った作品。
正直言うと私の駄文で穢したくない位最高。でもちょっと書く(笑)
素晴らしい歌声、軽快なタップダンス、テンポの良いストーリーに個性的な名脇役。まるでスクリーンから観客に向かって「元気出せよ!一緒に歌おう!」と励ましてくれているような、終始ご機嫌なミュージカル。自然と笑顔がこぼれ、体を揺らしながら一緒に歌いたくなる、そんな作品。
色使いがとても鮮やかで、ダンス以外でも観客の目を楽しませてくれます。
観ているだけで幸せになれる、夢のような時間をありがとう!🎶
映画史の一里塚。こっちまで雨の中で歌いたくなるよ
ちゃんと観たのは初めてです。
お正月のTV地上波でした♫
あのアカデミー賞独占「The Artist」は、なるほど、この映画のテイストを踏んでのものだったのですねー。
「ミュージカル映画」って、本場ブロードウェイまで行けない地方の庶民のために、工夫して提供された娯楽なのでしょうね。
劇場の舞台の上に設えられたスクリーンに、まるでそこに生身の俳優たちが歌って踊っているかのように、ミュージカルのステージが写し出されるわけですから、これはまったくうまいマリアージュだと思いますよ。
⇒ かの有名なピアニストで作曲家だった偉人フランツ・リストは、オーケストラという物を見たことのない &経済的にオーケストラの楽団を呼べない、そういう小さな街での演奏会のために、ベートーヴェンやワーグナーの大掛かりな交響曲をピアノ用に編曲しました。そしてリスト本人が欧州の各地を回りました。ピアノならどんな田舎にもありましたから。
演奏家自身が聴衆の前まで旅をして、移動をしなくてはならなかったのは、まだレコードの録音技術が発明される前だったからです。
この映画、
無声映画時代の、
下積みの長かった好青年ドン・ロックウッドくん=ジーン・ケリーと、
"その他大勢”の役柄でショーダンサーをやっていた舞台女優のキャシー・セルドン嬢、
この二人のやり取りから生まれた、活き活きした化学反応の物語でした。
=あなたはただのフイルムの影ね
=何をやってもおんなじじゃないの
=映画は観ないわ
・・キャシーの急所を突くこの批評に頭を抱えたのは、それまで順風満帆だったドンでした。
無声映画がトーキーに移り変わるという、激動期の、そして過渡期の、ショービジネスのすったもんだを楽しく魅せてくれましたよ。
サイレント映画であれば、俳優たちは見栄えさえ良ければそれで構わなかった。声も歌も入らないのだから。
だからカメラを回しての撮影中も、スタッフや監督が横で喋っててもぜんぜんOK。なるほど~
ところが同時レコーディングとなると、それまでの映画俳優たちが、大慌てで録音のための滑舌発声練習とか、
不細工な"大型ピンマイク”の失敗とか、
そしてアテレコの発明とか。
そしてどんなに映りが良くても、声も歌もダメだったリナが、大恥かかされて追放されるシーンは、ちょっと可哀想で同情なんです。
(ハイビジョンの放送開始で、アップに耐えるために、メイクのドーランを変えなきゃいけなかった俳優さんたちも、いくらか同じ気持ちでしょうか、笑)。
トーキー誕生のあの頃、仕事を失うことに戦々恐々としていたスタアたちは、あんな風にたくさんいたのだろうなぁと思います。
あの「The Artist」と一緒に観れば活動写真の発展と歴史がわかりますよね。
加えて、常に芸に誠実であろうとしていたドンの姿勢は、第一級のエンターティナーとして、安心して家族全員で鑑賞できるオススメの映画だと思いました。
そして僕が思い出すのは、あのディズニー初の、トーキー総天然色アニメーションの「ファンタジア」を観たときの衝撃!
