アカプルコの出来事
劇場公開日:1965年4月27日
解説
実話にもとずいて「ダイアモンド・ヘッド」のマーゲリット・ロバーツのシナリオを新人アレクサンダー・シンガーが演出した風俗ドラマ。撮影は「僕のベッドは花ざかり」のジョセフ・ルッテンバーグ、音楽は「明日になれば他人」のデイヴィッド・ラクシンが担当した。出演は「浮気の計算書」のラナ・ターナー、「ニューヨークの休日」のクリフ・ロバートソン、「翼のリズム」のヒュー・オブライエン、ほかにルース・ローマン、ステファニー・パワーズなど。
1965年製作/104分/アメリカ
原題または英題:Love has Many Faces
配給:コロムビア
劇場公開日:1965年4月27日
ストーリー
ビリーの死体がアカプルコの海岸にあがった。キット(ラナ・ターナー)からの贈り物の金の腕輪をして。キットは夫ピート(クリフ・ロバートソン)との結婚生活に疲れを感じていた。事件以来2人の溝は深まった。ビリーの婚約者キャロル(ステファニー・パワーズ)が葬儀のためにやって来た。頽廃的なこの町から、早く去った方が良い、と説くピートの忠告には耳をかさず、ビリーの死の真相を探ろうとするキャロルは、いつしかピートを愛してしまうようになった。キットもピートの心が完全に自分から去ったことを知った。そして、近くの町のティエンタに行ったキャロルをピートが追って行ったのを知ったとき、キットはまだピートをあきらめていないこと、またキャロルへの挑戦をも意識した。なぜなら、ピートの旧友で彼女に言い寄るハンスの車で、2人を追ったのだから。ティエンタとは若い牡牛が闘牛に敵しているがどうかを試す儀式。ピートもその試し役の1人だった。儀式が終わり、ピートに並んで馬を進ませるキャロルを見たとき、キットはやにわに牛の放牧場に馬を駆った。驚いた牡牛にキットは下腹をえぐられた。病院。キャロルはピートが傷ついたキットと牛の間に身を躍らせたときのことを考えていた。経過が良好と知ったとき、キャロルは病院を去った。キットとピートはまたいつしか愛しあうようになった……。
スタッフ・キャスト
- 監督
- アレクサンダー・シンガー
- 脚本
- マーガリット・ロバーツ
- 製作
- ジェリー・ブレスラー
- 撮影
- ジョセフ・ルッテンバーグ
- 美術
- アルフレッド・スイーニー
- 音楽
- デビッド・ラクシン
- 編集
- アルマ・マックローリー