アウトサイダー(1983)のレビュー・感想・評価
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ブラット・パック世代、アッセンブル‼️
喧嘩に勝っても得るものが無い
観ていて爽快な青春映画であると同時に、争いの虚しさについても考えさせてくれる映画。
敵対するグループとの喧嘩に勝利するのはさぞ爽快で、してやったという気になるだろう。しかしそれが自分の人生を成功に導くことは無い。冷静に考えてみて、喧嘩に勝っても負けても得るものが無い。大怪我もするし最悪死ぬこともある。その時間を勉強やスポーツといった、自分の成長につながる行為に費やした方がよっぽど有益なはずだ。それでも周囲との人間関係の構築や、自分の身を守るためにグループに加わって戦わざるを得なくなる。その結果残るものは何も無い。国家間の戦争も似ている。大勢の人間が死ぬほど価値のある行為では無いのに、様々な要因で起こってしまい、戦わざるを得なくなる。なんて虚しい時間なんだろう。
今作はスティービー・ワンダーの主題歌もしみじみとしていてストーリーに合っており良かった。
昭和のイケメン・パラダイス!w
インサイドヘッド、主人公ライリーちゃんのお母さん役のダイアンレインの40年前の作品!今だに美しい奇跡のアラカン!もうちょっと出てほしかった…
80年代初期は音楽もうるさい親に反抗するロックやポップスで溢れてました。今の何でもかんでも子供の意思を尊重する物分かりのいい親なんて、見たことなかったですねぇwww
そのくらい、世界中の思春期は大人に隠れて悪いことしたかったことを思い出させる、エモさ全開の作品でした。そういえばヤクザ映画とかも色々あって、映画館を出ると肩で風を切るような不良ぶった、キホン善良な小市民たちでいっぱいでしたね。
昔は確かに楽しかったし、希望に満ち溢れてたし、みんな元気だったし、友達と悪巧みを語り合うのも面白かったけど、タバコも吸わない、バイクに乗らない今の真面目な若い子たちも立派です。拳銃なんか簡単に手に入らない安全な日本はしみじみいい国だと思います。…ちなみにカナダ人も拳銃なんか持ってませんよ!www
ケンカのシーンは相手にパンチが当たってなかったりして、なかなか心が温まりましたね❤️w
確かに昭和はヤクザとか暴走族とかチンピラとか、今のトーヨコキッズとは違うタイプの、わかりやすい不良がいっぱいいたなぁ。まあ、私もかなり外国人の顔に慣れたとはいえ、やっぱりこれだけイケメンが集まるとキュンキュンしますwww
それにしても、我らがトム様にもこんな時代があったんだ…。信じられないくらい、頭の悪そうな役、しかも一瞬しか映らなくて残念でした😢。
セリフに関しては、ain't というBe動詞がずっと多用されていて、当時の流行りだったのかなと思いました。あまりわかりにくいスラングはないけど、口先だけでモゴモゴ話すので、全体的にかなり聞き取りにくい英語でしたー😅w もちろん今でも使われていますが、カナダは基本移民が多いから、あんまりわかりにくい英語を話す人は周りにいません。ま、私の周りは基本的に真面目な働き者が多いからでしょうが、子供たちによるとFワードやSワードは使うなと、こちらの学校で教わってるそうです。
マットディロンも永遠にカッコいい✨。ルッキズムには色々意見はありますが、こんなふうに美しく年をとりたいものです。😩…
ファッションのお手本でした。
スターチャンネルの吹替(フジテレビ版)で観ました。 なんと言っても...
イケメンだらけ。
悪い連中かもしれないけど、仲間の友情、男兄弟の兄弟愛にグッとくる。
死なないってわかってるから、辛い時に死にたいなんて言っちゃう気持ちわかる。
ダラスの最期が悲しい。
トムクルーズ、気にしないとスルーしちゃうくらい脇役。なのに、オーディションで相部屋なのに激怒したらしい。ブレイクする前から気概がすごい。
思春期の衝動性をStay Goldが包み込む80年代映画
アウトサイダーとは?
【”ステイ・ゴールド”悪の中、善性を失わない青年達の姿を描く。40年前の作品だが、現代で活躍する俳優多数出演作。喧嘩の前に人としてやることは沢山有るだろう!と言うメッセージが伝わって来る作品。】
■1960年代、オクラハマ州タルサ。
貧しい“グリース”たちが住むイースト・サイドと金持ちの“ソッシュ”たちが住むウエスト・サイドは激しく対立していた。
ある夜、グリースのポニーボーイとジョニーは、酒に酔ったソッシュたちに絡まれてしまい、ボブを刺殺してしまうが・・。
◆感想
・初鑑賞作品であるが、ストーリー展開よりもどうしても出演俳優の若き姿に、惹かれてしまう。
- マット・ディロン、ダイアン・レイン(今と変わらないじゃない!ビックリ!)、トム・ウェイツ、チョイ役でトム・クルーズ、そして、ソフィア・コッポラ・・。-
・彼らが演じた、思春期の胸中を丁寧に描いた作品である。
<物語としては、フツーの物語であるが、不良であった青年が、善性を発揮して燃える教会から子供達を救う姿。
そして、瀕死の青年が言った言葉”世界は、素晴らしい・・”
”そうだよ、喧嘩する前に、人としてやることは沢山有るだろう!”と言う肯定的メッセージが時を越えて伝わって来る作品である。>
青春不良映画の金字塔
ノスタルジックなハリウッド黄金期を思い起こす様相に「ゴッドファーザー」や「地獄の黙示録」を撮った巨匠コッポラが、プレッシャーもなく実験的に軽いノリで、若手監督のデビュー作が如くベタ過ぎる内容や演出で撮った感は否めない本作。
原作のS・E・ヒントンは十代で本作含めた「ランブルフィッシュ」も書いて「BAD 傷だらけの疾走」もある訳で、柱の陰で不良たちの生態を観察していたのか?って位に地味な印象を勝手に!?