あのちょっと古風でありながら、細部に至るまで徹底的に作り込まれた、当時としては最先端のサイケデリックな絵柄と色彩。あれに ノックアウトされた日のことです。
「雨に唄えば」の演出や振り付けの独特な雰囲気は「ファンタジア」を彷彿とさせます。
新しい時代へのとんでもない意気込みを両作に感じるのです。
今回、デジタルリマスター版で、映像と色味が、ここまで艷やかに復活するとは、心底驚きでした。
でもこんなに甘いマスクで、ジーン・ケリーにニッコリ微笑まれたら、そりゃあ誰だってイチコロっていうものです。
エンディングは めでたしめでたし。
お正月からいいものみせてもらいました。
この時代の映像の色彩がレトロで鮮やかで大好き! お気に入りは演技し...
この時代の映像の色彩がレトロで鮮やかで大好き!
お気に入りは演技しながら言い合うシーン
昔の俳優はすごいな
歌えて踊れて演技が出来て貫禄、煌びやかさがある
有名なsinging rain〜♪って始まった瞬間鳥肌
見るまではショーシャンクの空的な雨かな?と想像してたけど全然違った(笑)
雨に唄えばってネガティブイメージの雨を明るいものとして転換させたことそれだけで素晴らしい功績
でもミュージカル映画が苦手な者からしたら個人的な星はこんなもん
ミュージカル映画の金字塔‼️
初見の際、映画とは何たるかをまるで分かっていなかったアホタレに映画の素晴らしさ、ミュージカル映画の楽しさを教えてくれた超名作‼️まずやはりミュージカルナンバーの素晴らしさで、発音練習所で歌い踊る「モーゼス」や主役の三人による「グッド・モーニング」なんか大好きなナンバーですね‼️でもやっぱりタイトル曲‼️まず口笛が聞こえてきて、歌が始まって、そしてダンスが始まって・・・大好きな女の子と朝まで過ごした男の子。雨が降ってきても喜びと彼女への愛で胸がいっぱいの彼には、傘は必要なし、幸せな気持ちで雨を楽しむ‼️ホント素晴らしいです‼️ジーン・ケリーはホント凄い‼️ダンサーとしてはフレッド・アステアに軍配が上がるかもしれませんが、振付に演出までこなすジーン・ケリーが映画人としては上かも‼️そしてこの作品はストーリーの面白さも抜群‼️映画がサイレントからトーキーへ移り変わる大混乱‼️聞いてるだけでオカシイ、リーナ役ジーン・ヘイゲンの悪声をはじめ、口の動きと声が合わなかったり、マイクの位置のせいで心臓音はじめ変な音が入ってきたり、音声の大小が激しくなったりと、一つ一つが可笑しく、映画ファンなら爆笑必至で、大変な現場で一生懸命働く当時の映画人への愛情に溢れていますね‼️初見以来、私にとってミュージカル映画ナンバーワンであり、これからもナンバーワンだと思うし、あと少なくとも100回は観たい‼️
楽しい、美しい、楽しい〜!!!!!😂
2022.76本目
タイトルだけ知っていて内容は全く知らなかったけど、アマプラで観れるということで視聴!!
最初っから最後まで楽しい楽しい楽しい!!
歌とダンスはさることながら、色彩もテンポ感も、サイレント映画からトーキー映画への移り変わりという舞台背景もキャラクターも、最高!!
特に、早口言葉の掛け合いで歌っていくシーンがとても好き!何回でも観れる!!最後に、「Aー!!」と叫ぶところで大爆笑!🤣1952年の映画をここまで純粋に楽しめると思わなかった!!
タップダンプが見事だし、みんなバレエをやっていたのかなとおもうくらい動きが美しくて、スタントも大胆でびっくり!
現代の「ララランド」と比べても見劣りしないくらい…というかそれ以上に好きかもしれない!ララランドと重なる部分が多くて、本作品のオマージュなんだなって思いました〜!ララランドは大好きだけど、3回視聴以降はミュージカル部分だけを抜き出して観ていたくらいだったので、雨に唄えばはコンパクトでミュージカル部分が多いのでなお好きです!何回も何回も見ちゃうと思う!
