悪魔のいけにえのレビュー・感想・評価
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悪魔のいけにえ
旅行中の若者たちがテキサスの片田舎でふと立ち寄った一軒屋で出会った殺人鬼一家。
実際に起きた事件を基に、
これが商業デビューとなったフーパーが、
アングラ的な中にエキサイティングな演出を見せて観る者を圧倒させる。
実際に起きた事件というのがより恐怖感を出していると思います。
人の顔の皮を被り、
チェーンソーをふりかざすレザーフェイスの造形はインパクトがありました。
低予算ながらも、
全編を通じたショック描写が凄まじい。
本作の素晴らしさは、
観客を怖がらせるためには必ずしも流血シーンや、
残酷描写が必要ではないという事を証明した事だと思います。
突如襲いかかるレザーフェイス、
耳に残るチェーンソーのうなり音などの演出による緊迫感。
本作の魅力はレザーフェイスだけでなく、
彼を養う食人一家の存在も大きいと思います。
後のホラー映画に与えた影響を与えた一本。
嫌悪と恐怖の境界
①80分強という時間もあってか、全体的にテンポ良く事が進んでいく。言い方を変えれば全部突拍子もない。ゆえにその先何が起こるか予測しづらい。不安感やイライラが溜まってくる。
②嫌悪感を煽る要素しかない。登場人物の恐怖の表情とか、クラクションとか、止まない叫び声とか、レザーフェイス一家のキチガイさとか、BGMとか、眼球の血管まで寄せたカットとかだ。
ホラー要素のないシーンですらその調子である。
ジェリーが全然車を止めなかったり、フランクリンがなかなか段差を登れなかったり、他の4人がフランクリンのことを煙たがったり、フランクリンが延々と牛殺しの話をしていたり、とにかくイライラを極限まで引き上げてくる。
この①と②のせいで、終始めちゃくちゃ胸糞悪い気分でしかなかった。この感覚も恐怖なのか。自分でもこれが何なのかよくわからん。
しかし、精神的ダメージは計り知れず、若干トラウマになったぐらいである。背筋が凍るような恐怖ではなく、心臓をえぐり出すような恐怖がこの映画にはあるのかもしれない。
80分という時間で、テンポ良く進めるところとしつこく引き伸ばすところのバランスがすごく良く取れていたと思った。
あとはカメラワークと編集。引きと寄せの対比とか、ワンカットが長い短いの対比とかすごい見るものを翻弄する。
技術的にはたいへんすごい映画なんだろうなと思いつつ、心はもう一度見るのを拒絶している(笑)
やっぱり自分は怖かったのかと今になって気付いた。
これがオールタイム・ベストかぁ
助かったあの娘の将来が心配になるしトラックの運チャンの巻き込まれ具合が可哀想。
最初の三人は自ら殺されに行っちゃってる感じで車椅子のデブはヒッチハイカーと一緒でブーブーうるさくて気持ち悪い。
あんな風に追いかけられたら確かに怖過ぎるしあの風貌がまた怖い。
70年代のザラついた映像に雰囲気が恐怖心を煽るし現代にも存在し得るイカれた家族。
これこそが映画史上の最恐作品。
映画館で観たら…
死ぬほど怖かった
愉快な家族
マスターフィルムがその芸術性の高さからニューヨーク近代美術館に永久保存されている。舞台美術や色彩含め評価されている。常軌を逸した猟奇と不条理さがコント的と見えてしまう自分達は壊れているのかもしれない…。日本人的には理解し難いが、インターネットも無い時代広大なアメリカでは国内でも地方集落に住む人間とコミュニケーションを取る事、知らない地で知らない人間がもしかしたら想像もしない事をしており、その恐怖と遭遇し得るかもしれないという恐怖もあるのかもしれない。
ブーッブブブーッ!!
やたら長い逃走シーン、店主がエコロジスト、みんな揃って無意味なツンツン、レザーフェイス実はエルモ、微笑ましい団欒からのスーパー絶叫タイム。おじいちゃんを交えて食後のレクリエーションからのバリーン。
夕陽に照らされチェーンソーと踊るレザーフェイス、爆笑必至のラスト15分は必見です!
好みの問題か…?
ホラーの名作という前評判から見てみましたが…
合わないんでしょうか…これ何が面白いんですかね…
ただ猟奇的殺人鬼が人を殺すだけ…
主人公の女性は逃げてる最中も悲鳴を上げ続け
本当に逃げる気があるのかと思えました。
車いすの御兄さんがひたすら鬱陶しいんですが
そのお兄さんが殺されたとこだけすっきりしました。
これがなんで名作と言われているのか理解に苦しみました…
素敵な一家
ホラー映画をいろいろみてきましたが、
悪魔の~死霊の~なになに系があまりにもたくさんあるので、
こんな傑作を今の今まで見逃していました
でてくる化物?(人だけど)たちがすごくよかった
気持ち悪いとか怖いを超えた表現だと思いました…
おじいちゃん、サイコの母親みたいに死んでる!と思ったら
実は生きてて恐怖というより笑ってしまった…ハンマーのシーンもしかり
公開当時、この映画はどんな位置づけだったのか気になる
あまりにもコミカルで
物語終盤は、最後の生き残りの女性が、逃げ出すシーンからずっとクライマックスが続く感じでした
普通盛り上がりがあったら、そのまま下がったりするものなのに
この映画はそれを感じさせない持続したハイテンションさ
忘れられない食卓シーン。ランプの顔面まで芸が細かくて…
変態村がいかにこのシーンに影響を受けたかわかりました…
DVDに収録されていたメイキングやオーディオコメンタリーがおもしろかったです
弟役の俳優が、撮影した家を案内してくれるんですが
小奇麗なレストランでした
当時人が住んでた?ので、ほかの部屋には入らず撮影したと言ってましたが、一体どういう状況で撮影されていたんでしょう
しかも冒頭の骨はほんとの人間の骨をつかったとか…
一体どういう状況!?
名作でした
悪魔のいけにえ?
私はYouTubeで予告編を観てたので、誰がどのシーンで死ぬのかが大体分かってしまったのでちょっと残念だった。
怖さのピークはカークがやられる家のシーン。外は静かな日中であるが家の中の異様な空間にジワジワくる恐怖を感じた。
レザーフェイスの父が登場してから、レザーフェイスがちょっと憎めないキャラへと印象が変わった。
最初と最後の赤ちゃんの声の様なキュイーンという音がなんとも不気味で印象的だった。
邦題の『悪魔のいけにえ』について、墓嵐はしていたが、宗教的な儀式として殺人してる様には思えなかったので邦題に違和感を感じた。
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