レタードなカーディガンと白いパンツにムスタング、そんなヤワなスタイルの山手育ち"ソッシュ"には十代で二十代で三十代と何回観ても親近感すら持てない、脂でベッタベッタなリーゼントにジーンズのボロボロな"グリース"にいつまでも憧れを抱く。
若手人気俳優を集め、生き残った大スターなT・クルーズはシカトで、やはり"ダラス"なM・ディロンに不良の象徴を"ツー・ビッツ"なエミリオ・エステヴェスのお茶目なキャラが最高!!
古き良き時代、オールディーズな雰囲気とロックンロール、アメリカの青春不良映画は「アメリカン・グラフィティ」から始まり?80年代にロカビリーな伝記モノ含めて数ある中どれも素晴らしいが、個人的に中学生の頃から変わらずNo. 1で有り続ける本作を一生大事にしたい。
久々に再鑑賞しました。
グループの対立
刑務所帰りのダラス(ディロン)のドライブ・イン・シアターの登場シーンでは、単なるナンパな不良だと思わせておいて、なかなかの好青年という雰囲気。火事場で子供たちを救ってヒーローとなったけど、ソッシュを叩くという気持ちが変わらない仲間と、弟思いの兄貴(パトリック・スウェッジやトム・クルーズ)たちが和ませてくれる。二つのグループの抗争といった点では『ロミオとジュリエット』や『ウエストサイド物語』を思わせるのだが、『風とともに去りぬ』に共感を得ているようなのだ。
ノースサイドとウエストサイド。どちらの窓からも黄金の夕陽を観ることができる。青春時代に輝くのは一瞬だ。大火傷で瀕死のジョニーが“Stay gold”とポニーにつぶやくシーンが印象的だった。戦いは無意味だ。勝ったとしても、それで何が変わるんだ。かつては自殺願望もあったジョニーだけど、
若手スター大集合といった感じの映画だけど、誰にも人が生きる自由を奪う権利などないといったことがじわりと伝わってくる・・・スティーヴィー・ワンダーのステイ・ゴールドも心地よい。
子どもは、みな黄金だってことだ。
映画「アウトサイダー」
(フランシス・フォード・コッポラ監督)から。
ある方の自己紹介に、好きな映画「アウトサイダー」とあり、
興味を持って観始めた。
私が映画を選ぶきっかけの一つに、尊敬する人や気になる人が
お勧めしている作品を選択することがよくある。
小さい頃からの夢を追いかけ、地道な努力の結果、手にした人が
どんな映画作品に興味があるか、知りたいからだ。
作品解説には、こうある。
「どこにも行き場のない少年たちの姿、行動を描くドラマ」。
確かにストーリーとしては間違いないけれど、きっと、
彼の琴線に触れた部分があるに違いない、と探すことも楽しい。
今回は、物語の最後のフレーズに集約されていた気がする。
「子どもは、みな黄金だってことだ。
子どもの目には、すべては夜明けのように新しい。
夕焼けをながめる心が黄金だ。その心をもちつづけて。
ダラスにも、夕焼けを見せてやれ。この世は素晴らしい」
小さい頃の夢を実現した人って、今でも子どもの心をもっている。
そして、その黄金の輝きを失っていない気がする。
80年前半青春
少年たちは止まらない
僕の感じる不良たちの友情の良さが詰まっていた。
外に対して牙を剥き出し、女の子には格好付けて自分をデカく見せるけど、
仲間には心底優しく、絶対裏切らない、抱えてる心の闇も打ち明けられ、寄り添う。
今の不良作品は、誰が一番強いか、誰が格好良いか。ただそれだけで人間味がなくファンタジーのようだけど、
今作の不良たちは確かに生きてて、僕の青春時代の友人にもこういうヤツいたな、友達といる時一人じゃないと感じれて強くなれた気がしたなと懐かしく思えた。
ポニーボーイとジョニー、マットディロンの関係も良かったけど、お兄ちゃんとの関係性も良かった。
マットディロンの破滅的な性格は青春特有の繊細さの現れのようで悲しかった。彼を正しい道に導いてくれる年上がいたら、彼は大成してたはず…とただただ辛かった。
スティービーワンダーの「STAYGOLD」が沁み行った。
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