ただ、「踊る騎士」のブロードウェイメロディの部分がやけに尺が長くて、ストーリーも、?なところが多くて不要だった気がする!その点で星4.5でした!!
素晴らしい演者の方々には、拍手喝采〜!!!!👏🏻
ジーン・ケリーが唄い、踊る!!
1952年。監督:ジーンケリー、スタンリー・ドーネン。
ジーン・ケリーの肩書を見ると、俳優、ダンサー、振付師、歌手とあります。
生まれながらのミュージカル・スターなのですね。
この映画の前年(1951年)には「巴里のアメリカ人」で主演したケリーは
アカデミー名誉賞を受けています。
(これは、ジーン・ケリー唯一のオスカーとなった)
現在では「巴里・・・」より「雨に唄えば」が今なお色あせることなく愛される映画です。
ガーシュイン作曲の「巴里のアメリカ人」より、「雨に唄えば」はアーサー・フリード(作詞)とナシオ・ハーブ・ブラウン(作曲)のコンビの過去のヒット曲を集めたミュージカル。
聞き馴染みのある曲を聴けるのは、嬉しいことですね。
「Singining in the Rain」を傘を差しながら唄い踊るジーン・ケリー。
雨どいからは鉄砲水が流れている。
何トンの雨を降らせたことか?
よく足を滑らせないものです。
楽しげなジーンの表情が観る方にも伝染します。
素晴らしい名シーン。
ハリウッドがサイレント映画からトーキーに移行し始めた頃。
トップスターのドンとリナは何度も共演して結婚を噂される間柄。
公私混同して愛されてると思い込んでいるリナ(ジーン・ヘイゲン)に対して、
好意どころか、大嫌いなドン(ジーン・ケリー)。
サイレントからトーキーに変わるとリナの悪声がバレる。
新人のキャシー(デビー・レイノルズ)をリナの声の替え変え大作戦。
首を絞められた鶏さながらの声で演技するリナ役のジーンへイゲンも災難でしたね(笑)
このラストのネタバラシが実に痛快。
(年増女は若さ溢れる清純派には勝てないですね)
華やかなハリウッドのバックステージが覗けるのも楽しい。
(衣装が実にゴージャスで目にも楽しかったです)
雨の中はしゃぐ大人♪
あたしもはしゃいでみたくなる♪
ジーンケリーはもちろんなんだけど
ドナルドオコナーさんのキレのある
コミカルダンスもすごい!
3人のダンスシーンも圧巻!
何回撮ったら成功するんだろ?という
3人でソファでひっくり返るやつ!!すご!
ダンスだけでこんな芸術性の高い作品
作れるのだから
今のヒップホップも唸るもの見せてほしい
昔の役者は芸達者
ジーンケリー扮する人気スタードンロックウッドは、常に威厳を保つ事を肝に銘じた。共演者のリナラモンドと結婚間近と言われた。しかし、リナの声はかなり悪声で、デビーレイノルズ扮するたまたま車に乗せてもらった舞台女優キャシーセルドンに気持ちが移ってしまった。世の中トーキーの出始めで、ドンはリナの画面にキャシーの声を吹き替える事を考えた。ミュージカル仕立てでなかなか楽しませてもらったよ。昔の役者は芸達者だね。
キレキレでユーモアも交えたタップダンスの素晴らしさに感動
時計仕掛けのオレンジの主人公が何故か歌うのが“雨に唄えば”。ということで、興味を持って鑑賞。
古い1950年代初頭のミュージカルということで期待してなかったが、冒頭のジーン・ケリーとドナルド・オコーナーのユーモア一杯のタップダンスの素晴らしさに早々と驚愕してしまった。そう言えばウエストサイドストーリー以後のミュージカルは見ているが、タップダンス全盛の時代のものは全く見ていないことに気がつかされた。
勿論、有名な雨に唄えばのジーン・ケリーのダンスも見事で、素晴らしい演出もあり感動。でも、ユーモア一杯のドナルド・オコーナーのダンスの振り付けも楽しい。クルクル回る動きは好きでは無いが、その他のダンスの動きのキレは、今もなお凄いと唸らされた。そして、ジーン・ケリーがダンス振り付けから監督までやっていることに改めてビックリ。
ストーリーとしては、トーキー映画スターとしての階段を登るヒロインのデビー・レイノルズの魅力が満載。一方、サイレント時代の悪声大女優を演じたジーン・へイゲンが可愛いそうと思ってしまった。ただ、この声は裏声で、映画の中の吹き替えた声が本来の声らしく、アカデミー助演賞もノミネートされたとのことで、ひと安心。
映画全体として、多くの才能を集めたエンタテインメントの一大拠点としての全盛時代のハリウッドの凄さ・厚みを感じた。
何度見ても楽しく美しい宝石の様な映画
《お知らせ》
「星のナターシャ」です。
うっかり、自分のアカウントにログインできない状態にしていまいました。(バカ)
以前の投稿の削除や取り消しもできないので、
これからは「星のナターシャnova」として
以前の投稿をポチポチ転記しますのでよろしくお願いいたします。
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「午前10時の映画祭」で上映される度に毎回も観てるんだけど
何度観ても、飽きないし楽しいし映画館で観ないと勿体無い!!
ミュージカルはイマイチという人もいるようですが
これほどの歌とダンスを一生に一回も観ないなんて
なんと人生、お気の毒な〜〜(笑)
フィギアスケートとかシンクロナイズドスイミングを観る様に
一種のアスリートの演技として観てみると良いですよ
圧巻はジーン・ケリーと相棒のドナルド・オコナーが魅せる
まるでアクションのようなアクロバティックなダンスの数々!
ほとんどカット無し!!
今時のブレイクダンスとは違って
タップ、バレエやソシアルダンスの要素も詰まっているので
そのスキルの半端な無さ!
いや〜、今これができるダンサーがどのくらいいるだろう?
雨の中のダンスシーンが有名だけど
私が一番好きなのは、主人公ドンが新作映画に取り入れる
ブロードウエイメドレーの中のダンスシーン!
当時、ジーン・ケリーと並ぶ二大スターのフレッド・アステアとも
名コンビだったシド・チャリシーとともに、
ドレスの裾の長い長い真っ白なトレーンを風になびかせて踊る二人。
6メートル以上ありそうな長いトレーンが一瞬も床に触れることなく
風になびいている〜〜。
それは、かなりの風圧に耐えてのダンスシーンだから
ものすごく大変だと思うのですが、
ジーン・ケリーもシド・チャリシーも見事に踊りきる
超〜〜美しい〜
「ラ・ラ・ランド」の二人もそれなりに頑張って居たけれど
本家を観ちゃうと、正直、やっぱパロディーはパロディーよね(笑)
映画好きなら黄金期のハリウッドミュージカルの知識として
この映画「雨に歌えば」と
フレッド・アステアの「バンドワゴン」位は観ておきたいものです。
@もう一度観るなら?
「何度でも映画館で観たい!!できれば今度は爆音で!!」
シネミュージカル代表作
名作と言われているだけのことはある。
特にショータイムの場面が、今見ると逆に新鮮な色合いや演出でいい。
ストーリーも起承転結がはっきりしていて純粋に楽しかった。
偉大なり米エンターテインメント
文句無しに楽しい。映画を観てウキウキした気持ちになるとはこういう事だ。どんな試練もポジティブシンキングで乗り越えられる、いやむしろ試練を楽しんじまおう、とまさに今の我々に勇気を与えてくれる。あんな超高難度タップも無茶苦茶楽しそうに踊られると教室通おかなという気になる。居丈高なアートではなく楽しませてナンボのエンタを追求する50年代アメリカ文化はやはり凄いね。
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